“大鵬三世”納谷幸男がDDT所属後初戦で藤波辰爾から飛龍の洗礼!藤波は「やっぱり血は争えない」と納谷を評価

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 1日、愛媛県・アイテムえひめにてDDT『WRESTLE MATSUYAMANIA 2019』が行われ、“大鵬三世”納谷幸男がDDT所属後初試合を行った。

 “横綱”大鵬の孫であり“関脇”貴闘力の長男である納谷は2017年に“初代タイガーマスク”佐山サトルの指導を受けてプロレスデビュー。
 その後リアルジャパンプロレス所属として佐山と新間寿のもとで選手活動を行ってきたが、試合数の少なさや自身が思う方向性の違いから試合後に「こんな団体辞めてやる!」と激怒することもあった。
 そんな中、2月のDDT両国国技館大会に出場した納谷はDDTへ興味を持ち入団を決意。会見では「DDTはバランスがいいと言うか、いろんなことが出来る人が集まってるという印象があります。どんな試合でも僕は挑戦したい。路上プロレスとかもやってみたいです。NGは無いです。DDTの多種多様なプロレスの中で自分のやってみたいことをすべて味わいたいと思っています」と思いを語っており、7月にはリアルジャパン時代に因縁が生じていた鈴木秀樹とのシングル戦も発表された。

 この日のDDT所属後初試合は、谷津嘉章&高木三四郎&納谷幸男&ライジングHAYATOvs藤波辰爾&竹下幸之介&彰人&勝俣瞬馬とレジェンドも交えた8人タッグ戦。
 谷津と藤波の対面で試合が始まると、熟練のレスリング戦を展開し会場は大きく湧く。続いて出てきた納谷は竹下とチョップやタックルなどの肉弾戦を繰り広げ体格を生かして竹下を圧倒するものの、ALL OUTのコンビネーション攻撃に苦戦。これを救出したHAYATOもALL OUTの面々に捕まってしまうが竹下にニールキックを見舞ってなんとか生還。
 続けて谷津が飛び出していき、全員をフロントスープレックスで投げ捨て、高木、HAYATOを交えて監獄固めの共演。続けて高木は「藤波!見とけ!」とドラゴンリングインを見せると、藤波もコーナーポストに上がりかけるが未遂に終わり、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで高木を痛めつける。納谷は藤波に強烈なぶちかましで吹き飛ばすが、追撃を狙ってところで藤波に捕縛され、ドラゴンスリーパーが決まると無念のタップ。

 試合後、納谷のレスリング技術の未熟さを指摘した高木は、レスリングでオリンピック出場経験のある谷津に納谷の指導を依頼。谷津は快諾して納谷と握手を交わしつつ「気持ちで負けるな!これからのレジェンドを作らなきゃいけないんだから!」と納谷を激励。
 納谷が「藤波さん、強かったっす。でもレジェンドを経験できたのは本当に良かったです。谷津さんも藤波さんも経験できた。シングルが決まっている樋口和貞戦、鈴木秀樹戦に向けて頑張っていきたいです」とコメントすると、高木は「そんないい子ちゃんしなくていいよ!いつでも『こんな団体辞めてやる!』って言うくらいの気持ちでドカンと行け!」と発破をかけた。

 一方、藤波は谷津と対峙したことについて「いきなり彼が出てきたからね、これは受けなきゃいかんなと思って行ったんだけど、同世代だけど、彼も元気だね」としみじみと語った。
 そして納谷については「芯がしっかりしてるから、あれはちょっとタイミングを覚えてあの体を活かしきったらスゴいだろうね。見よう見まねで我々とあれだけやれるんだから。やっぱり血は争えないというかね」と納谷の将来性を評価した。

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