引退した浅倉カンナが「今の気持ちはホッとして清々しい気持ちが大きいです」「化粧とかちゃんとして出かけたりしたい(笑)」

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 29日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN.48』が開催。第7試合では伊澤星花vs.浅倉カンナが行われた。

 2016年に19歳でRIZINデビューした浅倉カンナは、RENAを倒しジョシカクの中心人物へ。当時は那須川天心との交際も話題に。継続的にRIZINに参戦していたが、スーパーアトム級王座は浜崎朱加に阻まれ戴冠することができず。現王者の伊澤星花が最後の相手を務める事となった。


 試合は打撃では互角になるものの、伊澤がタックルを仕掛けてテイクダウンを奪うとサイドポジションからコツコツ殴って浅倉をコントロール。ノースサウスチョークで捕らえて絞り上げるが、浅倉は持ち前の身体の柔らかさで耐えていく。動きが封じられる場面が目立った浅倉だったが、3R終了間際にはがむしゃらに殴りかかり、踏みつけなども見せてすべてを出し切った。
 判定3-0で勝利した伊澤だったが「自分としてはすごい情けない試合になってしまったんで、もう1回出直してきたいと思います。もっともっと強くならないといけないと思うので、今よりもっと追い込んでしっかり倒せる打撃を作って寝技でも決めきれるような強い選手になりたいと思います」と涙。

 最後の試合を終えた浅倉は「今日の試合、最後で色んな意見があった中で自分はSNSで発言するのが苦手て、試合で結果で出そうと思ったんですけど伊澤選手強かったです。でもこうして対戦を受けてくれたことほんとに感謝しています。星花ありがとう」と笑顔で感謝。
 そしてRIZIN関係者やチームメイト、ファンなどに一つ一つ感謝の言葉を残し、「お父さん、天才とも才能があるとも言われた事がない私を諦めずに強くしてくれてありがとう。お母さんもどんな時も味方でいてくれてありがとう」と家族へ感謝する。

 引退の10カウントゴングを終えた浅倉は「なんかもう、本当に色んなことを思い返して。自分が言うのもなんですけど『よくここまでやったな、自分』っていう感情でした。格闘技が今までは日常に当たり前にあったので、その格闘技が無い生活も楽しみたいと思っています。化粧とかちゃんとして出かけたりしたい(笑)今の気持ちはホッとして清々しい気持ちが大きいです。今日までたくさん本当にありがとうございました。今日で格闘家として最後の舞台を踏み切ることが出来ました。本当に感謝しています。ありがとうございました」と挨拶し、8年間の格闘家生活を終え普通の女の子へと戻っていった。

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