【試合結果】4・9 新日本プロレス両国国技館大会 【IWGPヘビー級】オカダvs柴田 【IWGPジュニアヘビー級】KUSHIDAvsヒロム 【NEVER無差別級】後藤vsザック 【IWGPタッグ】天山&小島vsハンソン&ロウ 【IWGPジュニアタッグ】邪道&外道vsタイチ&金丸

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『戦国炎舞-KIZNA- Presents SAKURA GENESIS 2017』
日時:2017年4月9日(日)
開始:16:00
会場:東京・両国国技館
観衆:10,231人(超満員札止)

▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
○デビッド・フィンレー/獣神サンダー・ライガー/中西学
7分00秒  Prima Nocta→エビ固め
●北村克也/岡倫之/川人拓未

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
●タイガーマスク/タイガーマスクW/永田裕志/真壁刀義
8分40秒 ガン・スタン→エビ固め
チェーズ・オーエンズ/高橋裕二郎/タンガ・ロア/○タマ・トンガ

▼6人タッグマッチ20分1本勝負
バレッタ/ロッキー・ロメロ/○YOSHI-HASHI
6分50秒  カルマ→エビ固め
[鈴木軍]●TAKAみちのく(K-DOJO)/エル・デスペラード/鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[CHAOS]●邪道/外道
10分26秒  ディープインパクト→片エビ固め
[鈴木軍]タイチ/○金丸義信(フリー)
※王者組が初防衛に成功

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]矢野通/●石井智宏
10分15秒  片翼の天使→片エビ固め
[BULLET CLUB]バッドラック・ファレ/○ケニー・オメガ

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
リコシェ/田口隆祐/○ジュース・ロビンソン/棚橋弘至
11分30秒  パルプフリクション→片エビ固め
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]BUSHI/EVIL/SANADA/●内藤哲也

▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
●小島聡/天山広吉
14分06秒  フォールアウト→エビ固め
ハンソン(ROH)/●レイモンド・ロウ(ROH)
※天山&小島が防衛に失敗。ロウ&ハンソンが新チャンピオンに。

▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
○後藤洋央紀
16分16秒  GTR→片エビ固め
●ザック・セイバーJr
※後藤が3度目の防衛に成功

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
●KUSHIDA
1分56秒  TIME BOMB→体固め
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]○高橋ヒロム
※高橋ヒロムが3度目の防衛に成功

▼IWGPヘビー級選手権試合
[CHAOS]○オカダ・カズチカ
38分09秒  レインメーカー→片エビ固め
●柴田勝頼
※オカダが4度目の防衛に成功

オカダvs柴田の“根性”と”感情”の戦いはオカダが勝利!しかし試合後にファレがオカダを襲撃しIWGPベルトを強奪し大波乱へ!

第0試合


 ヤングライオンの奇襲で試合が始まり、岡・北村・川人のライガーへのトレイン攻撃から川人の回転エビ固めもカウントは2。川人はロープへ走り込むがライガーのカウンターラリアットが決まる。奇襲に怒ったライガーは続けて川人へロメロスペシャルを見舞い痛めつけていく。
 その後、ライガーは川人をコーナーに叩きつけフィンレーにタッチ。フィンレーは首投げからチンロック。これをロープに逃れられるとフィンレーはヨーロピアンエルボー連打。隙を突いてそれを丸め込んだ川人だったが形勢逆転ならず赤コーナーに叩きつけて中西にタッチ。
 中西はコーナーに振ってからの脳天チョップ。川人はロープに振るもドロップキックをすかされる。再び中西による打撃が見舞われ中西はロープチャージするが、今度は川人がカウンターのドロップキックを決めて岡にタッチ。
 続く岡は中西に打撃を打ち込んでいくが、カウンターのラリアットを食らうとカウント2。アルゼンチンバックブリーカーをこらえた岡はフロントスープレックス。北村につなぐと、岡がライガーをコーナーから落とし、岡と北村が中西とフィンレーに掟破りのアルゼンチンバックブリーカー。これをライガーがカットすると、再び北村とフィンレーのマッチアップになり打撃合戦になるも北村がパワーで勝り、コーナーエルボーもカウント2。北村がブレーンバスターもライガー・中西がこれをカットし、岡&川人が二人をリング外に落として場外戦へ。
 リング上では北村・フィンレーの打撃合戦となり、北村が強烈な逆水平を叩き込む。トドメを狙う北村がロープチャージするもフィンレーがカウンターのエルボーを叩き込み、北村がよろけたところへ、Prima Noctaが決まり、カウント3。
 試合後、川人はライガーに突っかかっていくもライガーはそれを相手にせず悠々と引き上げていった。

