【試合詳細】10・22 山本裕次郎自主興行 山本裕次郎vsカツオ ミステル・カカオ&CHANGOvs守部宣孝&矢野啓太 石川雄規vs洞口義浩

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『山本裕次郎自主興行Battle and Art Pro-wrestling』
日程:2019年10月22日(火・祝)
開始:15:30
会場:東京都・高島平区民館
観衆:170人(満員)

▼第1試合 タッグマッチ
原学(Team Motion)/○櫻井匠(A-TEAM)
12分0秒 ムーンサルトプレス→エビ固め
清水来人(Team Motion)/●スーパーマッチョモンキー(Team Motion)

▼第2試合 8人タッグマッチ
勝村周一朗(ガンバレ☆プロレス)/ 唐澤志陽(M16TOKYO)/●瓦井寿也(フリー)/川島真織(フリー)
15分27秒 ダイビングフィストドロップ→エビ固め
ザ・ブルーシャーク(フリー)/○たけむら光一(打撃武道我円)/中川達彦(打撃武道我円)/ ジョシュ・オブライエン(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ
○石川雄規(フリー)
12分43秒 胴締めスリーパー・ホールド
●洞口義浩(フリー)

▼第4試合 タッグマッチ
ミステル・カカオ(覆面MANIA)/○CHANGO(フリー)
17分59秒 ダイビングセントーン→体固め
守部宣孝(A-TEAM)/●矢野啓太(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)

▼シングルマッチ
○山本裕次郎(フリー)
14分9秒 顔面蹴り→体固め
●カツオ(道南リング)

山本裕次郎自主興行でバトラーツの遺伝子が集結!バチバチとルチャが共存する大会でカツオとの一騎打ちを終え山本が男泣き!

オープニング


普段はラッパーという今大会のリングアナ・土竜がオープニングで登場。拍手の練習、声の上げ方をレクチャーしたあと、全選手入場式が行われた。入場式の最終入場は興行主催者でメインイベントを務める山本裕次郎。観客を見た時点で目を赤く腫らし、涙声で感謝を述べ、「僕の大好きな選手が試合をするので、ご声援をお願いします」と挨拶。その後、写真撮影会が行われた。

第1試合


マチョモンvs原でスタート。原のハイキックをかわすとマチョモンが上の体勢に。しかし素早く反転し足の取り合いへ。マチョモン再び上になるが原は余裕の表情。原は足の力で弾き飛ばすとここで交代。

櫻井vs清水の場面。櫻井は手四つから腕を取る。清水はヘッドロックに捕えロープに振るが、櫻井も体をぶつけて返す。ここからタックル合戦になるが体格に勝る清水は倒れない。清水もタックルへ向かうが櫻井はここでリープフロッグ。清水は飛んだ櫻井を捕まえるとそのままブレーンバスター。

場外へ転がった櫻井はそのまま原にタッチ。清水はタックルを仕掛けるが原は三角締め。しかしそのまま原を持ち上げるとリフトアップしコーナー隅に。マチョモンはエルボー連打。原はエルボーで返すと、膝蹴りで座らせ背中にミドルキック。

櫻井と原はダブルでキック。ダウンしたマチョモン目掛け、櫻井がライオンサルトで飛ぶとマチョモンは動けなくなる。そのまま複合関節技でつかまえるがマチョモンなんとかロープブレイク。マチョモンはコーナーに押し込むが、相手コーナー側のため櫻井が原にそのままタッチ。張り手を打ち込むマチョモンだったが原は「どうした!練習でやってんのか!?」と檄をとばす。マチョモンが蹴りで打開すると清水に交代。

清水はパワースラムで相手側2人を連続で叩きつけていく。しかし立ち上がった原は清水に飛び込んでミドルキック。続けて櫻井がドロップキック。クロスボディに飛び上がる櫻井だったがこれを清水がキャッチ。高々とリフトアップしマットに叩きつける。蘇ったマチョモンにタッチするとロンダートエルボーからクロスチョップ。さらにブレーンバスターでフォール。しかしこれを跳ね返す。

原「もう沈めていいぞこいつ!」と櫻井に檄。マチョモン意地を見せるも櫻井のドロップキック一閃でカウント2。清水が入りカット。櫻井続けてボディスラムからムーンサルトプレスでピンフォール勝ち。

第2試合


8人中7人が山本の旧所属団体、元所属という同窓会の趣もあるマッチメイク。先発は勝村とシャーク。打撃で間合いを測る。中川vs唐澤の場面となると蹴りの打ち合い。中川は中段蹴り連打から回し蹴り。ロー、ミドル、ローと打ち込んでいく唐澤。掌底、前蹴りで中川をコーナーへ追い込む。ここから瓦井にタッチ。中川はロープに振ると瓦井がタックル。ここで川島と交代。コーナーで踏みつけていくと対角コーナーのたけむらから「50歳に何てことすんだ!」と声が飛ぶ。

