【試合詳細】2・11 山本裕次郎自主興行 山本裕次郎&カツオvs原学&KEITA in THE House* 石川雄規vs清水来人 マッチョ★パンプ&守部宣孝vs河原成幸&櫻井匠
『Battle Art Pro-wrestling』
日程:2020年2月11日(火・祝)
開始:12:00
会場:東京都・高島平区民館
観衆:120人
▼第0試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○洞口義浩(フリー)
8分42秒 逆エビ固め
●鴉野ショウ(草プロレスRAW)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○超人勇者Gヴァリオン(BRAVES)/スーパーマッチョモンキー(Team Motion)
14分38秒 NO,12
ザ・ブルーシャーク(フリー)/●焙煎たがい。(西口プロレス)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○山縣優(フリー)
10分52秒 フェースロック
●杏ちゃむ(信州ガールズプロレス)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
マッチョ★パンプ(覆面MANIA)/○守部宣孝(A-TEAM)
15分37秒 スワントーンボム→片エビ固め
河原成幸(北都プロレス)/●櫻井匠(A-TEAM)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○石川雄規(フリー)
12分2秒 腕ひしぎ十字固め
●清水来人(Team Motion)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
△山本裕次郎(フリー)/カツオ(道南リング)
20分00秒 時間切れ引き分け
△原学(Team Motion)/KEITA in THE House*(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)
<再試合>
△山本裕次郎(フリー)/カツオ(道南リング)
2分00秒 時間切れ引き分け
△原学(Team Motion)/KEITA in THE House*(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)
山本裕次郎自主興行でバトラーツの遺伝子が集結!山本&カツオvs原&KEITAのメイン戦は再試合込22分のフルタイムドロー!石川雄規が貫禄のタップ勝ち!草プロレス界の雄・鴉野ショウが参戦!
オープニング
今大会の前説は芸人の『焙煎まめ』。リングアナ担当のエンジョイまめと、第1試合に参戦する焙煎たがい。の2人で拍手の練習、声の上げ方などをレクチャー。軽快な掛け合いで早くも会場を盛り上げた。
第0試合
ロックアップから腕の取り合いを制した洞口に鴉野は反則で逃れようとするが洞口は動じず。タックル合戦でも鴉野が洞口の足を踏みつけてから当たりに行くも返り討ちに。鴉野に挑発されサッカーボールキック2発。コーナーでは怒号を飛ばしながら顔面を踏みつけ、背骨にエルボー、蹴り、対角線に振ると背中への攻撃をたたみかける。キャメルクラッチを指取りで逃れた鴉野が膝裏へのエルボーから膝への集中攻撃。ニーDT、そしてカタラクトからのフォールもカウントは2。鴉野がコーナーからの攻撃を狙うもかわした洞口がビックブーツ、バックドロップでカウント2。抵抗する鴉野を逆エビに固めて勝利した。
入場式
第0試合後、全選手入場式が行われた。入場式の最終入場は興行主催者でメインイベントを務める山本裕次郎。前回入場式で感涙した事に触れると観客から突っ込みが。来場者、参戦選手、関係者への感謝を述べ、「僕が見たいカードを揃えたつもりです。プロレスを楽しんで帰ってください」と挨拶。その後、全選手集合の写真撮影が行われた。
第1試合
序盤はブルーシャークとヴァリオンの寝技の攻防。両者タッチの後、焙煎が相手に背中を向け寝技に誘うとマチョモンが「こんなの教わってないですけど!」と戸惑いながら尻に蹴り2連発。焙煎が再び挑発しバックを取らせ前転しアンクルホールド。力比べから焙煎の定番ムーブに飲み込まれ、反撃しつつも苦戦するマチョモン。その後もつかまり焙煎のブレーンバスター、ブルーシャークのダイビングボディプレスと食らうがカウント2ではねのける。直後切り替えしスペースローリングエルボー、フライングクロスチョップと反撃し自軍コーナーへ。ヴァリオンが攻撃をたたみかけるもブルーシャークのソバットから焙煎へタッチ。最後はヴァリオンがNO,12で焙煎からギブアップを奪った。
第2試合
両選手のコール合戦からスタート。山縣の「もういいだろう」で仕切り直し。ロックアップから分かれるたびにポーズを決める杏ちゃむ。そこから杏ちゃむがエルボー、ドロップキックも山縣は倒れず。更に繰り出した杏ちゃむのドロップキックを払い落とすと今度は山縣がポーズを決め歓声を集める。その後は「化粧を取るぞ!」と顔面かきむしり、「顔面破壊―!」と宣言し杏ちゃむの顔面に攻撃を集中させる。コーナーでは顔面踏みつけ。その後も優勢に試合を進めるが、コーナーからのダイビングニードロップをかわした杏ちゃむの反撃。ヒップアタックやダイビングニードロップでフォールに行くがカウントは2。ボディスラムは上がらず、エルボーを打ち込むが山縣の強烈な胸元への張り手との打ち合いに。ローキックから膝十字、STF、丸め込み合戦と続くが、山縣の延髄切り、フェースバスターからのクロスフェースに杏ちゃむギブアップ。
