秋山準がシングル初対決のMAOを退け、『KING OF DDT』ベスト4に進出! 準決勝で高木三四郎を破ったクリス・ブルックスと対戦
DDTプロレスのシングル最強決定トーナメント『KING OF DDT 2023』2回戦が5月7日、東京・新宿FACEで開催された。初制覇を狙う秋山準がシングル初対決のMAOを退けてベスト4に進出。メインイベント終了後の抽選の結果により、秋山はクリス・ブルックスと準決勝(同21日、東京・後楽園ホール)で対戦する。
秋山がパイルドライバーを決めると、エルボーの打ち合いに発展。MAOはハリウッドスタープレスもカウントは2。MAOは場外めがけてラ・ケブラーダを発射。エプロンでの攻防の末、秋山がDDT一閃。秋山はヒザ連打、エクスプロイダーで攻め込むも、MAOは丸め込みを連発。さらに旋風脚を狙うも阻止される。それでもMAOは掌底、みちのくドライバーⅡ、そしてキャノンボール450°にいくも秋山は剣山でカット。サポーターをずらした秋山は強烈な生ヒザを叩き込むが、MAOはカウント2で返す。ならばと、秋山はここ一番でしか使わないスターネスダストを決めて3カウントを奪った。
また、クリスは高木三四郎と激突。レフェリーが昏倒して不在の間に、プラスチックケース、戦闘用チャリンコ・ドラマチックドリーム号、台車などが飛び出し、ほとんどハードコア状態の大乱戦に発展。クリスは立てたテーブルの上に高木を寝かせると、ダイビング・ダブルニーを敢行。それを高木に返されると、プラスチックケース殴打から、プレイングマンティスボムをガッチリ決めてトドメを刺した。
秋山は「MAOの動きとか見てたら、遠そうだけど、近いんじゃないかと思ってた。今日やって、同じような考えのもと、リングに上がってるんだなと思いました。だから久しぶりに最高な技で仕留めました」と発言。準決勝のクリス戦に向けては、「彼の動きをすべて頭に入れて臨みます。あと2つ。2つを考えると心は折れそうになるけど、一発一発集中していこうかなと思います」と話した。
クリスは「タカギさん、今日強かった。すごい頑張った。ちょっとビックリした。次、(秋山は)メッチャ強い。でも頑張る。試合終わって、HARASHIMAさん、タカギさんが“絶対勝て”と言ってた。だから絶対に勝つ。絶対に優勝します」と初Vを期した。
一方、5年ぶり出場も2回戦で散った高木は「勝ちたかった。勝たなきゃ意味がなかった。でもクリスはいい選手になりました。初めて日本で見て、いつかDDTを支えるトップ選手になるんじゃないかと思ってました。素晴らしいDDTのファミリーになった。英国人とか日本人とか関係ない。クリス、ここまで来たらテッペン取れ!」とコメントした。