【長与千種特別寄稿】マーベラス1周年記念興行で紡ぐ『8つの物語』に込められた思いを語る!

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 第一試合からメインイベントまでの8つの物語。私個人の思う気持ちを綴ります。
著:長与千種

『~マーベラス1周年記念興行~』
日程:2017年4月15日(土)
会場:東京都・晴海客船ターミナルホール
開始:17:00

▼メインイベント 20分1本勝負
彩羽匠
VS
世志琥(SEAdLINNNG)

私は、世志琥というレスラーが大好きです。
彼女はキャリアも年齢も若くして多大な苦しみを得た
私は彼女がリングに戻ってくる瞬間を心から待ち望んでいた
復帰戦、会場に足を運び。彼女の試合をみた
心の奥底でエールを送りながらも、最後にみせたリングでの土下座こそ
彼女の人間味が溢れ出た瞬間で
お帰り。
自然に口に出た言霊
悩み苦しみ悲しみ 泣き
それら全てを経験した彼女は
とても、とても人間味の深いレスラーになって帰ってきた。
その光景をひときは待ちわびていた選手がいた
その選手は世志琥がリングに向かう瞬間から
涙をためて、両手を広げて名前を叫んでいた
世志琥さーん!世志琥さーん!
試合中も 世志琥さーん!
試合が終わった瞬間 め一杯の拍手をしながら涙が頬をつたっていた。
こいつも 待ってたんだな
心底待ってたんだな。
なぁ彩羽 匠よ。
二人は同じ場所に(団体)所属し
時を少し違えて別々の道を歩き始めた。
道は(団体)は違えどこの二年間、心の糸は強く繋がっている別々の道はこの二人を 
優しくも激しく、力強くも 愛おしく
戦いのリングへと導くと私は思っている
二年間、止まった時計を進めなさい。二人の絆を残すために
新たなドラマが始まることを、心から心から 感謝しているよ。
楽しみなさい!プロレスを。

▼セミファイナル 20分1本勝負
桃野美桜
VS
小林香萌(フリー)

泣き虫が!本当に泣き虫だけど誰より気が強くて。
デビュー戦の時も泣き虫
あれから一年
リングに立てば誰より小さい身体。
ねえ?他にも小さな身体で頑張ってる選手がいるよ。
身体をフルに使って、リングをところ狭しと暴れまわる
大は小を兼ねるけど、小の中にも大はあるんだよ。
小さな身体だけど、大に負けない強さを
君は 学ぶチャンスなんだよ。
小林香萌
彼女の小さな身体からは大に負けない、強さ 力 技術 心がある。
桃野美桜
君には 自分に悔し泣きできる負けん気の強さがある。
美桜、何を学ぶ?何を勝ち取る?
嬉し泣き、悔し泣きどちらも君には大切な学びだよ。
君の必死は、人に頑張る事を伝えられる
ドラマは負けん気から始まるよ

▼第六試合 20分1本勝負
田中ミキ(デビュー戦)
VS
高橋奈七永(SEAdLINNNG)

田中未来をデビューさせると決めた瞬間に
相手は迷いもなく高橋奈七永選手が頭に浮かんだ。
彼女は全日本女子プロレス、最後の赤いチャンピオンベルトを巻いた
直接に団体て交わることはなかったが、私の直属の後輩。
いまの女子プロレスの中で高橋奈七永は
真面目で、ストイックで
自分に厳しくそして人の心の痛みがわかる選手
世志琥を迎えいれた試合で彼女はひとまわりもふたまわりも 
大将として 人間として、レスラーとして深みと
懐深い選手になったと感じた。
そんな選手に田中未来が挑む?
勝ち負けなんてわかりきってる。
私が観たいのは、強大な選手のまえで怖じ気づかないで
やられても、やられても、やられても、諦めないで 立ち上がり
泣いたっていいからやり返し。
きっと高橋奈七永は、自分の新人レスラーの時を思い出しながら
両手開いて激しくも 愛おしく本物のプロを教えてくれるはず
立ち上がりなさい!なんどでも。
そこからが、あなたのドラマの始まりですよ
私の子ですよ。