<試合後コメント>
北村克也&岡倫之&川人拓未
――試合に敗れはしましたが、絶対に食ってやるという3人の強い気持ちを感じました
川人「あの中で一番目立ったのは俺でしょう。そしてライガー、お前に勝って上に進んでいくだけだ。そしてこいつらと三人で組んで、ベルトにも挑戦していく。なんのベルトかわかりますよね?三人で勝ってヤングライオンでベルトを巻く。それが三人での目標です。そして自分個人の目標は先輩を倒して、次のステップに進んでいきます。以上です」
岡「両国は思い入れのある舞台。いちばん最初なんか売り子やってたよ。そこからプロ格闘家としてデビューして、今日やっと第0(試合)だけど試合に出られた。成長したと思ってる。先輩とやってそれを痛感した。でもちゃんと成長している。遅い成長じゃない。まだまだ俺は行ける!待ってろ!もうすぐカッコいい俺を見せてやる」
北村「……俺も同じ。ここで初めて格闘技の試合をした。まだまだ未熟者だけどこれからもっとビッグになって、この経験を次に活かして。もっとビッグになる。それだけ」

第1試合


 最初のマッチアップはタイガーマスクWとタマ・トンガ。両者のキック打ち合いから試合が始まるもこれはタマ・トンガが制し、エルボードロップを狙うもWはこれを避け、PK狙うがかわされる。続けてWが走り込みレッグラリアート。再びPKを狙いかわされてしまうも、その場飛びのカンクーントルネード。
 続いて永田・裕二郎のマッチアップ。永田はコーナーに押し込みブート、エクスプロイダーを狙うもこれをこらえ、フェイトからの低空ドロップキック。裕二郎は永田をリング外に落とすと、タマ・トンガと協力して凶器攻撃。リング上に戻すとチェーズへタッチ。チェーズは永田をストンピングで痛めつけると、素早くタマ・トンガにタッチを繋げていく。タンガ・ロアはブレーンを狙うも、これを永田が素早く腕固めに切り返す。これはすぐに青コーナー側がカットに入る。永田のエクスプロイダーを決めると、真壁へタッチ。
 真壁はラリアットで青コーナー側をなぎ倒し、タンガ・ロアと真壁のラリアット合戦へ。これを制した真壁はコーナーラリアットからナックル連打。タマ・トンガ・タンガロアに交互に串刺しラリット。そしてコーナーに上ってテンカウントパンチ。
 タマ・トンガへトドメのラリアットを狙うも、これをタマ・トンガがレフトハンドラリアットでカウンター。永田・タイガー、Wが乱入してこれをカットすると、コーナーへトレイン攻撃。最後にタイガードライバーを見舞うもこれは裕二郎らがカット。タイガーはフルネルソンで固められタマ・トンガらが追撃を狙うが、これをWのミサイルキックで撃退しタイガーをアシスト。さらにWが場外へムーンサルトプレスで飛んでいき、裕二郎らの妨害を許さない。
 リング上ではタイガーがタマ・トンガへタイガースープレックス。これを返されるとトドメを狙って走り込むが、場外から足を引かれて倒されてしまう。その後タイガーが立ち上がった瞬間を狙って、タマ・トンガが飛びついてガンスタンを見舞うとこれを返せずカウント3。

第2試合


 試合は鈴木軍の奇襲でスタート。場外では鈴木がYOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつけ バレッタとロッキーがデスペラードコンビネーションアタックを決め、TAKA&鈴木をリング外へ落としてく。バレッタは気合の雄叫びを上げながらデスペラードへ連続の串刺しラリットを見舞い、救出のためにリング上に乱入したTAKAもラリアットでなぎ倒す。
 バレッタはトドメを狙って走り込むも、場外から鈴木に足を引かれて妨害され、そのままロープを使っての三角絞めを食らう。そのまま場外戦へ入ると、鈴木は場外で椅子を使ってバレッタを痛めつける。
 リング上では鈴木軍がデスペラード、TAKA、鈴木と素早くタッチを回しながら打撃を見舞う。鈴木とロッキーのマッチアップになると、激しい張り手合戦へ。鈴木の強烈な張り手にロッキーは一旦ひるむも、正面から延髄斬りを決めてYOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIは鈴木にブレーンバスターを狙うも堪えられ、バッククラッカーに切り替えるもカウント2。続けてエルボー合戦へ入ると、鈴木は唇に指を当てて観客を静かにさせると、鈍く重い音が響く強烈なエルボーを見舞う。これで火が点いたYOSHI-HASHIが激しいエルボーからこれを制すと、鈴木軍がリングに乱入。コーナーへ振ったYOSHI-HASHIに次々と打撃を入れてフォールするも、これはバレッタらによりカットされる。
 鈴木がスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙うが、ロッキーが飛び膝蹴りでカット。その後、両軍リング上へなだれ込み乱戦になるも、その中でYOSHI-HASHIが TAKAにカルマを決め、そのまま3カウント
 試合後に激昂した鈴木みのるがパイプ椅子を持ってYOSHI-HASHIを襲撃しようとするもこれを制止され、セコンド陣をイスで殴打して去っていった。

<試合後コメント>
デスペラード
「YOSHI-HASHI、テメェはどうでもいいや。六本木バイス!てめぇらこの野郎。俺の大事なパートナー潰してくれて。いつまでも好き勝手できると思うな。次は金丸とタイチ、あいつらのタイトルマッチ、よく見ておけ!」

