カス野郎”brother”YASSHIがプロレスラー生活25周年記念興行で仲間たちと故郷に錦!名付け親のウルティモ・ドラゴンに玉砕も「僕を18の時に男にして頂いてありがとうございます!」

19日、自他ともに認めるプロレスジャンキーのカス野郎”brother”YASSHIがプロレスラー生活25年目にして故郷の京都・ステンドグラスが美しいKBSホールで『京都カス野郎プロレス~ブラザーヤッシー25周年』を開催。メインイベントでbrotherの名付け親ウルティモ・ドラゴンを迎えての6人タッグマッチが行われた。”brother”YASSHIは闘龍門の7期生としてウルティモ・ドラゴンの下で研鑽を積み2000年10月20日にメキシコでプロレスラーデビューを果たした。
2005年2月にVOODOO-MURDERSに加入後は、全日本プロレスを始めとし国内のプロレス団体のマットを席巻。挑発的なマイクパフォーマンスで観衆のブーイングを煽り、ルール無用のヒールファイトで対戦相手を血祭りにあげてきた。2017年2月21日に東京・新木場1stRINGで行われたCRYSIS興行の終了後に、突如観客席に現れマイクを手にし、ひな壇でVOODOO-MURDERSからの離脱とひとり立ちを宣言。TARUも船出を了承し、以後は日本国じゅう数多くの団体を股にかけ活躍を続けてきた。今回プロレスラー生活25周年という節目の年にプロレスジャンキーの仲間たちがYASSHIの故郷京都に集結、凱旋興行が実現した。
メインイベントでYASSHIは木下亨平&拳剛と組んでヴァンヴェールジャック&TiiiDA&ウルティモ・ドラゴン組と対戦。試合は木下とジャックのスリリングな攻防で幕を開け、TiiDAが拳剛にドロップキックを突き刺してYASSHI、ウルティモへ。YASSHIのビッグヘッドをがっちりとロックして逃さぬウルティモ。ショルダー合戦も圧勝。場外戦ではYASSHIが一矢報いてウルティモを鉄柱に飛ばしダメージを与えた。TiiDA、ジャックが華やかな空中殺法で観衆を魅了してYASSHIの凱旋に華を添え、木下&拳剛の好サポートによって迎えたクライマックスはウルティモとYASSHIの師弟対決。
YASSHIのミドルキックの足をキャッチしたウルティモがYASSHIをドラゴンスクリューからリバースインディアンデスロックで絞り上げる。あわやのところを木下がカットに入って脱出も、フライング・ビッグヘッドの自爆から勝機を逃し最後はラ・マヒストラルで丸め込まれて3カウント。
試合後、おもむろにマイクを取ったウルティモからYASSHIに「辻本、25年おめでとう。お前のこの大会、音楽かけて楽しいじゃないか。会場でタコスを売ったり、お前の心の底からのメキシコ愛が伝わってきた。メキシコに来てくれて、ありがとう。闘龍門に入ってくれてありがとう。そして今日この俺をここに呼んでくれてありがとう。」と愛に溢れた祝辞が贈られると、YASSHIの目に光るものが。
YASSHIが「ウルティモドラゴン校長、僕を18の時に男にして頂いてありがとうございました。この頂いたbrotherという名前、いまだに大事に使い続けています。俺はbrotherキャラを愛しています。そして25周年を続けてこれたこと、この証明をこの京都で見て欲しかったんです!昔も楽しかったですが、いまがこのプロレス人生一番楽しませて頂きます!ありがとうございました!」と感謝のマイクを返して握手と抱擁を交わすと、観衆の拍手と歓声がリング内の選手を包んだ。
興行が終了したあと会場では引き続きアフターパーティーが行われ、参加選手と観客が美酒とタコスに舌鼓を打ちながら共にレゲエの生ライブに酔いしれた。YASSHIは今年に入ってから、神戸のプロレスカフェバーRINGSOUL(プロレスのリングを併設したカフェバー)でお手製のタコスを振舞うイベント「ブラザータコス」も開催している。メキシコ愛とプロレス愛をスパイスに散りばめたプロレスジャンキーの手料理も是非一度味わってみて欲しい。
