第3試合
マッチョ、守部が選手コール終了と同時に場外戦を仕掛け序盤を優勢に運ぶ。リングに戻り、マッチョが河原にショルダークローからのダーティーファイトを仕掛けるが河原がドロップキック2連発で流れを変える。両コーナータッチで守部と櫻井の攻防。守部の顔面かきむしりからタッチしたマッチョも引き続き顔面をかきむしる。そのまま顔面攻撃しつつ守部へ。セントーンアトミコからのカウントは2。ドロップキックで反撃した櫻井から河原へ。勢いよく反撃しコーナーでアピールするも守部に落とされる。靴を脱がそうとしながら足攻め、そこからのブラインドをついて股間攻撃。フォールは2で返す河原。マッチョも引き続き股間攻撃。ダブルの攻撃を注意しに入った今井レフリーを守部が突き飛ばし、帰ってきたところを持ち上げ結果的に高角度ヒップドロップになり河原にダメージ。なぜかそのままカウントを数えて河原がなんとか2でキックアウト。場内がざわつく中、改めてマッチョがカバーもカウント2。その後のマッチョも変わった守部も執拗な股間攻撃。コーナーからの反転ボディアタックで脱出し櫻井が2人まとめてライオンサルトで蹴散らす。そして守部に「高島平エルボー!」「高島平キック!」と地元愛を込めた反撃。両コーナータッチ後、観客をあおりまくったマッチョエルボーを河原に返されたマッチョ、更に両軍タッチで入り乱れる展開に。最後は櫻井に連携ギロチンから守部のスワントーンで勝利。
第4試合
ゴングから組み合い、グランドへの流れへ。清水が攻めるも石川が切り返していく展開。清水が自ら距離を取り、スタンドへ。石川をロープに押し込みチョップから担ぎ上げたところを石川がフロントチョークで締め上げながらグランドへ引き込むが清水が再び持ち上げボディスラム。再びボディスラムからフォールへ行くが腕を決められ、三角締めなど苦しい流れ。腕十字を切り返しながら立ち上がったところで俵返しに行こうとするも足を絡められアンクル、STF、腹固めからの十字架固めはカウント2で返す。肩固めから腕十字を狙うが切り返されたのを更にアバランシュ気味に落とすが脇を取られ袈裟固め、アームバー等攻められる。その後も反撃するも石川のテクニックに翻弄される清水。アクシデント的に石川の肘が清水の股間を直撃。石川の下からの三角をバスター、バックフリップから片逆エビ、俵返し、ブレーンバスターと攻めるも、ラリアットを狙った腕を捕らえられ腕ひしぎ十字固めで石川の勝利。
第5試合
山本と原でゴング。緊張感の漂う中、流れるようなグランドの攻防へ。両者張り手を一発ずつお見舞い仕合った後、両者タッチ。ロックアップの攻防から距離を取ったKEITAがコーナーの上でポーズ。それをカツオに促し、観客もカツオコールで後押しするもそれを拒否。カツオが観客のブーイングに反応している間にKEITAは原にスイッチ。原のテクニックをカツオがパワーで切り返し、原を持ち上げたまま自軍コーナーへ。再び山本vs原。蹴りからのグラウンドの攻防。山本に脚に乗られた原の「やる事が地味だお前!」という声にクロスヒールホールドを極めると原がカウンターでヒールを取り返し山本エスケープ。足のダメージを引きずりながら原がタッチ。KEITAの執拗な左腕攻めをしのいだ山本は弓矢固め。そのまま捕まえてカツオにタッチ。場外エスケープしたKEITAはそのまま自軍へ戻り戸惑う原とタッチ。カツオと原はノーガード打撃戦から観客がどよめくほどの頭突きから、カツオのラリアットで原がダウン。立ち上がった原がロープ越しの三角締めから両者場外に転落。リングに入った山本にKEITAがドロップキックの勢いでこちらも場外へ。両者リングアウト寸前の大乱闘で興奮したカツオがリングに戻ると相手2人では飽き足らず山本にもボディスラム。そのままの勢いで原を追い込むが、飛びつき十字で逆転、三角に切り替えるがカツオが力で解除。KEITAにスイッチ。KEITAの攻撃をかわし、山本へ逆水平でタッチ。ロープ越しの卍固めを離した隙に原が介入しKEITAの左肘攻めから出てきた原もそのまま左腕を腕ひしぎ、山本エスケープ。原の蹴りをキャッチしてアンクルホールド。かけられたままタッチしたKEITAのフォール3連発をしのいだ山本が水車落とし、原には裏投げ。コーナーに控えるカツオをバックエルボーで呼び込む山本。カツオも観客も騒然とする中、KEITAにカツオのシットダウンパワーボムから変形フィッシャーマンズバスター。フォールはカウント2。アンクルを極めているところにカツオがダイビングヘッドで援護も時間切れ。
お客さんの延長コールにあおられ山本が2分の延長戦を決定。再ゴングと同時に山本は原と打撃戦。カツオはKEITAと場外戦。山本がフィッシャーマンズスープレックスホールドも原は2でキックアウト。アームロックからアームバーに移行しているところをKEITAがドロップキックでカット。KEITAが羽交い絞めにした山本に原がミドルキック。山本と原の意地の張り合いの打撃の攻防から山本が脇固めに行こうとするもまたもKEITAがカット。原のミドルキックからフォールするのを山本がアームロックで切り返し、KEITAがカットしたところで再び時間切れ。
山本「今日のメインの4人はまた決着がつくまでやってもいいし、みんなとシングルでも戦いたい。次回もまた大会やるので見に来てください」
次回は5月2日土曜日の16時から同会場でシングル4試合の大会を開くと発表。その後は10月後半を予定しているとのこと。そして改めて感謝の言葉を述べ、大会を締めた。