第3試合


 試合前に金丸と邪道の小競り合いがあるも、王者組はベルトを掲げて見せびらかせて余裕を見せる。これに怒った邪道外道は同時に奇襲をかけ、邪道外道が同時に二人を腕固め。
 乱戦の中でゴングが鳴り、場外乱闘になると、金丸が邪道をコーナーに叩きつけ、タイチはディーバを盾にし、マイクで外道をマイクで殴打。
 タイチは外道をリングに上げるとフォール。外道の髭を掴んで引っ張って捕縛し、金丸の膝蹴り。そのままタッチして入ってきた金丸は追撃を狙うも外道はマンハッタンドロップで切り返す。追撃を狙う外道だったが、金丸はDDTで切り返し、タイチにタッチ。タイチは放送席から奪った木槌で外道を殴打。チンロックをかけつつ顔面を木槌で痛めつける。
 金丸にタッチし、二人でトレイン攻撃。二人がそれぞれアックスボンバーを連打していく。なんとかカウンターでアックスボンバーを返した外道は邪道にタッチ。邪道は二人をラリアットでなぎ倒し、金丸にバックドロップ。そのままグリーンキラーを狙うもこれは場外からタイチがカット、そのままリングニ上がってきたタイチはスライディングキック。続けてサンドイッチPKで外道をフォール。カウントは2。
 タイチがラストライドを放ち、金丸がコーナー上からディープインパクトを狙って飛ぶが、外道がこれにヒザを合わせ金的でカウンター。邪道がリングに入ってくると、金丸へクロスフェイス。これを止めようとするタイチに外道もクロスフェイス。
 しかし、突如現れたデスペラードが場外からレフリーの足を引き場外へ落としてしまう。そこへIWGPジュニアタッグ前王者のロッキー&バレッタが救出に駆けつけ、ダブルジャンピングニーでデスペラードを撃退する。
 邪道が金丸にグリーンキラーを見舞うも金丸はギリギリで肩を上げる。そして邪道は金丸にクロスフェイスで、金丸はタップするが、レフリーが場外に落とされたままなので認められず試合は続行される。レフリーの復帰が間に合わぬ内にタイチがカットし、が邪道にトラースキック。
 タイチのアシストで金丸のムーンサルトが決まるも邪道は意地で返していく。タイチ金丸と邪道の2対1の状況が続き、タイチはニーリフトでアシストの後に金丸のディープインパクトが決まると邪道は返せず3カウント。

 試合後、前王者のバレッタ&ロッキー・ロメロがリングに上がり、金丸&タイチに突っかかる。王者組はそれをあしらいながらベルトを見せびらかし、リングを降りる。退場中、タイチは解説席に座っていたライガーに「もう終わりか?やんねーのか?」と挑発し、ディーバとともに余裕たっぷりで退場していった。

<試合後コメント>
金丸義信&タイチ
タイチ「おい、ハイボールどうした?祝杯のハイボール!今日はハイボールはダブルを出すまでもなかったな。ハイボールのシングルで終わっちまったよ(笑)」
金丸「これで邪道外道は終わりだ」
タイチ「言ったろう?テメェらがノビる結果になるって。だからやめとけって言ったじゃねぇかよ、やさしさで。やめなって言ったんだよ。いいぞ、邪道外道。このままぶざまな姿をさらして引退しても、もう一回頑張りますからやらせてくださいって言うのも。どっちでもいいよ、お前らの好きにしろ」
金丸「終わった後も二人出てきたけど、決着ついてるだろう。何回やっても一緒だよ」
タイチ「やる意味ねぇよ!……と言いたいところだが、やってやってもいいかななんて気はあるよ。次にあいつら潰したらCHAOSジュニアは終わりだ」
金丸「とどめ刺すか?」
タイチ「それでもいいんじゃないか?まぁあいつらだって二回連続(挑戦を)受けてくれたし。俺らも鬼じゃねぇから。ただしそれでCHAOSジュニアは終わりだ。CHAOSを制圧したら、次は……」
金丸「誰行くかなぁ」
タイチ「まぁ楽しみにしておけ」

