ロストポイント制によるダブルバウトも!8.18カッキーエイドの全対戦カード&前田、桜庭、丸藤の来場が決定
7月26日、都内の書泉グランデ7階イベントホールで悪性リンパ腫と闘う元プロレスラー、垣原賢人さんを応援する大会『Moving On〜カッキーエイド〜』(8月18日、東京・後楽園ホール)に関する公開記者会見が行われた。
会見には同大会に参戦するWRESTLE-1の田中稔、GRABAKAの菊田早苗とKEI山宮、パンクラスismの伊藤崇文、そしてプロレスの参戦は2006年の新日本プロレス退団以来約9年半ぶりとなる成瀬昌由が出席。
発表された全対戦カードは下記の通り。さらに大会当日、応援ゲストとして前田日明リングス代表、桜庭和志、プロレスリング・ノアの丸藤正道の来場が決定。垣原さんの長女でバクステ外神田一丁目のメンバーでもある垣原綾乃さんが1試合リングアナウンスを担当することも発表された。
Moving On〜カッキーエイド〜
日時:2015年8月18日(火)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
<追加発表カード>
▼ダブルバウト カッキーエイド特別ルール 20分1本勝負
金原弘光/髙山善廣
vs.
伊藤崇文/川村亮
※両チームともに持ち点「7」よりスタート。ダウン=マイナス1、エスケープ=マイナス1のロストポイント制。
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
藤原喜明/中野巽耀/田中稔
vs.
佐野巧真/金本浩二/成瀬昌由
▼タッグマッチ 15分1本勝負
関本大介/岡林裕二
vs.
上山龍紀/田村和宏
<既報カード>
▼メインイベント 垣原賢人推薦試合〜Back to “1989 UWF DOJO”〜タッグマッチ 30分1本勝負
船木誠勝/鈴木みのる
vs.
冨宅飛駈/長井満也
▼タッグマッチ 15分1本勝負
菊田早苗/KEI山宮
vs.
X(大物一族と交渉中)
▼第2次UWFルール(5ノックダウン制)シングルマッチ 15分1本勝負
松井大二郎
vs.
橋本和樹
▼パフォーマンスゲスト
バクステ外神田一丁目
(相崎春菜、有田りあ、川畑早紀、小嶋愛奈、垣原綾乃、志賀琴和、夏川澄華、浜口藍子、 松本ふうか、もえのあずき、諸星あずな、渡辺瑠菜)
そして会見に出席した選手のコメントは下記の通り。
伊藤「パンクラスでも3カウントのあるプロレスでも、僕はたくさんのルールを経験してきましたが、ダブルバウトは初めてです。このルールで元Uインターの金原さん、高山さんと闘えるのは、Uインターのテストを受けた人間としてうれしいです。でも、ルール関係なく、当然勝ちにいきます。金原さん、高山さんと対戦するのは初めてですし、川村と組むのも初めてです。川村も、好き勝手に闘うと思います。僕もアドバイスできることはありません。おたがいが勝ちにいけばいいと思います」
成瀬「お久しぶりでございます。去年、一昨年と久々に格闘技に復帰して、自分のなかではまたプロレスのリングに上がることは考えていませんでした。でも今回、垣原さんの病気があって、ぜひこの大会に参加させていただきたいと思って参りました。僕にとって田中選手は、新日本に初めて乗り込んだときの対戦相手で、特別な存在です。いまでもバリバリに闘っている田中選手に挑めればと思っていたので、このカードが決まって興奮しています。藤原さん、中野さんとは初めてです。僕も頭は固いほうなので、頭突きを食らわせたい気持ちもあります。
垣原さんとは、僕も田中選手も同学年なんです。新日本プロレスではタッグを組むこともあったし、試合をすることもあった。垣原さんは自分にとって特別な存在で、(自分が在籍していた)前田道場もかなり厳しかったんですが、さらに高田さん山崎さん船木さん鈴木さんたちがいた、僕だったら生き残れたかどうかわからないような想像もつかない厳しい道場でデビューを果たしています。そういう根性がある人から学ぶことも多かったです。
あとは垣原さんに人間性。あの人間性を僕は尊敬していました。ただ、垣原賢人という人はプライドも高いと思う。あの時代に生き残って、新日本ではトップ・オブ・ザ・スーパージュニアも獲った人間ですから。この病気に垣原賢人がやられるとは思っていません。当日会場に来られるかどうかまだわかりませんが、我々同世代の闘いを見てもらいたいです」
稔「今大会をやるにあたって、僕はけっこう裏方をやっていたので、今回はカードに入らなくてもいいかなと思っていた部分もあたんですが、成瀬さんが久々にプロレスのリングに帰ってきてくれて、僕とやりたいと言ってくれたことで、俄然やる気が出てきました。成瀬さんと闘うのは10年ぶりだし、金本さんとも対戦したのは全日本時代の台湾遠征以来。佐野さんとも15年ぶりくらいになると思います。同じチームには(師匠の)藤原さんがいて、中野さんも藤原門下生。対戦相手もすばらしい方々なので、ビシッとした試合が見せられればと思います」
山宮「今回の垣原さんの応援興行に出場させていただいて非常に光栄に思っております。自分の大先輩方がたくさん出場する興行ですので非常に恐縮しております。対戦相手については交渉中ということなんですが、誰とやるのか、どういう試合になるのかわかりませんが、誰とでも闘うつもりでいますので、ルール等はおまかせします」
菊田「対戦相手のイメージがあまり沸かないんですが、交渉の段階でいろんな条件を出してきているということですよね? 偉そうな一族ということで想像すると、(相手は)彼らなのかなあと。誰がきてもいいように準備だけはして、早い段階での発表を待っております。誰がきても大丈夫です。相手が胴着とオープンフィンガーグローブの着用を要求してきたら? 僕らはどんなルールでもやろうと思っています。
僕は20年以上前にUインターに少しだけ入っていたことがありました。そのとき垣原さんはトップでやっていた選手。雲よりも上にいた存在なので、がんばってほしいという思いがあります。前安生さんの引退興行で(プロレスの大会への参戦は)最後かなと思っていたんですが、今回は直接垣原さんからオファーをいただいて、精一杯やらせていただこうと思いました」
【記事提供/カッキー応援隊】