▼第5試合 20分1本勝負
門倉凛
VS
山下りな(OSAKA女子)

wave大阪大会。タッグマッチで観たたった1発の攻撃。 
そう山下りなの1発のラリアットが勝敗を決めた。
勝者の名乗りを得る前に、マットに沈んだ門倉凛に寄り添い
大丈夫か?両手で門倉の顔を包み込んだ。
山下りな
容赦なく攻め立てたあとに魅せる慈愛。
この瞬間をみたときから、私は山下りな 対 門倉凛を
もう一度 観たくて、魅たくて
なぜ?そこまでみたいと思うのか?
門倉凛は、あの1発のラリアット
今度は 今度は絶対に跳ね返したいと
泣きながら話してきた。
よほど 悔しかったのだろう
よほど 自分に 悔しかったのだろう。
凛よ その思いをぶつける日
1発でやられない、そんな自分を試しなさい。
君が悔し泣きした 初めての1発
自分を試しなさい。

▼第4試合 30分1本勝負
KAORU/渡辺智子
VS
山縣優(WAVE)/カサンドラ宮城(仙女)

KAORU 渡辺智子
どちらも 全日本女子プロレス出身
どちらも プロレスの酸いも甘いも、経験してきた強者
どちらもプロレスで多々怪我に悩み苦しんできた強者
だからこそ、今 私が二人に望むこと
プロレスを楽しみなさい
試合を楽しみなさい
リングに立つ自分を楽しみなさい
戦いおわったら楽しかったぁー!と、言えるくらい楽しみなさい。
私の長与千種の願いです。

▼第三試合 20分1本勝負
ナイラローズ
VS
永島千佳世(フリー)

長い間に沢山の外国人レスラーに出会った。
沢山の素晴らしい外国人レスラーがいた。
しかし 心 技 体 に加えて
力 柔 遊を持った外国人レスラーに出会えた奇跡は
きっと必然だったのだと思う
私が出会った外国人レスラーの中で一番は?と、問われたら
間違いなく ナイラローズと答える
そして、対するは、私の弟子 永島千佳世
これまた!技 遊 心を持ち合わせた選手。
小さい中にも 大があると
この永島千佳世をみて学ばされた。
大と小 楽しみとワクワクが
とまらない。

▼第二試合 20分1本勝負
雫有希
VS
TA☆KU(イーグル)

人一倍 気をつかう 人一倍 遠慮する
そんな普段なのに 実はマーベラスで 人一倍 力強く
人一倍 力業がうまい
ある日 男子レスラーと対戦させたときに 初めて気を使わず 遠慮もしない
メチャクチャ強い彼女知った。
リングに上がれば、男も女も関係ないならば
彼女は女子プロレスラー。一番男子レスラーと互角に戦える選手だと 
私は羨ましさを感じずにはいられない。
雫 有希私は あなたの、気を使うとこ遠慮するとこ わかって
今一度、あなたの互角にわたれる強さを 
みなさんに披露してください!遠慮なく。

▼第一試合 20分1本勝負
井坂レオ(デビュー戦)
VS
ディック東郷(フリー)

3年間1095日
プロレス練習生をやってきてやっとリングに向かう。
長かったのか、短かったのか
その答えは きっとデビュー戦にあるはず。
私の人生で女子プロレスラーをデビューさせる事はあっても
まさか男子プロレスラーをデビューさせる事はなかった。
彼は 沢山居る男子プロレスラーに憧れや、目標をおかず
女子プロレスラー彩羽 匠に憧れた。
しかしデビュー戦の相手は男子プロレス屈指の技術と才能をもつ
ディック東郷選手
彼をデビューさせると決めた瞬間に
ディック東郷選手が浮かんだ。
マーベラスインパクト男子プロレスラー一番目
1095日分のプロレスへの思いをディック東郷選手にぶつけなさい。
あなたが試合を終えたあとどんな顔をみせてくれるのか
私は、楽しみでしかたがない!
井坂玲大 
初めての男子プロレスラー

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