第4試合


 矢野は入場するとペットボトルの水をファレにかけて挑発。
 その流れから最初のマッチアップは矢野とファレとなるが、ゴングが鳴ると矢野は奇声を上げながらファレから逃げまわり、追ってくるファレから逃れて場外へ。場外で先回りしていたケニーが矢野を羽交い締め。ファレがラリアットを狙うも矢野がすんでのところで避けてケニーはファレに誤爆。調子づく矢野だったが、ファレに打撃が効かず場外で柵に叩きつけられダメージを負うと、よろけながらもリングイン。そのままファレによる攻撃が続き、ケニーにタッチ。ケニーはエルボードロップを見舞うと、コーナーに控える石井を指差し挑発してからファレにタッチ。ファレはヒップドロップでフォールするも石井が乱入しこれをカット。代わるケニーが矢野を起こそうとすると矢野はサミング、その隙にコーナーマットを外そうとするもケニーがこれを阻止。お互い髪を掴み合って妨害しあうと、二人共鏡写しのように全く同じ動きで攻撃したり髪を掴み合ったりして責め合う奇妙な状況に。これに業を煮やしたレフリーが二人の髪を掴んでそれをやめさせる。
 ケニーがそれに抗議している隙に矢野はニュートラルコーナーのマットを外し、ファレを攻撃。ケニーももう片方のコーナーマットを持って矢野を背後から急襲するも、矢野はこれを避けてファレに誤爆。
 矢野は石井にタッチすると石井はラリアット連発で二人をなぎ倒し、ケニーを鉄骨むき出しのコーナーにたたきつけて攻撃。石井はバックドロップを狙うもケニーはこれを耐え、飛びつき式のフランケンシュタイナーで切り返す。倒れる石井をカミカゼで追撃も、カウント2。ファレがリングに入り、バッドラックフォールを仕掛けようとするもこれは石井がこらえる。ファレがコーナーに走り込むが矢野が場外から足を引いてアシストし、石井がらラリアットでファレを場外へ落とす。
 リング上は石井とケニー。ケニーは石井をロープにくくりつけると走り込んで膝蹴り、続けて片翼の天使を狙うもこれは矢野がカット。石井はラリアット、ブレーンバスターと続けていくが、ケニーがむき出しのコーナーに叩きつけ、ファレが串刺しラリアット。
ケニーは再び石井をロープにくくりつけると「Ban!」のアピールから走り込んで膝蹴りを見舞い、続けて片翼の天使を決めて3カウント。

<試合後コメント>
ケニー・オメガ
「ずっと神に祈っていた。石井、矢野。これまでのツアーでの前哨戦でまったく同じ試合を繰り返してきた。自分、バレットクラブ、そして相手となるチームたち。こういう俺のルーツに還るようなファニーな試合をすることも楽しいことではあるけれど、それでは勝てない。俺たちは勝ちたくて来ているんだからな。
そしてNJカップで石井、お前は俺に勝っていながらなぜ優勝しなかった。それは俺にとっても恥なんだぞ。俺がNJカップの優勝候補と言われていたし、その俺に勝ったにも関わらず石井が決勝にも行けなかったのは、俺にとっても恥ずかしいことなんだ。
本来なら俺がファレとともに決勝に勝ち上がり、最終的には俺が優勝して今日は俺がオカダと戦うはずだったんだ。ひとまず石井に対して言いたいのはそれだけだ。俺を辱めるような真似はするなよ。そして俺がやらなければならないことは2つある。ひとつは次になんらかのトーナメントがあった時にはかならず勝ち上がること。もしくはチャンピオンになることだ。だからこそ俺はここで宣言したい。次のツアーでは石井とシングルで戦いたい。グッドラック、グッドナイト!」

第5試合


 普段から「インターコンチネンタルのベルトに思い入れは無い」とこぼしつつも、今大会で王座戦が組まれていないことに不満を持っていた内藤は、入場時にインターコンチネンタルのベルトを、挑戦を希望していたジュース・ロビンソンに向け放り投げるという挑発に出る。しかしリングに落ちる前に田口が慌ててそれをダイビングキャッチ。
 タグチジャパンはゴングが鳴る前に普段通りの円陣から作戦会議。ロスインゴは頭上で手を合わせる結束のポーズ。
 棚橋とEVILのマッチアップからスタート。腕の取り合いから棚橋がヘッドロックもEVILは髪を掴んでこれを解く。棚橋はこれをロープに振るとアープホイップからそのまま腕を離さすアームロックへ。これを逃れられると棚橋はタグチに、EVILはBUSHIににタッチ。
 素早いロープワーク合戦を制した田口はBUSHIをコーナーに振るとトレイン攻撃へ。棚橋らが走り込んで攻撃していくが、当の田口は監督としての立ち位置からか自らは攻撃に参加せず、他の三人に指示を飛ばす。続いて田口はコーナーに登り尻を突き出し、コーナーに振られたBUSHIが餌食に。続けてロープに振られるSANADAは田口の尻へドロップキックを見舞い反撃。
 田口はロープ越しにパラダイスロックを狙うが、絡まってしまい自分だけロープにくくりつけられる形に。解説のミラノが「なにやってんだ!」と怒号を上げて呆れる中、SANADAは身動きが取れない田口にスライディングキック。田口はなんとか抜け出してヒップアタックを狙うが、ことごとくSANADAのケリで撃ち落とされ、ダメージを蓄積、なんとかヒッップで倒すとリコシェへタッチ。
 リコシェは空中殺法でEVIL、内藤を蹴散らしフェイスバスター。場外へトペ・スイシーダで追撃。その後、素早くリングに戻り他方面にもトペ・スイシーダ。リング外から飛び上がりエプロンからノータッチでボディアタックを見舞い、再び場外の敵の追撃へ向かう。リング上に残った棚橋はBUSHI、SANADAに二人同時にドラゴンスクリュー。再びEVILと棚橋のマッチアップになると、エルボー合戦に入り、スリングブレイドを狙う棚橋だったが、これを読んでいたEVILはカウンターのラリアットでこれを制す。
 棚橋はジュースに、EVILは内藤にタッチ。ジュースはバッククラッカーからの河津掛け、セントーン。ロスインゴはこれをカットし連携攻撃。集中砲火を浴びるジュースに内藤がトドメを狙うが、乱入した棚橋のスリングブレイド、BUSHIがコードブレイカー、田口のヒップアタック、最後にジュースが監督譲りのヒップアタックを見舞う。
 その後、内藤のスイングDDTや急所攻撃をかわしたジュースがレフトハンドラリアット。そしてジュースが強烈なパルプフリクションを決めると内藤は返すことが出来ず3カウント。

