「私が日本の女子プロレス界を変える」WWEから凱旋帰国したSareeeが日本復帰戦で橋本千紘とバチバチのライバル対決!

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 16日、東京都・新宿FACEにて『Sareee-ISM』が開催され、Sareeeが国内復帰戦を行った。

 Sareeeはジャガー横田や井上京子が所属するディアナの若きエースとして君臨していた選手であり、24歳という若さでWWE入団が決定。2021年にWWE(NXT)でSarray(サレイ)としてスーパースターデビューを果たした。
 今年3月にWWEとの契約を満了して帰国し、5月16日に新宿FACEにて『Sareee-ISM』を開催することを発表。日本国内での活動を本格的に再開するに当たり、「IWGPのベルトはアントニオ猪木さんが創られたベルトですし、私が一番相応しいんじゃないかなと。闘う魂、闘魂を持っている選手が巻くべきだと思うので、それは狙っていきたいです」と新日本プロレスとスターダムの間で創設されたIWGP女子王座にも強い興味を示すなど、早くもプロレス界の話題をかっさらっていた。

 会場は壁一面に追加席が用意され、立ち見客がごった返す超満員札止めに。容赦ないハードヒットの試合が続いて会場は大きな盛り上がりを見せ、メインイベントではSareeevs橋本千紘のシングルマッチが実施された。

 Sareeeは「大会を開くことになって一番最初に頭に浮かんだのが橋本千紘」とライバルである橋本との試合を熱望しており、「『これを見てから女子プロレスってものを判断してもらいたいな』と思うくらい。『これが女子プロレスだぞ』という代表的な試合になることを誓います」と自信を口にしていた。


 試合が始まると、堅実なグラウンドレスリングから真っ向からの打撃戦へと発展し、Sareeeの強烈なドロップキックが決まると会場が一気に沸く。場外戦では南側テーブル席からのダイビングフットスタンプを見せたSareeeだったが、花道での裏投げを狙ったところを橋本にラリアットで客席に叩き込まれて一転窮地に。
 終盤には互いに満身創痍となり、ジャーマン・スープレックスで投げ合う意地の張り合いから顔面をバチバチと張り合うビンタ合戦を展開。橋本がパワーボムからのオブライトを狙うが、Sareeeが裏投げで切り返す。Sareeeは延髄斬りを叩き込み、脳天から突き刺すジャーマンから再び裏投げを狙うが、素早くバックを取った橋本がオブライトで叩きつけて3カウントを奪った。

 マイクを取ったSareeeは、「橋本千紘!負けて言うのもなんだけど、やっぱ日本の女子プロレスって最強だなあ!ハッキリ言って、今日は私の完敗だよ。あんたの方が成長してるわ。今日は負けちゃったけどなあ、次やったら絶対負けねーからな!お前に勝つまで、オメーのこと追っかけてやるよ!何度だって挑戦してやるからな!」と再戦を誓う。
 そして、超満員の観客席に向け「私の夢は、まだまだまだ、これから続いていきます。私の諦めない気持ち、そして、闘う魂。必ずこの女子プロレス界にどんどん広めていきたいと思いますので、皆さん私にどうか、どうかついてきてください!私の覚悟を、是非皆さん最後まで追いかけてほしいです!」と思いを叫んで大会を締めた。

 バックステージでは、「日本の女子プロレス、最強だなって今日改めて思いました。私が日本の女子プロレス界を変えて見せる。強さ。強さがなければ闘いはできない。だから私は今日負けてしまったけど、もっともっともっと強さを追い求めていきたいと思います。私と橋本千紘がやんなきゃ誰がやるって話なので。彩羽匠、世志琥、私のライバルです。コイツらともどんどん闘っていきたい。世志琥、どこ行ってんだよ?帰ってきたのによぉ、なんでいないんだよ。世志琥が戻ってくるリングは私がきっちり守っとく。だから、必ず戻ってこいよ。世志琥に伝えといてもらえますか?」と他のライバルたちにもメッセージを贈った。

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