デスマッチ王者・竹田誠志に惜敗の原学が雪辱戦を熱望!次回11・18北千住で大和ヒロシとの異色対決が実現!
来年上半期に新団体「ソウルモード・プロレスリング」の旗揚げを目指す原学が、10月24日、東京・新木場1stRING大会で、BJWデスマッチ・ヘビー級、KING OF FREEDOM WORLD王者の竹田誠志と対戦するも惜しくも敗退。試合後には、原、竹田ともに再戦を熱望した。
原は「筋肉を使って街を活性化」を合言葉に、同志を集めるべく、入場無料のワンマッチ興行を続けているが、10月24日の新木場で、第7弾興行を開催した。迎え撃ったのは、長きにわたって、対戦を希望していた竹田だった。
今では、すっかり“デスマッチ”のイメージが強い竹田だが、もともとはアマチュアレスリングがバックボーンで、高校時代には国体にも出場。その後、U―FILE CAMPの門を叩き、UWF出身の田村潔司の指導を仰いだ。総合格闘技の経験も豊富で、元来はバチバチファイターだった。現在は大日本プロレスとFREEDOMSのベルトを巻く、一流のデスマッチ戦士に変貌を遂げた。
両者がシングルで対戦したのは、08年6月4日、東京・新宿FACEで開催された「竜司ウォルター興行」での1度だけ。その際はキャリアに勝る原が、初対決を制しているが、それ以来、実に10年ぶり2度目の一騎打ちとなった。
序盤はグラウンドでの関節の取り合いとなったが、5分過ぎ、アクシデントで両者が場外に転落すると、竹田がイス攻撃、ブレーンバスターを繰り出し、ペースを握ったかに見えた。しかし、原もキック、関節技で応戦し、一進一退のノンストップの激しい攻防が続いた。15分過ぎ、原の強烈なハイキックが竹田の頭部にヒットし、勝負あったかに見えたが、竹田はカウント9でかろうじて立ち上がった。その後も関節技で攻めた立てた原だったが、竹田のロッキンポがさく裂すると流れが変わった。竹田は国体1回戦スラム、リバースUクラッシュとたたみかけ、3カウントを奪い、見事に逆転勝ちを収めた。
試合後、マイクを持った竹田は「久しぶりのスタイルで、久しぶりじゃないような感じでした。こういうスタイルでバチバチやってみたかった。楽しかった。こういうスタイルは、やっぱりやってないとさび付いてしまう」と発言。
かたや、原は「彼は信念の強い男。10年以上前、『今後どういうスタイルがしたいの?』と聞いたら、『デスマッチがやりたい』と言っていた。ぶれることなく追い続けて立派なデスマッチチャンピオンになった。とても追いつけないので、向こうのフィールドで戦う気はない。勝つ気で上がってますけど、負けました」と返した。
バックステージに戻った竹田は「U-FILEにいた末期に、こういう試合をしていた。ガッチリやったのは久々。7、8年前に中村大介とシングルでやって以来。やはりさび付くのは早い。デスマッチに甘えて、こういう練習を怠っていたことに気付かされた部分がある。『何でもできるデスマッチファイター』と言ってるけど、まだ力のなさを感じた。まだまだ、こういうスタイルで第一線で活躍してる選手に圧勝するくらいでないと。でも楽しかった。原さんとはデビューしてから、何度かタッグで当たってますけど、格好いいし強いし、体力面で劣っていた。コンディションを整えた上で、またシングルをやりたい。力をもっとつけてお返ししたい」と再戦を希望、
原は「10年前に初めて対戦したときから、『手が合うな』と思ってた。ボクはこういうスタイルを続けてきて、頑固と言われれば頑固。目指すジャンルは違えど、デビューしたての頃、こういう選手と対戦して、ボクが上から言える立場じゃないけど、デスマッチチャンピオンになって、ボクも負けられない。彼はボクらの世代では有名なジムの出身で、こういうスタイルを封印してはいないと思うけど、デスマッチのリングで戦って。さび付いてるとは思わなかった。でも、結果は残念。負けたままでは終われないし、3度目のシングルをやって勝ちたい」と話し、共に3度目の一騎打ちを切望していた。
また、原は次回興行となる11月18日、東京・北千住シアター1010大会での対戦相手を大和ヒロシと発表。両者はこれまでほとんど接点がなかったが、バトスカフェの10月8日、東京・板橋グリーンホール大会で、田中稔を加えた3人で大和とトリオを組んだものの、大和に裏切られた経緯がある。大和から対戦要求を突きつけられたことで決着戦を決断した。バトラーツ出身の原と、全日本プロレス出身の大和とは、スタイルも異なるだけに、まさに異色のシングル初対決となりそうだ。
原は「フリーになって、いろんな団体で活躍してて、売れてる選手。食ってやろうという気で来るなら、返り討ちにしてやります。負けられません」と必勝を期していた。
原学主催興行「ソウルモード・プロレスリング STEP7」
日時:2018年10月24日(水)
開始:15:10
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○竹田誠志(フリー)
16分40秒 リバースUクラッシュ→エビ固め
●原学