 インターコンチネンタル王者の内藤哲也からピンフォールを奪ったジュースは・ロビンソンは、試合後に内藤へ「挑戦させろ」とマイクアピール。
 タグチジャパンは全方向の観衆に向け勝ち名乗りと決めポーズをして観衆とハイタッチや握手をしながら退場していった。

<試合後コメント>
BUSHI&内藤哲也&EVIL
BUSHI「おい田口!たとえリマッチをやっても同じ結果になる。そう言ったよな?本当にそう思ってるのなら、どうせNEVER無差別級6人タッグベルト、次の挑戦者は誰もいないんだろう?だったら挑戦させろよ。同じ結果になるんだろう?田口、そしてリコシェ。お前たちにやられた分はたっぷりお返ししてやるからな。エンセリオ!マ・ジ・で!」
内藤「ドロール(痛い)だぜ、カブローン!」
EVIL「棚橋よ、この俺様ともう一度やりたいって。お前みたいな終わった野郎は踏み台にもならねぇが、やってやってもいいぜ。その代わり完膚なきまでに返り討ちにしてやるからよーく覚えておけ。ディス・イズ・イービル。エーブリシング・イズ・イービル。すべては・・・イービルだ」

第6試合


 まずは天山、ロウのマッチアップ。ショルダータックル合戦はパワーで勝るロウが有利に進め、ロウが頭突きを見舞うも天山の石頭には効かず、逆にロウがダメージを負い、天山はモンゴリアンチョップで追撃。
 続けて小島、ハンソンのマッチアップになるとヘッドロックやショルダータックルで力比べ。小島がエルボーを見舞うも、ハンソンは巨体を翻して側転でかわし、ラリアットで小島をなぎ倒してロウにタッチ。ロウは自軍コーナーでエルボーを連打し、ハンソンとの連携でさらに打撃を入れてフォールもこれはカウント2。ロウがハンソンをスラムで上げ、そのまま130kgのハンソンを小島の上に落としていく。小島が捕まる形でWarMachineの連携攻撃が続き、グラウンドのスリーパーや背後からのエルボースマッシュ、さらにハンソンは自慢の長い髭を使って小島の首を締め上げる。
 小島がこれを逃れて天山にタッチすると、ハンソンもロウにタッチ。天山が串刺しラリアットからブレーンバスター。さらにモンゴリアンチョップで追撃し、高速式のブレーンバスターと畳み掛けていく。天山はアナコンダ・バイスで固めるもハンソンがカット。小島にタッチすると、小島は先程の仕返しとばかりにラリアット連打からロウへマシンガンチョップ。小島が「いっちゃうぞバカヤロー!」と客を煽り、からコーナーからいっちゃうぞエルボーを投下。フォールを入れるもカウント2。
 その後エルボー連打もこれを耐えきったロウがローリングエルボーから天山・小島を同時に持ち上げフォールアウトを狙うが失敗し、逆にテンコジがテンコジカッターを見舞う。天山がコーナーへ上がるもこれは阻止され、デッドリードライブで返される。
 ハンソンはテンコジをそれぞれニュートラルコーナーへ振ると、走り込んで串刺しラリアットを連発。小島が反撃に走り込むと、コーナーへ駆け上がって小島をかわし、そのまま上からヒップドロップで潰すという軽快な動きを見せる。
ハンソンがコーナーに上がりムーンサルトをアピールすると、会場からどよめきが起きる。そのままムーンサルトを投下するも、小島はかわしてコジコジカッターを決めるもカウントは2。しかしその後ハンソンは救出に来たロウと共にコンビネーションスラムを決めてペースを掴む。
ハンソンがトペ・スイシーダで場外に飛んで天山を追撃し、ロウが膝蹴りの連発などで責めていくも、小島は雄叫びとともに体を震わせ、渾身の継承ウエスタン・ラリアットでロウをなぎ倒す。
 さらに小島はラリアットを狙って行くが、ハンソンが乱入し動きを止める。その隙きを突いてロウがバックドロップで小島抱え上げる間にハンソンがコーナーへ上がり、そのままフォールアウトが決まると、小島は返すことが出来ずこれで3カウント。War Machineは初挑戦で初戴冠の大金星を上げた。 

 ベルトを抱きしめて嬉しそうにするWar Machineの前に天山が歩み寄り、「もう一回やらせろ」と要求するも、War Machineとそれぞれと笑顔で握手。よろめきながらも起き上がった小島もそれに続き、新王者と握手を交わす。
 War Machineの二人は前チャンピオンの想いに応え、先にリングを降りたテンコジへ深々とお辞儀。
前王者組からも認められたWar Machineは観衆の大歓声を受けながら退場していった。

