棚橋弘至がG1 CLIMAX初参戦のKENTAに「1人迷子が入って来ている」

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 13日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』が行われた。

 この日の第3試合では、成田蓮&海野翔太&棚橋弘至vsカール・フレドリックス&クラーク・コナーズ&KENTAの6人タッグマッチが行われ、棚橋とKENTAが初めてリング上で肌を合わせた。
 フレドリックスとコナーズは新日本プロレスのLA道場の出身であり、柴田勝頼の指導を受けたアメリカのヤングライオン。柴田の大親友だというKENTAもアメリカ帰りであり、このカードは翌日のG1 CLIMAX公式戦で行われる棚橋vsKENTA戦の前哨戦としてだけではなく、日本とアメリカの対抗戦とも呼べる試合としても注目を集めていた。

 日米のヤングライオン同士が意地をぶつけ合ってバチバチと打ち合う中、KENTAは棚橋を強く意識し海野や成田を片手間にあしらう力量差を見せつけながらコーナーに控える棚橋に一撃入れて挑発していく。
 これに応えて棚橋が飛び出していくと、両者は激しいエルボー戦を繰り広げ、これを制した棚橋がフライング・フォアアームやサンセットフリップを見舞い、KENTAのgo 2 sleepをかわしてドラゴンスクリューからのテキサスクローバーホールドと必勝パターンに持ち込むが、スリングブレイドを狙った棚橋にKENTAがブサイクへの膝蹴りでカウンター。
 互角のまま両者の対面は終わり、最後はフレドリックスが成田から逆片エビ固めでタップを奪った。

 試合後、KENTAは「棚橋、やり足りねぇな。まあ明日、1vs1で正々堂々と決着つけてやろうかな」と涼しい顔で語る。

 しかし、棚橋は「G1 CLIMAXに1人、迷子が迷い込んできている。自分がどう行けば良いのか完全に見失っている、1人迷子が入ってきてるから。ヒデオなのか、KENTAなのか、それとも……“ケンタきゅん”なのか……。明日ハッキリさせてやるよ」とニヤリと笑ってKENTAを挑発。翌日のメインイベントでのKENTA戦へ自信を見せた。

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