上野勇希がKO-D無差別級王者クリス・ブルックスとの最後の前哨戦を制す!「両国では絶対に勝つ。その先には、僕がチャンピオンでみんなが楽しんでます」

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 DDTプロレスが11月3日、東京・新宿FACEで「Road to Ultimate Party 2023 in SHINJUKU」を開催した。同12日の東京・両国国技館でクリス・ブルックスの持つKO-D無差別級王座に挑戦する上野勇希が最後の前哨戦を制して弾みをつけた。

 両者による前哨戦は10・22後楽園に続き2度目。そのときはクリスが上野から直接勝利をマークしている。この日、クリスは正田壮史と、上野はMAOと組みタッグマッチで激突。

 互いに意識し合ったクリスと上野はバチバチの戦いを展開。クリスが豪快な雪崩式ダブルアーム・スープレックスを見舞えば、上野は後頭部にシャイニング・ウイザードを叩き込む。上野とMAOが合体式のMADMAXを正田に決めれば、クリスはダイビング・ダブルニーでカット。クリスはエプロンで上野にツームストーン・パイルドライバーを叩き込む。上野が正田にサドンインパクトを決める。上野がドロップキックでクリスを場外に落とすと、すかさずMAOがラ・ケブラーダで完全排除。最後は上野がJul.2(ローリング・ギロチン式エースクラッシャー改め)で正田からフォールを奪った。

 試合後、クリスと視殺戦を繰り広げた上野は「KO-D無差別級、すごい試合になるとか、しようとか考えなくても、私たちならその先にいける。俺はクリスに絶対勝つ。すごい試合が両国ではいっぱいあります。でも僕とクリスの夢の先、DDTを大きくしようって、いっぱいの人に見てもらおうって。僕とクリスの戦いのその先には、僕がチャンピオンでいて、みんなが楽しんでますんで、応援よろしくお願いします」と力強くベルト獲り宣言。

 バックステージで上野は「クリス、最高のチャンピオン。ずっと獲りたかったKO-D無差別級、DDTを背負うため、顔になるため、やりたいことはいっぱいある。でも一番やりたいのは、ほかの試合より、いい試合するんじゃない。クリスに勝って、クリスに僕の思いを全部届ける。クリスの持ってるもの全部もらう。その先にはいろんなものが見えてくることでしょう」と熱く語った。

 一方、王者のクリスは「今から両国だけ。まだまだ僕のドラマチック・ドリームは終わってない。両国、絶対勝つ」と王座死守を誓った。

 また、両国で一騎打ちを行う佐々木大輔と遠藤哲哉が6人タッグマッチ(佐々木&KANON&MJポーvs遠藤&納谷幸男&瑠希也)で前哨戦。佐々木は遠藤にイス、急所攻撃を見舞うなど過剰に意識。試合はKANONがジャストコブラツイストで瑠希也を仕留めた。試合後、遠藤は「いつまでこんなことやってんだ。佐々木、オマエは時代に取り残されてるんだ。アンタと過ごした6年間、最高だった。かけがえのない6年だった。もう、その思い出汚すのはやめにしないか。いまだにあの6年超えられるとは思ってねぇ。ただ俺のなかで答は出てんだ。俺はバーニングの遠藤哲哉だ」とマイク。佐々木は「哲哉! 言いやがったな。俺は時代に置いていかれてる? 俺がいるところが時代の中心だ。両国は俺とオマエの一騎打ち。俺とオマエの話だ。楽しみにしとくぞ」とコメント。

 なお、両国で行なわれるKO-Dタッグ王座戦(王者組=高尾蒼馬&翔太vs挑戦者組=高梨将弘&アントーニオ本多)の前哨戦が高尾と高梨のシングル戦で組まれ、高梨がバッカスで丸め込んで勝利。「今日の負けは悔しいけど、両国が本番なので。俺と翔太でこれからも防衛する」(高尾)。

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