<試合後コメント>
ハンソン&レイモンド・ロウ&タンガ・ロア&タマ・トンガ
ロウ「いつか必ず夢は叶う時が来るとはよく聞くけれど、まさに自分たちの夢がかなった瞬間だ。自分がプロレスを始めた時から新日本プロレスの過去の映像から多くを学んできた。特にIWGPのビッグマッチを見て学んできた。そして今日ここで親友とともにスモーホールでIWGPタッグ王座を獲得することができた。文字通り夢が叶った瞬間であり、唯一の目的を達成することができた。誰であろうともこのベルトを取り上げることはできない!」
ハンソン「War Machineが世界を壊滅させる!」
タンガ「はー、親友ね。それはよかった。チャンピオンになれたのはよかったんだろうけれど、そのベルトはかつて自分たちが持っていたものだし、ベルトを失ったときにはリマッチのチャンスももらえないまま、今この時が来てしまった。そしてハンソンとロウよ。お前たちが今どこにいるのかわかっているのか?ここは俺たちのテリトリーだぞ。GODが本来ならタッグ王座のベルトを持っているはずなんだ。だからそれを返してもらおうか。どれだけ年老いたチームに勝ったところで、俺たちに勝たなければ真のチャンピオンとは言えないだろう」
ロウ「俺たちに挑戦したいということか?俺たちにどれだけの実力があるかはわかったはずだろう?それがわかってのことならばいつでもかかってこい。誰であろうと挑戦することだけならできるだろうからな」
ハンソン「一番初めにお前たちが言った言葉がすべてを物語っている。かつてはベルトを持っていた。それは過去の話だろう。今は自分たちの肩にこのベルトがある。もしほしいのなら奪い取ってみろ」
タマ「去年のことを覚えているか?」
ハンソン「新年のことだろう?」
タマ「まぁなんでもいいけど、自分たちが必ず勝ってみせる」

第7試合


 鈴木軍入りしたザックがNEVER無差別級ベルトに挑むこの一戦、王者の後藤は3度目の防衛戦となる
手四つからのグラウンド、腕の取り合いでザックは多彩な技を見せるも後藤はそれをすべて返して腕を取り返していく。ザックはスリーパーに移行するも後藤はニーロックで切り替えしロープブレイク。
再び手四つの力比べが始まり、体格で勝る後藤が有利に進めるもザックは上手く切り返し、後藤の手首を捻り上げる。後藤はエルボーで反撃し、ショルダータックルで倒すと攻めのペースを掴む。首投げからのチンロックで攻め立て、ヘッドシザースで絞り上げるも、ザックは身軽に動きロックを緩め、ロープブレイク。
続けて攻めようとする後藤の足を取ってグラウンドに持ち込むと、一転攻勢でザックのペースへ。足を固定しての腕責め、腕を固定しての足技など複合関節技を次々と繰り出していくも、後藤はどうにかロープに逃れる。ザックはヨーロピアンエルボーで打ち据え、後藤のエルボーを誘うと、その腕を取ってさらに腕関節を極めて脇固めの形でグラウンドに倒すと、肘関節にフットスタンプ。
 追撃を狙うザックに、後藤が意地のエルボーで反撃。これに怒ったザックは「GOTO!!!」と叫びながら串刺しラリアット。もう一発を狙おうと対角線コーナーへ走り込んだところを、後藤が追撃し串刺しのニールキック。
 後藤がブレーンバスターで上げようとすると、身体を翻して後藤に組み付き、抱えられたまま後藤の首・胴・肘を極める複合関節で締め上げていく。しかし、後藤がパワーだけでそれを振り切り、そのままブレーンで投げ捨てた。
 腕を痛めた後藤は コーナーからエルボードロップも、これを待ち構えていたザックはそれを避け、後藤が着地した瞬間に腕を獲りに行き、ジム・ブレイクス・アームバー。
 どうにかロープに逃れた後藤だったが、後藤は左腕が上がらず、右腕一本で打撃を見舞う。しかしさらにそれをキャッチしたザックは三脚巴に似た技で締め上げていくも、後藤は力でそれを外し、牛殺しで反撃。
 その直後、デスペラードがリングに現れレフリーに掴みかかる。その隙きを突いてレフリーの視界の外から鈴木みのるがリングに上がり、後藤を急襲。スタンド状態でのスリーパー からゴッチ式パイルドライバーを狙うも、これをこらえ、ショルダースルー。背後から迫っていたザックへエルボーを打ち込み、鈴木を起こして牛殺しを見舞って追い払う。
 再び背後から忍び寄ったザックは ヨーロピアンクラッチでフォールもカウントは2。走り込んだ後藤のラリアットに合わせて三角絞め。しかし後藤は三角をそのまま上げてそのままパワーボム。その後ザックを起こして打撃から強烈な頭突きを入れ、裏GTRを見舞い、ダメ押しの正調GTRで3カウント。

