BumB東京スポーツ文化館で1日4興行のプロレスフェスティバルが開催
来る2月14日(日)『BumBプロレスフェスティバル』が東京江東区夢の島のBumB東京スポーツ文化館で開催されることとなった。朝の10時30分から全4興行が連続して行われる。
当日の一発目は10時30分から「おはようBKF」が開催される。
元々夢名塾プロレスのファン感謝イベントの一環として企画されたBKF選手権が独立した形となり、今回その第一弾興行として行われる事となった。
メインイベントはBKF無差別級選手権で、チャンピオンのラ・マルクリアーダ選手に宇宙銀河戦士アンドロスが挑戦者として挑む。
前回の選手権試合でチャンピオンのラ・マルクリアーダ選手が暴走。アンドロス選手がその暴走を止めるべくチャンピオンにフライングボディアタックを敢行したものの、ものの見事に叩き落とされるという前代未聞の赤っ恥をかかされた。
今回はその流れをうけての対戦となる為、個人的な感情もありつつの闘いになると思われる。過去『挑戦者失踪による防衛』や『レフェリー試合放棄』という何が起こるか予測不能のタイトルマッチなので、今回も嵐を呼ぶことは必至である。
また、ヤマダマンポンド対山田太郎という同じヤマダを名乗る格闘技ヤマダ一決定戦も開催。双方とも曲者なので、一筋縄ではいかない闘いになるのは間違いない。
さらに唯我対真娑鬼の一戦は『柔道対空手』の異種格闘技戦を彷彿させるカード。
双方の『格闘技の原点』となるものをかけた戦いの為、お互いに負けられない闘いとなる。
BumBプロレスフェスティバル 第一部
10時30分の回『おはようBKF』
日時:2016年2月14日(日) 10時30分開始
場所:BumB東京スポーツ文化館 柔道場
▼BKF無差別級選手権試合
【選手権者】ラ・マルクリアーダ
VS
【挑戦者】宇宙銀河戦士アンドロス
▼格闘技ヤマダ1決定戦
山田太郎
VS
ヤマダマンポンド
▼異種格闘技戦
唯我
VS
真娑鬼
主催:BKF実行委員会
12時から『Fight of the Ring』が開催される。
主宰である長瀬館長の国内デビュー21周年記念としての興行となるが、注目は1982年に起こった「ウルトラセブン替え玉事件」の決着戦。
1982年、全日本プロレスにおいて当時のJr王者大仁田厚に対して挑戦状を叩きつけるべくウルトラセブンが記者会見を開いた。この時記者会見の場にいたウルトラセブンが実はワイルドセブン当人。
実際は現在のウルトラセブンが闘い、そのまま全日本プロレスに入団という事になったのだが、ワイルドセブンからすればせっかくのチャンスを奪われた挙句、その後のセブンの活躍を目の当たりにして『自分こそが本当のウルトラセブンなんだ』という感情を持つようになった。
時は流れ、ワイルドセブンが主戦場にしているFight of the Ringにウルトラセブンが参戦することが決まり、ワイルドセブンの感情が爆発。再三の挑発行為を繰り返し、ついに直接対決と相成った。
さらにこの試合、負けたほうは『ウルトラセブン』を名乗る事を禁止するという、いわばウルトラセブン名称争奪戦でもあり、双方とも負けることが許されない闘いとなってしまった。
1982年の遺恨と己のプライドをかけた激しい戦いになるのは間違いない。
長瀬館長はWMWミドル級のベルトをかけて、自らのデビュー戦の相手でもあるスーパーレオパルドと激突。『記念試合は是非自らのベルトをかけて、国内デビュー戦の相手だったレオパルド選手と闘いたい』という長瀬館長の執念が結実したカードと言ってもいいだろう。
他にも前回大会において遺恨が勃発した加藤茂郎とワイルドベアーの一騎打ちや”期待の超新星”田馬場貴裕のシングル、さらにはNinjaヒーローズアトラクションとバラエティに富んだラインアップとなっている。
BumBプロレスフェスティバル 第二部
12時の回『Fight of the Ring 長瀬館長デビュー21周年記念試合』
日時:2016年2月14日(日) 12時開始
場所:BumB東京スポーツ文化館 マルチスタジオ
<決定対戦カード>
▼WMWミドル級選手権 61分1本勝負
【王者】長瀬館長
vs
【挑戦者】スーパー・レオパルド
▼30年越しのセブン対決!!60分1本勝負
ウルトラセブン
vs
ワイルド・セブン
▼ニンジャ・HERO!!スペシャルアトラクション
ニンジャ凛音
vs
KaNna様/ブラック忍者/レザーフェイス
▼シングルマッチ
加藤茂郎
vs
ワイルド・ベアー
▼シングルマッチ
ニンジャ・リー
vs
田馬場貴裕
☆CMEガールズによるスペシャルライブ!!
