【試合詳細】2・16 TTT王子大会 阿部史典&佐山駿介vsPSYCHO&CHANGO ガッツ石島&マスクドミステリーvsリッキー・フジ&黒田哲広 藤原秀旺vs後藤恵介
『真GUTS軍主催興行 We are REAL GUTS ARMY vol.4』
日程:2020年2月16日(日)
開始:19:00
会場:東京都・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:92人
▼「真っ向勝負!」 30分1本勝負
○バナナ千賀(フリー)
9分6秒 黄色龍
●河原成幸(北都プロレス)
▼「名古屋の鬼神道vs代打☆俺」 30分1本勝負
○影山道雄(フリー)
8分38秒 ノーザンライトボム→体固め
●鈴木心(フリー)
▼「スペシャルシングルマッチ」 30分1本勝負
○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
10分48秒 サソリ固め
●X=後藤恵介(フリー)
▼「真GUTS軍vsFMW」 45分1本勝負
[真GUTS軍]ガッツ石島/●マスクドミステリー
10分21秒 サムソンクラッチ
リッキー・フジ(2AW)/○黒田哲広(フリー)
▼「真GUTS軍vsMBD」 60分1本勝負
阿部史典(BASARA)/●佐山駿介
18分36秒 画竜点睛→片エビ固め
PSYCHO(フリー)/○CHANGO(フリー)
PSYCHO&CHANGOが真GUTS軍に勝利し宣戦布告!ガッツvs秀旺の銃刀類使用OKのフリーウエポン戦が決定!リッキー&黒田の元FMW軍がタッグ王者組に勝利!
オープニング
TORUが負傷欠場することとなり、急遽カードの変更が発生。
この日、TORUは弥武リングアナとともに本部席に座り、解説を担当。全試合を通して流れるような軽妙なトークや試合への的確な分析、そしてユーモア溢れるツッコミを披露して会場を盛り上げるといった名解説としての才能を感じさせた。
第1試合
千賀が河原の光る靴を訝しげに見つめ、河原も千賀の生え際のカツラ風のペイントを訝しげに見つめるという緊迫感溢れる立ち上がり。
手4つで組み合う直前に千賀がスクールボーイに入り、河原もこれを返し手首を取っていき、互いにグラウンドで目まぐるしい首の取り合いを展開。千賀がアームバーを狙うと河原も即座にヘッドシザースで抜け出して一旦距離を取る。すぐに河原が千賀の腕を取り、その後もショルダータックル、ヒップトス、ドロップキックと連撃。千賀は場外に出てゆっくりと間を取り、河原が追っていくとすぐにリングに戻って上から河原を追撃。
河原がエルボーを連打していくと、千賀が倒れ際に河原の股間を蹴り上げ、河原が悶絶すると河原の靴が激しく明滅。TORUは「あれは河原選手の股間と連動しているんですかね」とツッコミを入れる。
千賀はさらに河原の股間への攻撃を狙うが、河原はカニバサミで千賀を倒して上半身をロープからエプロンに出させると、場外に出て会場を一周走って勢いをつけてからの地対空ドロップキックを放つが、溜めが長すぎたため千賀がこれを回避。リングに戻った千賀が場外へプランチャを放つが、河原もこれを回避し、その勢いでもう一周リングの周りを走ってのドロップキック。
千賀をリングに戻して引き起こそうとすると、千賀は下からカニバサミで倒してチキンウイングフェイスロックで固める変形STFを狙っていくが、河原は決まり切る前になんとかロープブレイク。
千賀は河原をコーナーに振っていくが、河原はブートでカウンターし、コーナーからダイビングニーバッド。さらに変形F5を狙っていくが、千賀が着地してカニバサミから低空ドロップキック。さらに回転エビ固めからのトラースキック、前転からの延髄斬りを叩き込んでコーナーに上っていくが、河原はエプロンに出て助走をつけると地対空ジャンピングニーでリングに落とすと、変形F5からランニングニーを放つが、千賀がこれを回避してスクールボーイ、これを返した河原をさらに黄色龍で丸め込んで3カウント。
第2試合
TORUの欠場によるカード変更で急遽参戦が決まった“代打男”鈴木心が影山道雄と激突するシングルマッチ。