 試合後に再び鈴木みのるがリングに上がり、後藤を襲撃。試合のダメージで満足に動けない後藤を一方的に殴打していく。セコンド陣に静止されて退場させられている途中もリングの中にイスを投げ込むなど、怒りは収まらないまま鈴木は退場した。

<試合後コメント>
後藤洋央紀
「次!鈴木みのる!いつでも来い!」

第8試合


 先に入場したKUSHIDAは、王者・高橋ヒロムの入場時にトペ・スイシーダで奇襲。さらに場外で鉄柵に串刺しのドロップキックなどでヒロムを攻め立てる。
 ヒロムをリング上に上げると、KUSHIDAはアームロックで絞り上げる。ロープに逃れようとするヒロムをファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げたKUSHIDAに対し、ヒロムは着地しエルボーを放つも、KUSHIDAはそれをキックで撃ち落とす。ロープに走って反撃を狙うヒロムをKUSHIDAはショルダースルーして場外に落とそうとするも、ヒロムはエプロンサイドに着地。追撃するKUSHIDAをエプロンからロープを利用したカナディアンデストロイで場外へ叩きつける。ヒロムはKUSHIDAを休ませることなく即座にリングへ上げると、TIME BOMBを二連発。そのままフォールが決まり、試合終了。わずか1分56秒での決着となった。

 試合終了後、リングドクターがKUSHIDAに駆け寄る中、リコシェがリング上に現れ、マイクを要求。

リコシェ「ヒロム、頑張ってそのベルトを保持し続けて偉いものだな。ただそのベルトはふさわしい選手の元に戻るべきだ。IWGPジュニア王座、キングである俺が挑んでやろう」

 とIWGPジュニアヘビー級ベルトへの挑戦を表明した。それを聞いたヒロムは余裕の笑みを見せ、何も答えることなく退場していった。

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「すぐわかったよ、KUSHIDAのやりたいこと。俺を秒殺しようだなんて思ってたんだろう?わかりやすいなぁ、彼は。まんまと自分の作戦にハマって、俺のTIME BOMBの餌食になったな。言っただろう。もうあいつの時代は終わりなんだ。これでKUSHIDAもわかっただろう。あいつの時代は完全に終わった。それは本人が一番よくわかっているはずだ。
まぁ……(嗚咽が始まり、カメラに撮られることを制するようなしぐさを見せて)ごめんなさい。……KUSHIDA選手、KUSHIDAのファンのみなさん、彼を終わりにしてしまって、本当にすいませんでした。彼を信じて応援してくれたファンのみなさん、本当にごめんなさい。……僕からKUSHIDA選手に関しては何もありません。本当にすいませんでした。時代を、ひとつの時代をこんなに簡単に越えちゃって、ひとこと……申し訳ございませんでしたとKUSHIDA選手に伝えてください。(表情を一変させて)リーコーシェー!あーそーぼー(笑)」

リコシェ
「単純なことだ。IWGPジュニア王座を自分のものにしてみせる。あのベルトがほしい。ヒロム、お前は前から問題ばかり起こしている。すべてを終わらせるのが俺の役目だろう。せいぜい首を洗って待っていろ。キングがお前に挑んでやる」

