新体制のスターダムが木谷オーナーの前で『新日本プロレス超え』をスローガンとして発表!ミラノコレクションA.T.がコーチに就任!
28日、『スターダム新体制スタート直前 戦略発表記者会見&調印式』が東京・HIPERMIX門前仲町にて行われた。
会見には木谷高明オーナー、原田克彦社長、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーが出席。原田社長より新たなスローガンとして『目指せ!新日本プロレス超え』『女子プロレスをもっとメジャーに』が発表された。
これに関して木谷オーナーは「『なに夢物語みたいなこと言ってんだよ』と思った方も多いと思います。シチュエーションとして1つだけ有利なことがあると僕は思っていまして、今あらゆるものが男女を半々にしようとしている。例えばオリンピックだってIOCの方針で出場選手が男女半々になるようにってしていってますし、あらゆる競技がそうなってる。それで『プロレスはどうなの?』って言ったら、世界のプロレスラーを見たら男子100人に対して女子は10も行かないと思うんです。新日本プロレスの場合は、上にちょっと大きな団体があるじゃないですか。スターダムの場合は女子プロレスの団体で世界中に大きい団体あるかって言われたら1つもないんです。例えば(売上が)5億になったら『世界一の女子プロレス団体です』って言えるんですよ。一番になることはとても大変なんです。だから一番になることによって色んなものが集まってくる部分もあるので、一番のスターダムの潜在力、世界的にスポーツの分野で、どんどんどんどんジェンダーレスになって男女平等になって、同じだけ同じようにしようとしてる中で、まだプロレスはかなり未開拓だというところが一番の可能性を秘めたところと感じていますので、ある程度勢いがついてきたら勝手に伸びだすはずです。“新日本プロレス超え”っていうのは夢物語ではないと考えてますし、『新日本プロレスがWWEを超える』と『スターダムが新日本プロレスを超える』のどっちに可能性があるかとしたら僕は後者にかけますね。それくらい未開拓だと考えています」と分析。
続いてミラノコレクションA.T.さんがコーチに就任したことが発表されると、ミラノさんから「私が最初に教わったプロレスは、これを覚えれば世界中どこに行っても誰とでも試合ができるというインターナショナルスタイルでした。そこに、自分が経験したメキシコのルチャと複合関節技のジャベ練習、アメリカのプロレススクールで学んだプロレスの基礎と魅せ方や自己プロデュースのパフォーマンス部分もミックスし、今の時代にはこういうものが合うんじゃないかという発想と、それぞれの長所をとにかく伸ばすという事に重きを置いていこうと思っています。過去に男子も女子も指導をさせて頂いた経験があるので、女子という事にも抵抗はありません。普通の人が3~5年かかるとこを1年で済むような練習を限られた時間でやれたらと思います」とメッセージ。
木谷オーナーも「ミラノさんに関しては、新日本プロレスワールドの中継でよく解説されてると思うんですけど、非常にロジックで物を語られるので気合とか根性じゃなくて『こうした方が上手くなるよ』『こうした方がいいよ』『こうした方が強くなるよ』『こうした方が体にいいよ』と理論的にロジックで選手に指導をしていただけるんじゃないかなと思います」と期待を寄せた。