☆真冬のバレンタイン盆踊り
石川流教授 石川美房と撫子社中
実況:羽鳥武史
15時半からは「きらきら太陽プロジェクト」が開催される。
雫有希が主宰する同団体はプロレスを通じて『乳児院活動の支援』を取り組むことを主体としている。今大会もその一環として収益のすべてを長野県善光寺本願乳児園に寄付するというチャリティー大会である。
その趣旨に賛同した選手が一堂に会したことにより、他では見られないようなドリームカード目白押しの大会となった。
まずは佐藤光留とGENTAROのシングルマッチ。
パンクラス出身の佐藤選手と今やレスリングマスターと言われているGENTAROの一戦はプロレスファンなら絶対見逃せない一戦。緊張感のあるプロレスならではの熱気を是非感じてほしいところだ。
普段いいようにいたぶられている“極悪同盟”ダンプ松本に「ギャフンと言わせたい」という事で雫有希がダンプ松本に対して送り込んだ刺客が『がばいじいちゃん』。国内最高齢のプロレスラーとして九州地方で活躍しているがばいじいちゃんをこのためにざわざ招聘。ダンプ松本がヘタに凶器攻撃をしかけようものなら『老人虐待』と非難を受ける事になるが、果たしてその結末は・・・・
さらに自らが参戦するメインはまさに”ザ・女子プロレス”
実力を兼ね備えた若手4人に、”飛翔天女”豊田真奈美、”女戦士”渡辺智子が加わった豪華な6人タッグとなった。雫、唯我、渡辺チームは雫を中心とした絆で結ばれていて、チームワークという点では豊田チームより上。
ただし、個々のポテンシャルという点では豊田、星、花月の豊田チームに若干分があり、どちらが勝ってもおかしくない、実力拮抗のチーム戦である。
プロレスを楽しむことでチャリティーに参加する。そんな興行がきらきら太陽プロジェクトである。
BumBプロレスフェスティバル 第三部
15時30分の回『きらきら太陽プロジェクト For Your Dream』
日時:2016年2月14日(日) 15時30分開始
場所:BumB東京スポーツ文化館 マルチスタジオ
<対戦カード>
▼シングルマッチ
山田太郎
vs
雷電
▼シングルマッチ
佐藤光留
vs
GENTARO
▼シングルマッチ
ダンプ松本
vs
がばいじいちゃん
▼6人タッグマッチ
星ハム子/花月/豊田真奈美
vs
雫有希/唯我/渡辺智子
特別リングアナウンサー: 玉田りえ
18時半からは「夢闘派プロレスリング 継承」が開催される。
昨年まで「夢名塾プロレス」として興行を打っていたが、新たに「夢闘派プロレス」と名称変更し、今回はその再旗揚げ戦として開催される事となった。
団体としての指針となる旗揚げ戦のメインは渡辺宏志対松崎和彦。間合いとじっくりとした攻防、クラシックストロングスタイルを表現する為に夢名塾プロレス時代から温存していた切り札的カードを今回の再旗揚げ戦で投入する。
今時のアクティブな動きや派手な演出はないけれど、関節技の攻防やピリピリとした会場内の雰囲気はかつて昭和のプロレス会場に味わったそれに近いものがある。
6年前に惜しまれつつ引退した加藤まことが唯我の元で再デビュー、今回の相手はその再デビューのきっかけを作ったGENTAROが相手だ。引退後も度々プロレス会場を訪れていた加藤。リング上を羨むように見てた加藤に声をかけたのがGENTAROだ。
「悩んでいるなら、とにかく一歩踏み出したら?そこからの風景は今見ているものとは違うものなんだよ」
この一言で、加藤はプロレス界に戻る事を決意。唯我は「復帰は許さないけど、練習生から始めて再デビューなら」という事で、先日かつての盟友でもあった星野勘九郎と再デビュー戦。結果は負けたが、その闘志は衰えてなかった。加藤まことにとっては心身ともに試される試合。そして背中を後押ししてくれたGENTAROに対する恩返しでもあるのだ。
他にもクラッシャー高橋対加藤茂郎のベテラン職人対決、大野翔士が業師山田太郎に挑むチャレンジマッチ等見どころは満載。さらに興行開始10分前にはお客様への感謝の気持ちとしてダークマッチを行う。
ひとりは超大物を投入予定で、入場テーマでわかるようになっている。同フェスティバルの最後を飾る混じりっ気なしのプロレスを是非堪能してもらいたいところだ。
BumBプロレスフェスティバル 第四部
18時30分の回『夢闘派プロレスリング 再旗揚げ戦 継承』
日時:2016年2月14日(日) 18時30分開始
場所:BumB東京スポーツ文化館 マルチスタジオ
<対戦カード>
▼シングルマッチ
渡辺宏志
vs
松崎和彦
▼シングルマッチ
クラッシャー高橋
vs
加藤茂郎
▼シングルマッチ
GENTARO
vs
加藤まこと
▼シングルマッチ
山田太郎
vs
大野翔士
▼ダークマッチ
近藤”ド根性”洋史
vs
夢闘派プロレス指名選手