手4つからバックの取り合い、グラウンドでの首の取り合いに発展し、これを優位に進めた影山がショルダータックルを狙っていくが、鈴木はリープフロッグでかわして各種アームロックでいなしていき、ドロップキックを見舞って反撃。さらにエルボーでの打撃戦を挑むが、パワーで勝る影山が鈴木をコーナーまで追い込んでいき串刺しショルダータックルを連打。さらにボディスラムからサッカーボールキックを叩き込み、サーフボードストレッチからのキャメルクラッチへ。
鈴木がこれをブレイクすると影山は背中へのギロチンドロップで追撃し、鈴木のドロップキックもスカして自爆させる。そしてノーザンライトボムを狙っていくが鈴木は着地してドロップキック。コーナーに振って串刺しダブルニーからのノーザンライトスープレックスで叩きつける。これを返されると鈴木は真っ向からエルボー勝負を挑んでいき、影山がミドルキックに切り替えると不利になるものの、足をキャッチして刈り倒してボディプレスからSTFへ。
これをブレイクされると鈴木がコーナーに振っていくが、影山は鈴木の突撃をかわして後頭部へのハイキック。さらにスクールボーイからの低空トラースキックを叩き込んでからのファルコンアロー。2発目を狙ったところを鈴木が首固めで切り返し、地獄の断頭台。さらにトラースキックを放つが影山がこれを回避しラリアット。最後はノーザンライトボムで叩きつけて3カウントを奪った。
第3試合
渡鳥連合入りを希望する後藤に対して秀旺は査定マッチ的なシングルマッチを用意。
ゴングが鳴ると秀旺がすぐに場外に出るが、なにかやるように見えて特に何もせずに素直にリングに戻るという独特の世界観を展開。リングに戻るとロックアップ、手4つ、ショルダータックルと真っ向からの力比べ。これに後藤が打ち勝ってショルダータックルでなぎ倒すと、秀旺は入場時から着たままだったアロハシャツを脱ぎ捨てて試合モードへ入る。
秀旺と後藤は真っ向から逆水平チョップで打ち合っていき、形勢は互角も後藤がバックエルボーで秀旺となぎ倒すとヒップトスからランニングバックエルボー。さらに追撃を狙うが、秀旺が下から後藤の股間を蹴り上げる。TORUは「後藤選手の靴は光らないタイプなんですね」と分析。
秀旺は後藤の背中にハンマーパンチ、ストンピングを何度も打ち下ろして背中にダメージを蓄積させるとサイドバスターで叩きつけ、フェイスロック、サーフボードストレッチと痛め技を重ね、コーナーに押し込んでチョップを連打。さらに突っ込んでいくが、後藤がキャッチしてボディスラムで叩きつけ、今度は後藤が秀旺をコーナーに振って串刺しラリアットを連打。さらに新人時代から使い続けるバックフリップ、セントーン、ダイビングセントーンと畳み掛けるがカウントは2。
後藤はロープへ飛ぶが、秀旺はカウンターのドロップキックを突き刺すと後藤をブレーンバスターで叩きつけ、自軍コーナーのマットを外してからバックドロップ。秀旺はレフリーにコーナーマットを直させている間にパイプ椅子を持ち込んで後藤を殴打するとサソリ固めへ。これがガッチリと極まると後藤も耐えきれずタップアウト。
試合後、自身の手を挙げるレフリーを暴行してから去っていく秀旺に対し、後藤はうめきながらも再び「渡鳥連合に入れろ!」と直訴するが、秀旺は「まだお前には早いよ」と言い残して去っていった。
第4試合
WBCタッグ王座を戴冠しているガッツ&ミステリーが、大ベテランの元FMW軍と対峙。
真GUTS軍vsFMWと銘打たれたこの試合、頭からつま先までターザン後藤をリスペクトするガッツの姿を見た黒田は過去の何らかのトラウマが蘇ったのか突然挙動不審になり、リッキーが「お前がターザン後藤さんの付き人だった過去は忘れろ!」となだめて先発を買って出る。
リッキーとガッツでゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いからリッキーがガッツのリストを取り、そのまま黒田にタッチしてリストロックのリレー。