中川vs勝村の場面。勝村は足で中川の足の甲を踏みつける。レフェリーに「これ反則じゃないよね?」と確認を求め、「反則じゃない」と答えると「よっしゃー」と元気に足を踏んでいく勝村。ここでタッチしようとするが唐澤と瓦井2人が出ていこうとし、勝村「(こっちのチームは)今日初めて会ったから意思疎通ができないよ」と大きな声で自軍を分析。瓦井は「ちょっとちょっと!」とツッコんだ。

ジョシュvs川島の場面。ジョシュは余裕をもって川島を押し込んでいくが、川島はタックルからロープに飛んでフライングラリアート。さらに対角線に飛ばしエルボーとラッシュをかける。ジョシュは川島をリフトアップしそのまま投げ捨てると、ポストに登りダイビングエルボー。川島を自コーナーに引きずり、たけむらに交代。ギロチンドロップから浴びせ蹴り。シャークに代わるとソバット、フライングクロスチョップを叩き込みカウント2。川島が捕まる展開に。

中川はコーナーでミドルキック連打。たけむら河津掛けからジョシュはストンピングの雨あられとシャーク軍は止まらない。さらに起こして逆水平。コーナーに戻してたけむらはレフェリーのブラインドをついて、こぶしグリグリ。シャークに交代するとポストに張り付けミドルキック。逆さ吊りにしてどてっぱらにドロップキック。ふらふらの川島をボディスラム。コーナーからダイビング・ヘッドバット。ローリングソバットからエルボーを打ち込むと、ブレーンバスター。しかし投げ切れずに川島が逆に高速ブレーンバスターで切り替えし反撃。瓦井にタッチすると、中川&たけむらが立ちはだかる。打撃からロープに振ると瓦井は2人まとめてラリアット。瓦井が担ぎ上げると唐澤とバックフリップからの連携攻撃。フォール体勢でカウント2。たけむらが入るとカナディアンバスター。ここでフォールもチームメンバーがなだれ込み、カットされる。リング上の瓦井とたけむらを残し、ここから場外乱闘へ。たけむらはノーザインライト・スープレックス。中川が入りハイキックを打ち込むと、さらに浴びせ蹴り。たけむらは打撃ラッシュ。シャークがツームストン。たけむらのダイビングフィストで3カウント。

ゴングが鳴り終わるとは8人全員がシェイクハンド。旧交を温めあった。

第3試合


静かなグラウンドの立ち上がり。洞口が攻めていくが石川はマウントを取られても足首をひねりすぐに脱出。洞口は優位に進めようと上のポジショニングを取るのだが、石川は腕を取りすぐに形勢逆転。洞口はヘッドロックの体制とるも、またもや腕を取られて腕ひしぎ。洞口、ロープブレイク。

5分経過。石川も飛行機投げからの連携で攻めだす。洞口もフロントフェイスロックで対抗。しかし極めきれずに石川もチキンウィングファイスロックで返していく。洞口は三角締めを狙うがクルックヘッドシザース。

10分経過。石川優位の展開となり、STFから脇固めに移行。洞口何とか逃げるも、胴締めスリーパー・ホールドでタップ。

第4試合


まずはカカオと矢野でスタート。矢野のカニばさみからグラウンドの展開。矢野と守部が交代するとヘッドロックで攻め立てる。カカオはすぐに足をすくい取り返すとアームホイップ。守部は腕ひしぎ。これは決まらずフロントフェイスロックの体勢となるが、カカオがアームホイップを決めると守部すかさず場外へ転がる。

CHANGOvs矢野の場面。矢野は足を引っ掛けCHANGOをコーナーにぶつけると、CHANGO、カカオを次々投げ飛ばし、守部も加わりレフェリーを中央に置きエストレージャの形となる。「ギブアップ?」と選手に聞くレフェリーだが、背後にいる選手がレフェリーの臀部を蹴るという展開に。

守部はエルボーからCHANGOをシーソーホイップ。矢野はエプロンからロープ越しに飛び込みトペ・アトミコ。守部もトペ・アトミコで飛ぶ。守部フォールもカウント2。足をロックされたままフィストドロップなど、守部が捕まる展開は続く。CHANGOの顔目掛けて膝を落とし、2人がかりのブレーンバスター。これはDDTで切り返す。カカオがゼロ戦キック。守部は走りこんでスタナー。カウント2。

守部vsカカオの場面となり、カカオがダイビングボディアタック。CHANGOも入り、ダブルのドロップキックを放つ。続いてカカオとCHANGOがダブルでプランチャ。CHANGOは矢野にマンハッタンドロップからフランケンシュタイナー。さらにトップロープからダイビングセントーン。3カウントが鳴らされた。

第5試合


カツオの平手打ちが口火となり、山本は逆水平。カツオは両腕を使ったダブルチョップ。山本、走りこんでのミドルキックとだ打撃戦からスタート。山本はロープに飛ぶがカツオはこれをショルダータックルで返す、山本がエプロンに出たところでカツオはラリアットを打ち込んでいく。さらに逆水平チョップ。山本はロープ越しに卍固め。レフェリーのチェックが入りブレイク。山本は関節技に持ち込もうと試みるが、カツオはパワーで弾き飛ばしマットにたたきつける。さらに山本の背中目掛けて重低音キック。

