ザ・デストロイヤーさんの追善大会に『金曜10時!うわさのチャンネル!!』徳光和夫&和田アキ子&せんだみつおが参戦!

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 15日、東京都・大田区総合体育館にて『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に~』が行われ、和田アキ子、せんだみつお、徳光和夫がデストロイヤーさんの思い出を振り返った。

 ザ・デストロイヤーさんは1963年に日本プロレスに初来日し、故・力道山さんとシングルマッチでは通算1勝1敗2分と完全に互角の戦いを見せたライバルとして活躍。今でも多くの選手が愛用する技であり、自身の代名詞である必殺技“足4の字固め”を日本に定着させた。
 その後は故・ジャイアント馬場さんを慕って全日本プロレスの所属となって活躍し、日本ファンの間にも馴染みが深い選手となり、さらにはレギュラー出演していたバラエティ番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』での和田アキ子、せんだみつお、徳光和夫らとの掛け合いがお茶の間でも人気を博した。
 1993年に日本武道館で引退してからも日本のプロレス界の節目には度々来日しており、2017年にはプロレスラー時代から日米両国の友好親善および青少年交流に貢献してきた功績をたたえ、日本政府より旭日双光章が贈られた。そして今年3月7日に家族に囲まれながら自宅のベッドで息を引き取った。

 この日行われた『ザ・デストロイヤー追悼セレモニー~白覆面の魔王よ永遠に~』では、特別来場ゲストとして、ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長、ザ・グレート・カブキ、スタン・ハンセン、新間寿、初代タイガーマスク、和田京平、徳光和夫、和田アキ子、せんだみつおが出席し、他にも日本テレビ全日本プロレス中継チームなどの旧知のマスコミ関係者やグレート小鹿、渕正信、百田光雄、藤波辰爾、小橋建太、菊地毅、秋山準、本田多聞、井上雅央、大森隆男ら縁ある(元)選手たちが並び立った。


 和田アキ子、せんだみつお、徳光和夫の3人がバックステージに戻ると、徳光と和田が横並びのイスの真ん中を譲り合い、せんだの「じゃあ僕が行きますか?」という問いかけを和田が「うるさい!」と一喝するという和やかな空気の中でコメントを開始。

 徳光が「付き合ってきた人の中で思い出が残ってる人と残ってない人がいるんですけど、デストロイヤーは本当に思い出が残ってるんですよ。『うわさのチャンネル』にもデストロイヤーにも、彼女(和田)にもせんちゃんにも感謝してる」と過去を懐かしみながらしみじみと語り、和田も「当時、デスのお家が麻布にあって、ご招待されたんですよ。スタッフと私が全員で行ったら、すごく明るいおじちゃんが『ハーイ!』って出迎えてくれて、みんなで『あっ、デスのお父さんだ』って話してて、『デスはどこにいるんですか?』って聞いたら『ん?ミー!』って言って『エーッ?!』ってなった(笑)それくらい分からなかったんですよ。今から11年前、ニューヨークのアポロシアターってところにアジア人として初めて出たんですけど、そのときにデスが来てくれたんですよ。花束を持って。私、それを思い出しちゃって」と思い出を振り返る。

 そして、徳光が番組中にデストロイヤーさんにかけられた足4の字固めについて話が及ぶと、徳光は「せんださんにかけたときには僕くらいの力でやったと思うの。僕はプロレスの中継やってましたから、本当に痛みを知ってもらおうって8分くらいの力でやったと思うの。ホントにたまらない痛みだった!」と苦笑。
 さらに和田が「リハーサルのときに、本当にたまらない痛みだったら2回叩くことになってたの。でも徳さんが2回叩いたときに私が(デスに)『NO!』っつったの(笑)そしたらデスももっと絞めてたのよ(笑)あのときはアドリブばっかりでしたから」と数十年越しの暴露で笑いを誘った。

 せんだは「お二人がいなかったら僕は全国区になってない。そしてデストロイヤーさんがいなかったら全然全国区になってない。彼女(和田)は大スターの歌手でしたけど、僕はコメディアンとして全国区になった。そしてアナウンサーから初めてコメディアンになった方が徳光さん。これは全部デストロイヤーさんのお陰なんです。全部お陰様です。でも人生はお陰様よりお金様ですから、『(今日の)ギャラは取っ払いですか?』って聞いたら(徳光さんが)『バカヤロー!』って怒ってましたよ」とジョークを交えて語るが、和田が「40年前からギャグが変わってない」とツッコミを入れ、徳光が「せめて闇営業って言ってもらいたい。再来年には“桜を見る会”に呼ばれるかも知れない」とジョークでせんだの上を行った。

 笑顔があふれる中、和田は「悪役でしたけど、日本で頑張ってくれた。日本でプロレスで頑張ってヒーローになれた。プロレスがまだブームじゃなかった頃でしたから。日本のことを一番よくわかってたアメリカ人だったと思います。本当に、素敵でした。本当に愛すべき人でした」と涙ぐんだ。
 すると徳光も表情を引き締め、「デストロイヤーは本当に『うわさのチャンネル』に感謝してましたね。僕は3年前が最後だったんですけど、最初の挨拶が『アッコは元気か?ボスは元気か?』ってそういうアレでしたからね」と語り、せんだが「デストロイヤーも天国で『よく3人来てやってるな』って喜んでくれるかも知れませんね」と朗らかに笑いながら相槌を打った。

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