黒田はガッツの腕を取っていくが、やはり黒と黄色のワンショルダー相手では本来の力が出ず、ガッツが即座に取り返して自軍コーナーに叩きつけてミステリーにタッチ。
ミステリーが出てくると途端に黒田が本来のパワーを取り戻してヒザへの低空ドロップキックから“伝統芸能”と呼ばれるコーナーポストを使った哲っちゃん足殺し。さらにリングに戻してロープに足を絡めてグリグリと踏みつけていく。
黒田がリッキーにタッチするとミステリーはリッキーを自軍コーナーまで押し込んでいき、再びガッツとリッキーの対面に。ガッツはナックル連打で倒すと「立てコラ!」と叫び、エルボードロップを連打。リッキーは「どこまで真似するんだぁ~」と断末魔の声を上げる。
ミステリーに代わるとフェイスロックからの顔面かきむしり、顔へのニードロップを連打してガッツにタッチ。
ガッツはナックル連打からレフトハンドラリアット。さらにナックルを放つがリッキーがナックルでカウンターして黒田にタッチ。
黒田は串刺しラリアットから哲っちゃんカッター、さらにラリアットから冬木スペシャル。ガッツがこれをブレイクしてナックルを放つと黒田はサミングで怯ませてからロープに飛ぶが、ガッツがカウンターのパワースラム。ミステリーにタッチ。
ミステリーは黒田をコーナーに振って串刺しバックエルボーを放つが、黒田はこれを回避して自爆させるとリッキーにタッチ。
リッキーはアメリカンナックル連打からコーナーでのマウントナックル。さらにカミカゼで叩きつけると黒田にタッチ。
黒田はラリアットから哲っちゃんバスターを狙っていくが、ミステリーがコーナーに押し込んで叩きつけるとブレーンバスターからパワースラム。さらにガッツとのサンドイッチラリアットを放つが、黒田がこれを回避したため2人のラリアットが互いに誤爆。黒田がラリアットを狙ったところをミステリーが喉輪でキャッチし、そのままチョークスラムを狙っていくが、黒田はこれをアームドラッグで切り返してラリアットを放つが、ミステリーもラリアットで迎撃。ミステリーが倒れた黒田を引き起こそうとすると、黒田が下から組み付いてサムソンクラッチ。冬木殺法で黒田が勝利を収めた。
試合後に両軍が握手を交わし、4人で手を挙げて健闘を称え合っているところへ、ハエたたきを持った秀旺が乱入して4人を襲撃。
秀旺「おい、そこの名前を呼ぶのもはばかられる小汚い面のお前だよ!3月21日の新木場、切符売れてねえのかオイ!切符が売れてないのかって聞いてんだよオイ!」
ガッツ「まだ切符売ってねえよ!」
秀旺「やれんのかオイ!」
ガッツ「いつでもどこでもなんでもやってやるよこの野郎お前!せっかくリッキーさんと黒田さんと試合していい感じになってたのに!この野郎お前!」
秀旺「帰れ、リッキーおい」
リッキー「うるせえお前!」
ガッツ「お前!大ベテランに帰れとか言うなよぉ!お前コラ!」
秀旺「おう黒田!お前まだ決着ついてねえからな覚悟しとけ」
黒田「いつでもやってやらあ!」
秀旺「そしたらよ、お前!オイ、お客さん!お客さま!コイツ、小汚い面、やってやるっていいましたよね?3月21日、んわぁ~たり鳥連合が誇る」
ガッツ「んわぁ~たど、どり連合」
リッキー「噛むな!ガッツ!(笑)」
秀旺「んわぁ~たり鳥連合が誇る俺の相棒、塚本拓海、連れてくからよ。いつでもなんでもやってやるって言ったよな?反則OK、銃刀類使用OK、真面目にやってやんぞ。フリーウエポンマッチ!俺は最初から言っておくぞ!銃刀類、OKの試合は44マグナムも用意してやるからな。お前は一発で終わりだよ。この団体は!俺がやります!おい、分かったらアイテムでも用意しとけ!分かったらお茶でも飲んでけ!」
ガッツ「おい!なんでもんゃ……やってやるって言ったよな!銃刀類でもなんでももってこいお前!俺もな、なんか凶器持ってくるからな!家帰って後藤さんのDVDいっぱい見て考えるよ!竹槍とか持ってくんぞ!とりあえず3月21日、んわぁ~たり鳥連合とやりますんで、皆さんよろしくお願いします!」
第5試合
TORUの欠場によるカード変更から佐山が2大会続けてのメインイベンターに昇格。確かな技術を持つ曲者コンビに若き曲者の阿部とともに挑む一戦。
