“大鵬三世”納谷幸男が先輩MAOに豪快勝利で『D王』初白星!火野裕士は2連勝でBブロック単独トップに

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 DDTプロレスが11月3日、横浜ラジアントホールでシングル最強決定リーグ戦『D王 GRAND PRIX 2022』第2戦を開催。Bブロック公式戦で、“大鵬三世”納谷幸男が先輩のMAOから豪快勝利を挙げ、リーグ戦初白星をマークした。

 納谷は“昭和の大横綱”大鵬さんを祖父に、大相撲元関脇・貴闘力氏を父にもつサラブレッド。初代タイガーマスク(佐山聡)に師事し、リアルジャパン・プロレス(現ストロングスタイル・プロレス)に入門し、2017年9月にデビュー。その後、2019年5月にDDTに移籍したが、なかなか頭角を現すことができなかった。一方のMAOは2015年8月にDDTでデビューしており、納谷より2年先輩にあたる。

 201センチ、110キロとスーパーヘビーの納谷に対し、MAOは180センチ、85キロでジュニア体型。体格的には圧倒的な差があるが、MAOは離れて戦い、ミドルキック、大阪臨海アッパー、パンチ連打で攻め立てた。納谷は串刺し式ボディアタック、チョークスラムで反撃。納谷のニーリフトをしのいだMAOはウラカンラナで丸め込むもカウントは2。納谷はバックドロップからニーリフトで決めにいくも、MAOはクリア。ならばと納谷は2発目のバックドロップで3カウントを奪取した。

 先輩超えを果たした納谷は「何をしてくるか分からない相手だったんですけど、どうにか勝つことができてよかった。次は(11・12大阪で)クリス・ブルックス。クリスも何してくるか分からないし、丸め込みされたりすると思うんで、対策して勝ちたい。このまま勝っていけば、決勝に進むチャンスもあると思うんで、しっかり勝っていきたい」と気を引き締めていた。

 MAOは「アイツ、俺のことすごく研究してきやがった。もっと簡単にやれると思ってたけど、甘くなかった。火野(裕士)さんと出会う前の納谷だったら余裕で俺の勝ちだったと思う。65%の力で勝てたと思うけど強くなった。オマエのリアルなジャパンを見せてもらった。今回のD王は(相手が)デカいので、反省します。僕が一番軽いんで。創意工夫だけで戦っていきます」と話した。

 また、この日、火野はKANONと公式戦で対戦。両者は出身団体は違うが、ともに師匠(TAKAみちのく)が同じとあって、兄弟弟子のような関係だ。KANONはドロップキック、コブラツイストで攻め立てるも、火野は強引にスタンドでのドラゴンスリーパーで絞め上げてギブアップを奪った。

 開幕から2連勝で勝ち点を4に伸ばし、Bブロックの単独トップに立った火野は「義理の弟よ、ダムネーション(T.A)みたいな悪いチームに入ったんやから、もっと悪いことしてきたらええのに。こんなんじゃワシには勝てへんぞ。でも、オマエのオリジナリティあるコブラツイスト、なかなかよかった。また遊ぼうや」と余裕のコメント。

 これで2連敗となったKANONは「火野裕士、ああいうのをもってるのね。2敗しちゃった。次(11・5横浜=昼の部)はMAO。何してくるか分からない。楽しみだね」と話した。

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