「もうアイスリボンは卒業です」レンタル移籍を電撃発表した朝陽がやり残しも無いとさよならの笑顔
3月19日、後楽園ホールにて『アイスリボンマーチ2023』が開催。4月1日からアクトレスガールズへのレンタル移籍を電撃発表した朝陽が、純所属として最後の後楽園大会参戦を行った。
朝陽は2007年に14歳で豊田真奈美を相手にプロレスデビュー。その後はアイスリボンのエース候補として成長し、2021年に高校を卒業するとアイスリボンの運営会社であるネオプラスに就職した。
プロミネンス勢の離脱や春輝つくしの引退、藤本つかさの妊娠休業などで層が薄くなった団体を守るべく奮闘していた朝陽だったが、“プロレスラーではない”と名言しているアクトレスガールズとの交流戦を決めた事で団体内外から大きな批判を生み孤立することに。
その結果、3日前に突如会見を開き『アクトレスガールズにレンタル移籍をする』と発表した。
「アイスリボンでの自分の居場所を失いました」と会見で明言していた朝陽は、PURE-Jの大空ちえとタッグを組み、JTOの柳川澄樺&神姫楽ミサと対戦。
朝陽&大空の奇襲から試合が開始し、他団体タッグとは思えない息のピッタリあったドロップキックやキャトルミューティレーションの連携を見せる。だがタッグ王座を目指している柳川がテクニックで、神姫楽がパワーで連携を崩していき、最後は柳川が1010(=開脚式フェイスバスター)で叩きつけ3カウントを奪った。
試合を終えた朝陽は「この4人は全員後楽園でデビューしてて、その4人がタッグを組んでこうして闘うのは運命だったりするのかなって。またいつかどこかのリングで同じメンバーで会えたら嬉しいと思います。寂しいって思ってたら先に進めないので。もうアイスリボンは卒業です。でも、ほんとに気持ちが今清々しいので。まだ25日の道場マッチが残ってますけど、すごいいい気持ちで仮移籍出来るんじゃないかなと思います」と笑顔を見せる。
そして『このリングでやり残したことは?』と聞かれると、きっぱりと「無いですね」と断言。生まれ育った団体を後にする覚悟を語った。