阿部とPSYCHOでゴングが鳴るとロックアップで組み合い、阿部が腕を取っていくとPSYCHOは前転して下から洗濯バサミ。阿部が引き起こすとPSYCHOは阿部をチキンウイングアームロックで捕らえて連れ帰りCHANGOにタッチ。阿部もCHANGOにソバットを放って佐山にタッチ。
佐山がCHANGOをヘッドロックで捕らえ、CHANGOがロープに振るとエプロンからPSYCHOが佐山を捕獲。CHANGOが串刺しドロップキックを狙ってロープに飛ぶと阿部もエプロンからCHANGOを捕獲。奇妙な硬直状態が出来てしまい、互いに協議の結果「3、2、1」で解放することとなるが、PSYCHOは離さず阿部だけ離してしまい、CHANGOが佐山にドロップキック。阿部が顔面をクチャクチャにしながら悔しがる中、CHANGOは佐山の腹へフットスタンプを連打してPSYCHOにタッチ。
PSYCHOとCHANGOはダブルのバックエルボーでなぎ倒し、PSYCHOがCHANGOの手を取りながらトップロープに飛び乗り、PSYCHOのスワンダイブ式ニードロップ+CHANGOのスライディングキック。阿部がカットに入るとPSYCHOが阿部を場外に排除し、レフリーの気がそちらに向いている間にCHANGOがフラッグで佐山の首を絞めていく。レフリーが気付いてCHANGOを止めに行くと今度はPSYCHOが佐山を指折りで痛めつけ、ここにCHANGOが戻ってきて佐山の頭を踏みつけていく。
CHANGOが佐山へスリーパーホールドに入ると、阿部が背中へサッカーボールキックを放ってカット。するとCHANGOは佐山の背中をひっぱたき「お前が攻撃したからコイツにダメージが入ったんだぞ」と説明。CHANGOが阿部に背中を向けて攻撃を促すと阿部がミドルキックを叩き込み、CHANGOが佐山の背中へドロップキック。攻撃を伝播させてしまった阿部は「ゴベェ~ン!」と野太い声で佐山に謝罪。
PSYCHOに代わるとPSYCHOがスワンダイブ式のサンセットフリップから串刺しダブルニー、そのままビクトル式で複合関節に捕らえる。佐山がこれをブレイクするとロープに振ろうとしてくる佐山を振り返し際に佐山のヒザを足場に飛び上がってクラッチを切るとバックエルボーからPSYCHOがロープに飛ぶが、佐山はカウンターのドロップキック。
阿部に代わると、阿部がPSYCHOにドラゴンスクリューから回転浄土宗、そして澤宗紀直伝のお卍固めに入ろうとするが、PSYCHOは阿部の腕のクラッチを切った上で回転し、下から両腕と首を捕らえる複合関節。これをブレイクした阿部がPSYCHOのヒザを低空ドロップキックで撃ち抜いて佐山にタッチ。
佐山と阿部はPSYCHOにダブルのミドルキックを叩き込むと、佐山がスリーパーホールドにとらえていくが、PSYCHOは背面に走って佐山をコーナーに叩きつけると、追撃を狙って突っ込んでくる佐山を三角飛びでかわし、ビクトル投げから入るナガタロックを狙う。ここに阿部がカットに来ると、阿部の腕を取って捕獲してナガタロックIIに捕らえる一人ナガタロックシリーズを披露。これをブレイクした佐山がエルボー合戦を挑み、ワンツーエルボーからソバット、ハイキック。もう一発ハイキックを放つが、PSYCHOはこれをキャッチすると自らが前転する形で入るリバースドラゴンスクリュー。両者タッチ。
阿部がリングインして一瞬無防備になった瞬間にCHANGOのレッグラリアートが顔面に入り、阿部は「くぉの野郎」と半笑いに。
阿部はCHANGOをコーナーに振って回転浄土宗を放つが、CHANGOは下半身をトップロープに乗せてしまうことで回転浄土宗をコーナーに自爆させ、トップロープ越しの回転エビ固めからローリングクレイドル。さらにCHANGOがサムソンクラッチを決めるも阿部はひっくり返してエビ固め。CHANGOがキックアウトした勢いで場外に飛び出すかと思われた阿部がアイル・ビー・バックで戻ってきてエビ固め。両者のシングルが行われた昨年8月の真GUTS軍王子大会ではこれで決着だったがCHANGOはこれをさらにもう一回ひっくり返してフォール。阿部がキックアウトすると回転浄土宗を放つが、CHANGOはバックステップで回避して延髄斬り。阿部も延髄斬りでやり返すと佐山にタッチ。