山本はエルボー。互いに挑発して打ち合うとカツオのエルボーで山本ダウン。「営業で疲れてるんじゃねえか、テメー」と山本の頬を張っていく。ここから張り手と逆水平の打ち合いに。再びロープによろける山本だが、カツオはひるまず逆水平を打ち、コーナーに追い込むと連射。カツオは「お前らの応援が足りねえんだよ!」と観客をあおると、真っ赤に腫れた山本の胸板をさらに張っていく。張り手を4発撃ちこんでさらにラリアット。頭を引っこ抜くようにコーナーに山本を投げるが、走りこんできたところをフロントキックで迎撃される。突進を止めた山本はそのまま抱えて水車落し。

ランニングミドルキック。ダウンするカツオにアンクルホールドと攻めたてる山本。裏投げの体制をこらえこれをこらえると、エルボー。3発のエルボーの後ロープに飛ばし、カツオ切り替えしてラリアットでダウン。コーナーに押し戻すとぶちかまし。さらにリバース・スプラッシュ。パワーボムの態勢に入るも堪えられる。

10分経過、カツオのヘッドバットで山本はヒザから崩れ落ちる。ここからカツオはシットダウンパワーボムでカウント2。カツオはロープに飛んで追撃狙うも山本これをガード。されどカツオはヘッドバット。山本再びよろける。カツオの攻撃を前蹴りでなんとか止めるとキック、キックと速射砲。カツオが下がると捕まえて裏投げへ。走りこんでミドルキック。座り込んだカツオの顔めがけて顔面蹴りでカウント3。

両者ダウン状態の両者であったが、マットに両手をつき、頭を垂れあう両者。レフェリーは山本の腕を上げる。胸板同様、目を赤く腫らす山本。

エンディング


山本「途中から僕、記憶がなくて。自分が勝ったのか負けたのかもわからないんですけど(客席から「勝ったよー」の声)、(試合後は)酒を飲んでワーッと叫びたいなあと思ったんですけど 頭痛くて酒飲めないっすよね、これ(笑)。カツオさん、今日はありがとうございました。初めての自主興行。こんなにいっぱいで。全然スカスカになるかと思ってたんですけど、こんないっぱい集まってくれて、ホントにありがとうございました。(場内から拍手)

真面目に言いたいことがあるんですよ。僕はね、カツオさんに道南リング呼んでもらって、北海道に呼んでもらって。カツオさんにかけてもらった言葉。そっくりそのままお返ししますよ。僕のリングに来るなんて、カツオさんにとってリスクしかないのに、受けてくださって、ホントにホントにありがとうございました。

1つ、勝っても負けてもこれだけは言おうと思ってたんですよ。ホントにありがとうございました! 頭打って記憶が飛んでも言おうと思ってて。ええと、あと何言おうと言思ったんだっけ。忘れちゃったよ。あれだ、次回大会の告知だな。あ、“告知”ってもう言っちゃったよ。次回大会、2月11日。ここまで一括りと思ってて。今日お客さん来なくてもやろうとは思ってて。こんなにいっぱい来てくれて収支も余裕が出てきたので、心に余裕をもって次回大会をやります! なのでカツオさんもぜひ次回大会、上がってください! その顔は、OKですね! ありがとうございます! カツオさんを函館に囲っとくのはもったいないと思ったので。カツオvs裕次郎、もっといろんなところでやりたいので。ちょっと応援してください。で、同じカードだと面白くないので、いや面白いかもしれないけど、ちょっと寝かせます。カツオさん、もっとバチバチしたいと思いませんか? 僕よりバチバチできる原さん、矢野さん、出てきてください」

矢野「きょうはありがとうございました。矢野啓太? NONONONONO、俺らはもう矢野啓太じゃない。バトラーツの矢野啓太は2015年千住大橋から荒川に飛び込んで死んだんだよ It Be!It Be! KEITA is momentだ」

山本「…だそうです」

原「今日はありがとうございました。おい、ユウジロウ、泣くタイミング違うだろ(場内爆笑)。一番最初に泣いてただろ。ホントはすべて終わって今泣くとこだぞ。完全におまえぶっとんでんな。こういう試合、最高に楽しいよな。カツオも最高に好きだろ、こういう試合。そしたらな、俺が、もっとお前らを気持ちよくさせてやるからな」

山本「そんなこといってますよ、カツオさん、どうしますか? カツオさん組みます? そんなに言われたら僕ら組んでぶっ倒したほうが。どうですかカツオさん。ねえ。(マッチメイクは)抽選とかにしようと思ったんですけど、あんなに威勢のいいことを言われたので僕らも黙ってるわけにいきませんよね。じゃあ最終試合で山本裕次郎&カツオ組vs原学&矢野啓太組で、やりましょう! もう1回言いますよ。2020年2月11日、火曜日、祝日。今日と同じ火曜日祝日。高島平。同じ場所ですよ! じゃあ、もう締めの言葉とか、頭ぶっとんじゃったんで、終わりです。何となくなく終わりにします。でもホント、今日はありがとうございました!」

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