豪雨の野外プロレスで"レインメーカー”オカダ・カズチカとデビュー30周年の鈴木みのるが30分ドロー!「IWGPは俺の予約済みだ」
23日、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて『大海賊祭~鈴木みのるデビュー30周年記念 野外フェスティバル』が開催された。
朝10時から夜9時まで二日間開催されるこのイベントには、お笑い芸人やダブルダッチの世界王者、ブレイクダンスなど様々な催し物が行われ、広場には飲食ブースやハーレーダビッドソンのブースなどが展開。その中央に組まれたリングで、鈴木みのるデビュー30周年記念試合として鈴木みのるvsオカダ・カズチカのシングルマッチが行われた。
豪雨の横浜には18000人(主催者発表)の観客が詰めかけ、後ろの人にも見えるようにと傘を閉じての観戦へ。中村あゆみさんの生歌で入場した鈴木みのるに対し、レインメーカードルが舞う中オカダも入場しレインメーカーポーズを決める。
試合は野外であるにもかかわらず場外乱闘を行い、激しいエルボーの打ち合いやオカダのショートレンジラリアットで両者ダウンとなる打撃戦へ。レインメーカーを避けた鈴木がゴッチ式パイルドライバーを狙うが、オカダはリバースすると掟破りのゴッチ式パイルドライバーで突き刺す。雨が強まる中、オカダはロープに振ってドロップキックを突き刺していくが、これには鈴木もドロップキックでお返しし両者ダウン。一進一退の攻防が繰り広げられる中、鈴木が卍固めで捕らえるとそのまま締め上げてグラウンド卍へ。しかし鈴木は極めきることができずに30分ドローのゴングが鳴った。
オカダは無言でリングを去り、マイクを握った鈴木は「惜しかったとか、よく頑張ったとか、そんなもんどうでもいいや。勝負は勝たなきゃ、勝って次行かなきゃ勝負してる意味ねーんだよ。いい試合やって、よく頑張ったねって言ってくれるのはお前らのお母さんだけだろう。おいクソ雑魚共、お前らのように頑張ったって言われてな、よく頑張ったなんて思うんじゃねーよ。世の中出たらな、勝ち続けなきゃよ、上にいけねーんだよ!俺がガキの頃、ここはなんにもない所だったよ。でもさ、あれから30年、40年経ったら、みんな何見に来たんだよ?(会場から「プロレス!」「みのる!」と声が上がる)わかったわかった、俺が言いたいのは、ガキどもに世の中そんなに甘くねーぞ。勝ち続けろ!それから、しょぼくれてる中年共、いるだろ?俺は先週50歳になった。だけどな、俺は誰にも負けねーよ。それが相手が30歳であろうと20歳であろうと、だからよ、お前らが何もしないで指くわえてプロレス観てるだけだったらな、お前らの欲しいもの、全部オレが持ってくぞ。(観客から「IWGP!」の声)IWGP、あれは、俺の予約済みだ」とニヤリと笑い、豪雨の中見守った観客へ「サンキュー」とメッセージを送った。
『大海賊祭~大海賊プロレス~』
日程:2018年6月23日(土)
試合開始:15:30
会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場
観衆:18000人(超満員・主催者発表)
▼第1試合 大海賊祭オープニングマッチ 30分1本勝負
●砂辺光久(CROSS×LINE)
6分39秒 ジャッジメント
○マリーンズマスク(KAIENTAI DOJO)
▼第2試合 スペシャル大海賊タッグマッチ 30分1本勝負
[鈴木軍/K.E.S]○ランス・アーチャー/デイビーボーイ・スミスJr.
11分31秒 キラーボム→エビ固め
●佐藤光留(パンクラスMISSION)/ロッキー川村(パンクラスism)
▼第3試合 鈴木みのるデビュー30周年記念試合 30分1本勝負
△鈴木みのる(パンクラスMISSION)
30分時間切れドロー
△オカダ・カズチカ(新日本プロレス)