佐山はPKから脇固めに入り、PSYCHOがこれをカットすると阿部が排除し、佐山と阿部でCHANGOへダブルのブレーンバスター。そしてPK+サッカーボールキックのサンドイッチキックを見舞ってフォールもPSYCHOがカット。佐山はPSYCHOをロープ越しに場外に放り出すが、PSYCHOはトップロープで逆上りする要領で佐山の首を足で掴むと場外へヘッドシザースホイップ。PSYCHOがプランチャで飛んでいって追撃する。
戦いの場がリングに戻ると、CHANGOが佐山に延髄斬りから貫通ランニングニー。さらに究極飛龍裸絞に入るが佐山はこれを振りほどいてエルボー合戦を挑む。CHANGOは張り手で対抗していき、佐山は怯んでしまうが、その距離を詰めてレッグラリアート。続けてバックドロップを狙ったところをCHANGOが反転してプレスするが、阿部が飛び込んできて伊良部パンチ。ここに佐山がバズソーキックを叩き込むがPSYCHOがカット。
佐山はPK連打からブレーンバスターを狙うが、PSYCHOが佐山にカニバサミを仕掛けたことでCHANGOが前に着地。CHANGOのトラースキックからPSYCHOが741からスライディング掌底。そしてPSYCHOの水車落としにCHANGOがコーナートップからの飛びつきネックブリーカーをあわせる合体技を決めるが、これは阿部がカット。
CHANGOはコーナートップからのダイビングセントーンを発射し、最後はPSYCHOとともに画竜点睛を決めて佐山から3カウント。
CHANGO「とりあえずお前らクソ野郎だお前!とりあえずこの新しい団体、TTTという団体に、旗揚げ呼ばれなくてむしゃくしゃしてたけど、次の大会でメインを任されてTTTの大事な大事な所属の若手の可愛いやつを葬ってやったぞオイ!オイTTT!このままCHANGOとPSYCHO、このままただただ帰すの?いや、TTTじゃねえなあ。タラタラタラタラ流暢に解説していたTORUくん、こっちにおいでよ」
(解説席にいたTORUがエプロンまで上がってくる)
CHANGO「お前ら、佐山!TORU!ガッツ!その他!(※その他呼ばわりされたミステリーが悲しみに暮れる)知らねえけど、お前らの団体のメインイベントで何分やったか分かんねえ。20分程度、私達頑張りました。このまま変えるのもアレなんで、僕たちにお土産なんか渡してもらえませんか?」
TORU「お土産はぁ、無いです」
CHANGO「綾だよ!言葉の綾!ちゃんとなんかおせんべいとかもってこいって言ってんじゃないの!」
TORU「お土産は無いんですけど、僕が怪我して流れたという申し訳ない気持ちはありつつ、このカード、阿部&TORUvsPSYCHO&CHANGOっていうのは、僕が希望したカードなんですよ」
CHANGO「へぇ」
TORU「あなた達と試合したい。そしたら、なんか思ったよりお二人も本気になってくれたみたいで」
CHANGO「なんでお前が上から言ってんだよこの野郎!申し訳無さの感じを顔に出せよ?!」
TORU「それが苦手なんですよ(笑)じゃあそうですねえ、3月21日、新木場で、アベトオルvsPSYCHO&CHANGOやりましょうよ」
CHANGO「にいやん(PSYCHO)が『うん』って言ったらやる!」
TORU「じゃあ『うん』って言わせてくださいよ」
CHANGO「俺には無理なんだよ!PSYCHOさん、3月21日、予定は空いてますか?」
(PSYCHOが首を横に振る)
CHANGO「空いてないって」
TORU「大変や……」
CHANGO「ホントは?……ホントは空いてる?よし!3月21日!PSYCHOCHANGOvsアベトオル!やってやろうじゃん」
TORU「今のやり取りそれでよかったんですか」
CHANGO「お前の多分望んでただろ?!この流れを!!」
TORU「じゃあ3月21日は万全の状態できますので」
CHANGO「一番強いお前を倒してやるよ!」
TORU「貴方は阿部担当なので(笑)隙に殴り合ってください(笑)」