第9試合


 ゴングが鳴ると、二人はしばらく睨み合いじっと動かない静かな立ち上がりとなった。
 手四つ、ロックアップとじっくりとお互いの感触を確かめ合う二人だったが、先に仕掛けたのは柴田。グラウンドに持ち込みスリーパー、そのまま体勢を入れ替えてマウントポジションから肩固め。オカダも巧みに体勢を変えて逃れロープブレイク。
 柴田がマットに自ら倒れ猪木アリ状態を作りオカダを挑発。真っ向から掴みかかりに行くオカダを捕縛しグラウンドでのスリーパー。これをかわしたオカダにすかさずキーロック。柴田がオカダのロックを振り払いアームバーが極まるが、オカダは瞬時にロープへ逃れる。
 再びジリジリとした力比べが始まり、腕の取り合いやヘッドロックの掛け合いとなるが、柴田はイギリスで学んだヨーロピアンレスリングの技を見せつけるように次々とオカダの技を返していく。オカダが柴田をロープに振り、ドロップダウンすると柴田はそれを読んでいたようにかわしてそのままグラウンドスリーパー。なんとか立ち上がりコーナーに逃れたオカダがコーナーブレイクの際に柴田へエルボーを見舞うと、観衆からオカタにブーイング、柴田に大歓声が飛ぶ。これに応えるように柴田はオカダにエルボーを連打、サッカーボールキックと攻め立て、リング中央で足4の字に移行する。さらにリバースインディアンズデスロックで攻め立て、弓矢固め。これはオカダがロープブレイク。その後、コーナーブートを連発する柴田だったが、オカダはドロップキックで反撃。柴田は場外に逃れる。
 場外戦に突入し、オカダが鉄柵を使っての高角度DDTで柴田の痛めた首を攻めるなどペースを掴む。柴田の反撃を許さぬままオカタはリングへ戻り、柴田を待ち受ける。
 リングに上った柴田を挑発するように、オカダはDIDなどのジャーべで締め上げていく。
 オカダは首投げから低空ドロップキック。エルボー合戦となるが、柴田は仁王立ちでオカダに好き放題打たせる。オカタでの連打が止んだ瞬間、柴田の鋭いエルボーが顎先に入る。そのままコーナーでエルボー、キック、掌打を交えたコンビネーション打撃でダウンさせると走り込んでの串刺しドロップキック。柴田はオカダを場外に落とすと、鉄柵前に座らせ、場外で走り込んでの串刺しドロップキック。
 柴田はオカダをリングに上げるとコブラツイスト。オカタが抵抗すると技を解いて腹に膝蹴りを見舞い、倒れたオカダにエルボースタンプ。オカダはブートで反撃し、DDT、走り込んでのかち上げ式エルボーでペースを変えていく。コーナーに上ったオカダを追撃する柴田だったが、オカダはそれを読んで柴田を飛び越して先に着地。走り込む柴田をフラップジャックで倒すと、再びコーナー上に登ってエルボードロップ。続けてレインメーカーを狙うも、柴田はそれを武者返しでカウンター。
 ダブルダウンから二人が起き上がり、膝立ち状態からエルボー合戦。オカダが時折よろめくなど、柴田が有利に進めていくが、オカダが吠えてヨーロピアンエルボーを連打。怯んだその瞬間に組み付いてリバースネックブリーカードロップを見舞う。再びコーナー上に登ったオカダは、倒れていた柴田が上体を起こした瞬間を狙ってミサイルキック。
 そのままフォールを狙うオカダだったが、その瞬間を待っていた柴田は腕を絡め取り脇固めでオカダの右腕を絞り上げる。なんとかロープに逃れたオカダに、柴田のPKがクリーンヒット。オカダに感情を出させたい柴田は軽いビンタ、頭を叩くなどの行為でオカダを挑発。
これに応えたオカダは、柴田のスタイルを真似てリング中央で胡座をかき、柴田の打撃を待ち受ける。これをみた柴田はニヤリと笑うとオカダの真正面に胡座をかき、向かい合ったまま張り手の応酬。
 感情に火がついたオカダは雄叫びを上げて連打。そのまま柴田をコーナーに振って座らせ、お返しとばかりに走り込んでの串刺しドロップを見舞う。そのままコーナーで柴田を殴打するオカダに観衆から大ブーイングが飛ぶ。抜け出した柴田は、お返しとばかりに柴田もコーナーでオカダを何度も踏みつけて行く。勝負を決めに行こうとロープへ走り込んだ柴田の顔面にオカダのドロップキックが炸裂。これを真正面から受けた柴田は、オカダにジャーマン。オカダはフライングエルボー、続いて柴田のビッグブート、さらにオカダのジャーマンと大技の応酬が続く。
 大技合戦を制したオカダはレインメーカーをアピールして勝負を決めに行くが、柴田はレインメーカーを右腕へのビッグブートでカウンター。しかしオカダは掴んだ柴田の腕を離すことなくそれでもそのままラリアットへ。これを柴田は正面から受け止め、頭突き。倒れるオカダを見下ろす柴田の額から血が流れる。そして、柴田は仁王立ちでオカダが立ち上がるのを待つ。
 柴田の卍固めが決まり、身動きが取れないオカダだったが、オカダがロープに逃れようとすると柴田はグラウンド卍固めへ移行。それでもロープへ逃げようとするオカダを幾度も中央に戻し、長時間締め上げる。オカダは一度は解くことに成功するも、柴田は再び変形の卍に掛け直し締め上げる。しかり、変形卍が決まり切る前になんとかオカダはロープへ逃れる。
 柴田は苛烈にオカダを攻め立て、中腰のオカダにPK。フォールに行くことなくそのままチョークスリーパー。オカダは立ち上がるが、柴田は背後からそのままおぶさる形で胴締めスリーパーへ移行し、スリーパースープレックス。さらに、柴田はオカダをレインメーカーの形で捕らえると、レインメーカー式張り手を見舞う。
張り手を食らいオカダは倒れるも、柴田はクラッチした腕を離さないままPK。その後も頭を抑えてのマシンガンPK。
 トドメの正調PKを狙ってロープチャージしようとする柴田の腕を背後から掴み、オカダが意地の変形レインメーカー。オカダもクラッチした腕を離さぬまま、ブートを連打。これが顎先を捉え、柴田がよろけたその刹那にオカダはバックを取り、正調レインメーカー。
 前のめりに倒れた柴田だったが、オカダのフォールを返すことが出来ず3カウント。

 死闘を終えて消耗しきったオカダの腰にIWGPヘビー級ベルトが巻かれると、突如としてリング上に乱入したファレがオカダを急襲。止めに入った外道にグラネードを放って撃退すると、オカダをコーナーに振ってベイダーアタック。さらにグラネード、バッドラックフォールと容赦ない攻撃を浴びせる。
 そして倒れたオカダの腰からベルトを強奪すると、王者のようにそれを掲げあげながらファレは退場していった。

<試合後コメント>
バッドラック・ファレ
「オカダ、今度は俺が戦ってやる!」

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