RIZIN.17で川尻達也がUWFインターナショナルの魂で完勝し「俺はRIZIN王になる!」

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 28日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.17』が開催され、第6試合で川尻達也とアリ・アブドゥルカリコフの試合が行われ、川尻が判定勝利を収めた。

 川尻は昨年末の『Cygames presents RIZIN 平成最後のやれんのか!』に出場して以来のRIZIN。今年初のRIZIN本戦となったこの試合、散打の名手であるアリはスタンド戦を狙おうとするが、川尻でグラウンド戦で川尻が上回り3R開始とともにアリが打撃戦で猛攻をかけコーナーまで押し込んでいき崩れ落ちた川尻をグラウンドに引き込んでいくが、川尻は体勢をスイッチしながらアームロックへ。時間はかかりながらもアリが脱出すると川尻は即座にマウントを取り上から肘やパンチを打ち下ろす。終始川尻優位の展開となるも決めきることは出来ず3R終了のゴング。
 判定の結果、3-0で川口の勝利が告げられた。

試合後、リング上でマイクを取った川尻は「勝てなくて、自分に自信が持てなくて、それでも辞められなくて……今日やっと勝てたぞーッ!俺は!RIZIN王になる~ッ!一言だけ。格闘技最高!今日は花火大会だからいっぱい花火打ち上げようね!」と叫ぶと観衆は大歓声を贈った。

 試合後、川尻は「久々に自分らしい試合というか、自分以上の試合が出来た。いつも接戦でいつも取りこぼして、このパターンだと3Rでやられるのが今までの俺だったんだけど、3R目攻められたんで。もっと昔の自分より強くなったかなと。一歩乗り越えられたと思います」と笑顔。
 そして対戦相手のアリについては「向かい合って分かった。アリって相当強いですね。俺だから勝てたかなって感じです。ヤバいですアイツ」と高く評価しつつ、「僕がアリに勝てたのは年齢と、結局根性だけだった。気合で、気持ちで、根性でアリを上回った。俺の勝因は根性かな。最後はメンタルだから。練習は気合と根性だけじゃダメだけど、リングに上がったらいちばん大事なのは気合と根性だからね。ホント41歳になって大分ナメられてるんで。ファイターにもね、RIZINの運営にもべ、みんなからナメられてると思ってんで。『40代ナメんな』って感じで。全部ナメてる奴らの思いを覆したいという思いで必死に戦いました」と表情を引き締めた。

 しかし、バックを取られてからアームロックで切り返した攻防について聞かれると川尻は破顔し、「僕、Uインターの大ファンだったので、Uスタイルです(笑)高田さんから桜庭さんに継承されて、僕は継承されてないけどUが大好きだったんで(笑)U、得意でしょ?バック取られてからのアームロック。その系譜だと思って下さい。……とか言ったら怒られちゃうな(笑)」とUWFインターナショナルの魂が勝因であったことを明かした。

▼RIZIN MMAルール(肘あり):5分3R【71.0kg】
○川尻達也
3R 判定0―3
●アリ・アブドゥルカリコフ

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