(CHANGOが地団駄を踏んで嫌がる)
TORU「じゃあ3月21日、よろしくおねがいします~。じゃあガッツさん、僕は欠場者なのであとはよろしくお願いします」
(ガッツらがリングに上がろうとするが、その他呼ばわりされたミステリーが拗ねて上がろうとしないが、観客の声援を受けて元気になりリングイン)
ガッツ「今日はお足元の悪い中、真GUTS軍興行にご来場いただきましてありがとうございます!TTT本体ではなく今日は真GUTS軍興行ということで、真GUTS軍のメンバーが希望するカードをやったんですけど、なんと真GUTS軍の3人、全敗ということで(笑)これはもう次に向けてまた気合を入れて頑張らなきゃいけないということでね、俺は3月、銃刀類OKのフリーウエポンマッチ、んわぁ~たり鳥連合とやるから。アベトオルvsPSYCHOCHANGOも決まったということで……PSYCHOCHANGOの試合には俺らついていけないからね(笑)」
ミステリー「速いからね(笑)」
ガッツ「それはTORUと阿部に任せよう。翻弄されちゃうからね」
ミステリー「身体で潰し合うしかないからね」
ガッツ「というわけで漫才コンビみたいになってますが、最後は3、2、1、真ガッツルガッツルで締めたいと思うんですけど、3月25日の武骨道新木場、必ず来てくださいね!うなずいた人、俺顔覚えてますからね?(笑)うなずいた人は友達を2人くらい連れてきてもらえるとちょっと新木場の会場埋まると想いますんで。シングルマッチ7試合ありますんで、武骨道もよろしくおねがいします!」
最後はこの日出場した選手たちがリング上に集まり、ダイスケがマイクスタンド役としてリングに上ってくると同期の千賀らが「ヨカタだヨカタ」と大喜び。最後はガッツの「3!2!1!真!ガッツルガッツル!」で大会を締めた。
<試合後コメント>
阿部史典&佐山駿介
阿部「おやぁ、いい経験でしたね」
佐山「ホントっすね。もうなにやってるのかわかんないっす。やられにやられまくって」
阿部「ああいう選手にも対応できるようになってもっと頑張ってリベンジしたいと思います!個人的にリベンジしたほうがいい?」
佐山「したいっすね、ホントは」
阿部「あれ2人重なるとやっかいだから1人ずつお礼参り行こう。個人個人でお礼参り行こう。2人はもうやめよう」
佐山「個人個人でボコボコにしましょう。やってやりましょう」
阿部「次はいつ?」
佐山「次は3月25日の新木場、武骨道ですね。全試合シングルになってるんで、やってやりますよ!」
阿部「はずみを付けて2人にお礼参り生きたいと思います!なんか締めて」
佐山「デビュー戦の相手やってもらった阿部さんと組めて楽しかったです!」
阿部「あっ、ホントこちらこそ!ありがとうございました!」
佐山「おっしゃぁ~!やり返すぞぉ~!」
PSYCHO&CHANGO
CHANGO「おい、新しい団体のTTT?今日は何戦目だ?2戦目か?3戦目か?わかんねーけど、CHANGOとPSYCHO、初登場だよ。お前らの目にどう映った?ヘヘヘ。お前らの大事な新人か、わかんねーけど……」
(ここにガッツが乱入)
ガッツ「おい、言っとくけど今日TTTの大会じゃねーからな」
CHANGO「そんなの俺らに関係ねーんだよ!」
ガッツ「そんくらい勉強してこい!」
CHANGO「お前ともやってやっからな!」
ガッツ「おういつでも来いコラ!」
CHANGO「お前とは結構組んでるけどな、やるときはやるからな!」
ガッツ「お前らの動きについていけないから身体で潰すからな!」
CHANGO「潰してみろ!おいこの野郎!」
(ガッツが去っていく)
CHANGO「おい佐山!勢いだけじゃ、俺ら!俺ら!俺ら!絶対潰されねーからな。オイ、TTT!真GUTS軍?どっちだっていいけどよ、次はどっちの大会だか分からないけど、阿部、TORU。お前らもけちょんけちょんに丸め潰してやるからな!そしたら上からPSYCHOさんがドーンってやってフォールして1!2!3!で終わりだ!分かったな!来月、楽しみにしてろ!」
PSYCHO「ウガッ!ウガーッ!ウガッ!」(カメラマンを襲撃して荒ぶりながら去っていく)