ジャイアント馬場風レスラーとしてデビューした石川修司が全日本プロレス入団!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 NEW YEAR WARS【開幕戦】』にて、石川修司が全日本プロレスへ入団することが発表された。

 石川修司は2002年にDDTに入団し、紆余曲折を経てジャイアント馬場の動きを真似るレスラーとしてデビュー。伸び悩む時期が続いたが2005年にユニオンプロレスに移籍してから現在の巨体を活かした豪快な肉弾戦に開眼。その後は大日本プロレスでデスマッチヘビー級王座、ストロングヘビー級王座、タッグ王座を獲得し、DDTでもKO-D無差別級などの各種タイトルを獲得。インディー界の強豪としてその名を轟かせた。

 ユニオンプロレス解散後はフリーとして各団体を転戦していたが、全日本プロレスで2017年にチャンピオン・カーニバル初出場にして初優勝。幾度となくシングルで激突した諏訪魔とは絆が芽生え、“暴走大巨人”としてタッグを結成し、2017年の世界最強タッグリーグ優勝、2度の世界タッグ獲得などの活躍を見せるなど、フリーの選手でありながら全日本プロレスの中心選手と言っても過言でない存在感と観客の支持を得ていた。

 新年最初の大会で恒例となっている定期参戦選手の入団発表を観衆が心待ちにする中、会場に石川の入場曲が鳴り響くと会場は大きく沸く。
 全日本プロレスの赤いジャージに身を包んで登場した石川は、「皆さんあけましておめでとうございます。今年より全日本プロレス所属として闘わせていただくことになりました。明るく激しく、そういうプロレスを全力でしていって、全日本プロレス盛り上げたいと思いますんで皆さん応援よろしくおねがいします」と挨拶した。

 バックステージに戻った石川は、「ここ2年くらいフリーとして全日本プロレスに呼んでもらっていて、戦いもその中で充実してましたし、諏訪魔選手との出会いだったり。あと大きかったのはこうやって全国各地を回って、もっとこの全日本プロレスを微力ではありますけど届けたいなという気持ちが強くなりまして。その気持ちが強くなったところで今回(入団の)話をもらったんで、入団させてもらいました。全日本プロレスに上がることで自分のレスラーとしてのキャリアが上がったと思うんで、今以上の戦いをすることが全日本プロレスに対して恩返しになる。自分の体の続く限り、精いっぱいのファイトを見せていきたい」と意気込みを語る。
 
 その後、メインイベントでは世界最強タッグリーグ戦の決勝で苦杯をなめさせられたジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムスを相手に、石川の八面六臂の活躍で世界タッグを防衛。
 試合直後に挑戦を表明してきた関本大介&岡林裕二を相手に13日の大日本プロレス後楽園ホール大会での防衛戦を行うことが決まった。

 無事防衛戦を終えた石川は、「せっかく入団したんだからいっぱいお客さんに認めてもらってどんどんどんどん全日本プロレスを面白くしていって、僕が入団してよかったと思われないと意味ない」と改めて入団の抱負を語る。
 これを聞いた諏訪魔は心底嬉しそうに「石川修司とさ、さんざんシングルやって、タッグも色々ね、やってきてさ!その石川修司がさ、所属になってくれるなんて俺はすごく嬉しかったなぁ。(入場式で)リングに入ってきた時さぁ、笑みが出ちゃった。嬉しいんだよね。いやあ、あんな焼け野原の全日本プロレス、ここまで復活してきて、なんか嬉しくなった」と満面の笑みでこれを祝福した。

 ジャイアント馬場の物真似からプロレスラー人生が始まった石川修司は、ついにチャンピオンとして全日本プロレスに招聘されるまでに至った。
 今年で44歳を迎える石川だが、諏訪魔とのキメ台詞「俺たちは全盛期だ!」の言葉通り、今後の石川がさらなる飛躍を見せてくれることを願いたい。

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