「私もあったアイスリボン愛にメッチャ似てる」アクトレスガールズ初舞台を踏んだ朝陽が松井珠紗&山田奈保と新ユニットを結成し頂点獲りを宣言!
1日、東京都・大田区産業プラザPiO小展示ホールにて、『ACTwrestling 蒲田公演』が行われ、アイスリボンからレンタル移籍した朝陽が初舞台を踏んだ。
アイスリボンのエースとして活躍していた朝陽(20)は、昨年11月のアクトレスリング新木場公演に乱入し「アイスリボンもアクトレスさんも今年から新体制に入って、私達の世代が団体を引っ張っていかなきゃいけない立場になりました。そんな中、私は同期の青野未来ちゃんがアクトレスガールズのエースとして、団体を盛り上げて活躍している姿を見てすごく刺激を受けています。私は!アイスリボンに!新しい風を吹かせたい!」と、アイスリボンとアクトレスガールズの交流戦を宣言。
大量離脱などで層が薄くなったアイスを守るために奮闘した形だが、方向性が違う両団体の所属選手たちから賛同を得られず、交流戦も消滅し朝陽は団体内で孤立してしまう事態に。思い悩んだ朝陽は3月16日に会見を開き、4月1日からアクトレスガールズにレンタル移籍することを電撃発表した。
3月24日のアクトレスリング新木場公演では、朝陽のアクトレス乱入直後から興味を示していた、元スターダムの惡斗が率いるヒールユニット『BE∀STZ REBELLION(ビースツ・リベリオン)』の面々が朝陽をビーリベに勧誘。
正式加入ではないものの、朝陽は“お試しヒール”として入江彩乃とアクトレス初戦を行うこととなった。
この日の大会オープニングアクトで行われたダンスでは朝陽も中心に入り、既存メンバーと全く見劣りせぬパフォーマンスを見せる。
メインイベントで行われた朝陽の試合は、朝陽がアクトレスでの試合を見て興味を持ったという山田奈保と、アイスリボンを含め様々な団体で活躍してきた松井珠紗のタッグとの対戦。
試合は、即席タッグとは思えぬ入江と朝陽の軽妙な連携が光り中盤戦まで圧倒。しかし、松井が意地を見せ朝陽とバチバチの打撃戦を展開し会場がヒートアップ。松井が得意技のムーンサルト・プレスを繰り出せば、朝陽がカウント1で返して必殺のダブルリストアームサルト。
終盤戦に入ると、入江の攪乱作戦で松井が気を取られている間に朝陽が山田に攻め込んでいき、ミサイルキックからのダブルリストアームサルトでカウント3を奪った。
ビーリベの仮メンバーとして華々しい勝利を飾った朝陽だが、「私の中の今のアクトレスガールズは、青野未来ちゃんがダントツの印象です。私はそれだったら、面白くないと思う。だから、私がアクトレスガールズへ出来る1つ目の恩返しとして、未来ちゃんが上にいるピラミッドを壊して、よりアクトレスを面白くしていきたいと思います!だから、今、完成されてるビーリベに朝陽が入っても、埋もれて終わってしまうだけだと思う。だから、ごめんなさい」と正式加入を拒否。
そして、松井に向き直ると「おい松井珠紗!一緒にアクトレスのてっぺん、目指してこーよ!」と共闘を呼びかけ、朝陽&松井&山田の3人での新ユニット結成を宣言。4月6日の新木場大会で朝陽&松井珠紗vs青野未来&茉莉という“旧世代vs新世代”とも呼べるタッグマッチをぶち上げ、朝陽が「強く、優しく、あなたに一生懸命!アクトレスガールズっ!」の掛け声で大会を締めた。
バックステージに戻った朝陽は、「アイスリボンとは雰囲気も違うし、お客さんもぜんぜん違うし、楽しいっていう、素敵な空間だなって印象です。楽しかったけど、今日は緊張しすぎて(笑)緊張しすぎて悔しい反省点がいっぱいある」と感想を語る。
そして、「松井珠紗は、団体愛を持ってちゃんとチャンピオンに突っかかりに行くとか、すごい発信してる印象があったので。アイスリボンのためにこうやって動いてたことと似てる、私もあったアイスリボン愛にメッチャ似てるなと思って。チャンピオンがずっと居座るってよくないと思うんですよ。どの団体でもそう。面白くないんでね、そんなことは。どんどんぶち壊して、引っ掻き回してやってやりたいと思います」と、アイスリボンからのレンタル移籍の経緯を考えると解釈が複雑なコメントを残した。
同日同会場で昼に行われていたアイスリボンの大会は、主力選手たちが次々と抜けていく現状に追い詰められて残された選手が涙したエンディング。対するアクトレスリングは朝陽の加入によって笑顔が溢れるエンディングと、対照的なものとなった。
女子プロレスと、アクトレスリングという似て非なるジャンルを股にかけて活躍する朝陽は今話題の中心にある。これから朝陽が各業界にどのような影響をもたらしていくのか、今後の展開に注目していきたい。