“レジェンド”秋山準が学生プロレスの選手に基礎を徹底指導! 3・12所沢で異例のプロ・学生交流戦が実現
過去にGHCヘビー級、3冠ヘビー級、KO-D無差別級王座などを戴冠したプロレス界の“レジェンド”秋山準(DDTプロレス)が、学生プロレスの選手たちにプロレスの基礎を徹底指導した。
かつて全日本プロレスのジャイアント馬場さんが当時、学生プロレスラーだったMEN'Sテイオーに「ケガをされては困る」として指導を行ったことがあった。今回、その歴史を踏まえ、CyberFight高木三四郎社長が馬場さんの愛弟子である秋山に学生プロレスラーへの指導を依頼し実現した。
DDTでは1月29日の東京・後楽園ホールで高木、阿部史典のチーム煩悩大社長がどインディー、アマチュア、学生などの垣根を取り払って参戦を募り、「ノーギャランブルマッチ」で対戦。その際に出場した学生プロレスの "母の子"マザコンキッド、グレート-GO-カーン、マチョ・ギャローズ、どぴゅー♡マッキンタイアが選抜され、今回の練習に参加した。
柔軟体操をすませると、秋山は後ろ受け身、ロックアップ、ヘッドロック、腕の取り方、ボディスラム、ロープワークと、“王道仕込み”のプロレスの基礎を入念に教えた。
指導を終えた秋山は「ちょっと彼らのやり方とは違う部分もあって、やりづらかったかもしれないですけど、教えることはまだまだたくさんあります。好きでプロレスをやってくれているのはうれしいですし、このなかから一緒にリングに上がって、やる子もいるかもしれない。社会人になっても、プロレスが好きで見てもらえればいい。(プロ・学生の交流試合は)それはそれでいいと思います。皆さんを楽しませられるんであれば。それで彼らがヤル気になってくれるんであればいい。学生プロレスの選手で、DDTに入りたいという子がいれば歓迎します」とコメント。
同団体では、3月12日の埼玉・所沢航空記念公園野外ステージ大会で、「学生プロレス応援スペシャル6人タッグマッチ」として、異例のプロ・学生交流試合(HARASHIMA&グレート-GO-カーン&"母の子"マザコンキッドVSアントーニオ本多&マチョ・ギャローズ&どぴゅー♡マッキンタイア)の一戦が組まれた。
秋山の指導を受けたマザコンキッドは「貴重な時間でした。本多さんはサークルの先輩なので、一泡吹かせられるよう精いっぱい頑張ります」、GO-カーンは「日頃、動画とかを見てマネするだけで本質が分かってなかったんですけど、少しはそこに触れられたと思う。所沢も気合入れて頑張ります」、ギャローズは「馬場さん、アントニオ猪木さんに続く伝説の秋山さんと練習させていただいて光栄です。所沢でも見ていただけるということで、いい試合ができるよう頑張っていきたい」、マッキンタイアは「貴重なことを教えていただいたうえで、秋山選手に、それを取り入れるかどうかは私たち次第だと言っていただきました。自分は全部吸収して取り入れたいと思います。所沢でも頑張ります」と述べた。
なお、所沢大会では、そのほかに、21日の後楽園大会で行なわれるKO-D無差別級選手権の前哨戦(火野裕士&MAO&大石真翔VS納谷幸男&樋口和貞&石田有輝)、秋山VS正田壮史の「スペシャルチャレンジマッチ」などがマッチメイクされている。