桜庭和志の息子・大世が親の七光りを自覚も「SSAは思ったより小さい」と余裕の笑顔!対戦相手の矢地祐介は終始イライラでぼやく

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 20日、都内某所にて12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』についての記者会見が実施。桜庭大世のRIZINデビュー戦の相手が矢地祐介に決定した。

 桜庭大世は、日本総合格闘技界の立役者である桜庭和志の息子。
 今年7月の『超RIZIN.3』にて桜庭が“秘密兵器”としてお披露目し、大晦日RIZINでデビューさせるべく練習させていることを明かしていた。
 大世は柔道をバックボーンに昨年9月のクインテットで内柴正人を相手にプロデビュー。内柴からヒザ十字でギブアップを奪い、今年K-1アマチュアにもデビュー。立ち技もMMAもこなす大世のRIZINデビュー戦を誰が務めるのか注目が集まっていた中、RIZINの顔の1人である矢地祐介が抜擢された。

 会見に出席した大世は「自分が日本で一番大きいRIZINっていう団体で大晦日という大きな舞台に立てるのは、親の名前でしか立てないと思ってて。しかもぺーぺーなんで。とにかく精一杯頑張ろうと思ってます。人の感情を揺さぶるような試合をしたいと思ってるので、楽しみにしていてください」と親の影響を受け入れつつも爽やかに挨拶。
 対戦相手の印象を聞かれた際には「ベテランですごいマッチョ」と格闘家としての強さではなくほぼ見た目の印象だけで語り、「僕が勝ってるところは、逆になにも知らないところかなと思います」と答える大胆不敵ぶりを発揮する。

 対する矢地は、終始渋い顔。
 「う~ん、嬉しいけど、試合決まったことは。相手がデビュー戦?っていうところで今回ちょっと複雑な気持ちになりまして……。僕ももう良い年齢になってきて、若手の相手をしなくちゃいけなくなったのも重々承知してますし、大晦日っていうこともあって、こういう有名な選手の息子さんみたいな、話題性のあるカードが必要なのは分かってます。僕自身PRIDE大好きだったんで、庭和志選手の息子さんと試合ができるのは嬉しいんですけども。大世くん、とてもいい子なんで言いづらいんですけど、どうやら桜庭さん陣営から『矢地くんどうかな?』みたいな話があったみたいで。『なんだそれ!ナメてんのか!』と。いやいやちょっと待てと。ナメられがちな僕ですけど、15年くらいプロやって、第一線で活躍してきた自負もあるので。『その俺を名指しするとはまあまあ中々ナメてんな』と思ったのが正直な気持ちです。ただ、あんなレジェンドファイターさんの息子さんですし、組技のスキルもあるみたいですし、デビュー戦と言えど何してくるかわからない、どんなポテンシャル持ってるかわからないんでしっかり気を引き締めて闘いたいと思いますけど……。『矢地はちょっと怒ってるぞ』ってことを皆さんに伝えたいと思います。当日はいい試合するつもりなんてなくて、MMAの厳しさをしっかり教えて叩き潰したいと思ってます」と長々とぼやき続ける。

 大人として言葉を選びながら文句を言い続ける矢地に対し、大世は終始明るい笑顔。
 この試合に向けて父となにか話したかを問われると「(アドバイスは)あんま無いかもしんない。『頑張れ』『一生懸命練習しろ』みたいな感じです。(セコンドには)めんどくさがり屋なんでもしかしたら付いてくれないかもしれないですけど、聞いてみます」と回答。

 さらに「7月のRIZINに出たときは、何回かお父さんの試合とか来てて、身体がちっちゃいのもあったんですけど、すっごい大きい会場で。メッチャ人がいるみたいなイメージだったんですけど、この前リングに上った感じは……全然悪い意味とかじゃなくて『思ったよりも小さいな』と。ここの上だったらいい感じの緊張感で闘えるなと思いました」と語るなど、とてつもない大物の器を感じさせた。

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