【試合詳細】6・1 アイスリボン道場マッチ 【トライアングルリボン】雪妃真矢vs星ハム子vs松屋うの 藤本つかさ&星いぶきvs藤田 あかね&朝陽
『アイスリボン964』
日程:2019年6月1日(土)
開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:107人(満員)
▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
柊くるみ/つくし/●トトロさつき
13分18秒 蜘蛛の巣
宮城もち/テキーラ沙弥/○ジュリア
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○山下りな
8分34秒 ラリアット→エビ固め
●鈴季すず
▼絆トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
[Heaven Star]藤本つかさ/●星いぶき
15分57秒 POMジュース→ギブアップ
[オレンジサンライズ]○藤田あかね/朝陽
※オレンジサンライズがトーナメント決勝戦進出。
▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】○雪妃真矢
11分19秒 ウィール・ウィンド
【挑戦者】●松屋うの
※第30代王者初防衛戦に成功。
※もう1人は星ハム子
4冠王者・雪妃がトライアングル王座を防衛も「美人って消耗品だからほっときゃ朽ちる」と沙弥に釘!あかね&朝陽がトーナメント決勝進出を決め世羅&すずと頂上決戦!
第1試合
試合前からBurning Rowとのタッグになぜか興奮状態のもちは「バーニング!」を連呼しながら先発まで買って出る。一方のくるみ組はくるみ&トトロの重量級合体攻撃やくるみ&つくしの息の合った連係&合体攻撃で試合を優位に進めていく。しかし、もちを含むバーニングには勢いがある。苦しい展開の中で徐々に試合の流れを変えていくと、最後はもちの鞭打ちアシストを受けたジュリアが蜘蛛の巣でギブアップ勝ちした。
試合後、バーニングの勢いを評価しながらもくるみは「人を踏むのって楽しいですね。この調子で仙台もハードコアなんですけど、凶器を使わずにもちと世羅りさをフットスタンプでボコボコのぺっちゃんこにしてやろうと思います。」と語り、一方、興奮冷めないもちは「バーニング!2人はなんで日頃、バーニングしているのかなと思ったら、本当に組んでたらバーニングしてくるんですね。また2人と組んで、私のことをバーニングにしてください。ということで1週間後に仙台リボンが…(藤本に「2週間後です。」と突っ込まれる)バーニング!4月にプロモーション活動でつっかさんと仙台帰ったんですけど、そのときにお父さんが“お前の応援に行くのはいいけど、お前が試合でやられているところを見るのはつらいんだ。”と言われました。娘としては嬉しいんですけど、レスラーとしては嬉しくなくて、私はレスラーとしての姿を見てほしいんです。なので、今回、敢えて見る側のハードルを上げてハードコアを用意しました。やっぱり娘じゃなくてレスラーとして見てもらえるように、2週間後…(くるみに)お前がぺっちゃんこになる番だ!(きょとんとするくるみ)バーニング!」と語った。
また雪妃とのタイトル戦が決定した沙弥は「6月30日のSKIPシティで雪妃真矢のシングルのベルトに挑戦することになりました。ユキさん、自分と戦いたい理由があると言ってくれました。そのときぱっと思い当たる理由があったんです。前にユキさんが自分に“沙弥の顔見てたらいじめたくなっちゃうんだよね~”って言って、ぼっこぼっこにされたことがあるんです。きっと雪妃真矢は自分の顔を見るといじめたくなっちゃうんだなって思って、ぼこぼこにしたいから、それが戦いたい理由なのかなって思って、悔しいなと思いました。でもあのときの私ではありません。私、自分がコンプレックスの塊だから美人が嫌いなんですよ。だから、その美人の雪妃真矢の美しい顔を苦痛で顔面をぐちゃぐちゃにして歪ませて、ベルトを獲りたいと思います。ジュリアは美人だけど特別。あとブスも嫌いだから松屋うのも嫌い!」と語った。
第2試合
最近、バイクを購入した山下と、ちゃりんこすずの初シングルマッチ。開始早々、エルボーを連発し前進しまくるすず。対する山下は豪快なボディスラムから逆エビを決めるが、ロープに逃れたすずはエルボー、ドロップキック連打から同じ逆エビ固めで応戦するなど、気合十分。クロスボディ、ダイビングボディアタックも決め、バックに回ってジャーマンを狙うが、山下がディフェンス。ならばとエビ固め、逆さ押さえ込みに出たすず。しかし、その一瞬の隙を逃さず、山下が強烈なラリアットを叩き込み、一気にカウント3を奪った。
敗れたすずだが「ちゃりんことバイク対決、結果はちゃりんこが負けてしまいました。(「400ccの勝ちだよね~。」という山下に)うるさい!でもちょっとだけ、バイクもうらやましいなって思っちゃったけど、次、山下さんと対戦するときは山下さんのラリアットを何百発、何千発、何億発受けても大丈夫なくらい強い自転車になってくるので、覚悟しておいてください。そして次の仙台…(藤本からトーナメント準決勝で勝った朝陽とのシングルマッチになることが正式発表される)朝陽さん、自分が仙台、あなたからジャーマンでスリーを獲るので、覚悟しておいてください。ということは次(トーナメント)決勝はいつですか?(藤本が6月30日SKIPシティで決勝戦を行うと発表)じゃあ、そのSKIPではあかねさん、あなたからジャーマンで勝つので、2人とも覚悟しておけ!」とあかね、朝陽を挑発。 山下は「今日はすずねすずとの…(「鈴季です!」とすず、藤本から言われ)ごめん!初シングルでした。え~と…アイスリボンは個性的でたくましい若手がたくさんいて本当に…でも名前はちゃんと覚えたから。今、覚えました…。あとこないだ大阪でトトロさつきとのシングルマッチをしまして、すごい気合入れながら会場間違えたんですよ、私。バイクで(会場に)行ったら、控室に夏すみれがいたんですよ。“今日、アイス、世界館ちゃうの?”って言ったら“へっ?”みたいな。本当にすいません!バイクで良かった、本当に。」と天然ぶりを披露した。
第3試合
絆トーナメント準決勝第2試合。すでに5月25日大阪リボンで世羅&すずの『二輪走』が決勝進出を決めており、その対戦相手となるのは、藤本&いぶきの『Heaven Star』か、あかね&朝陽の『オレンジサンライズ』か、注目の一戦。トーナメント絶好調のいぶきが藤本のアシストを受けながら朝陽を追い込むが、朝陽も粘りをみせ、あかねにつなぐ。朝陽の頑張りに応え、あかねが奮闘。さらに息を吹き返した朝陽もいぶきからフォール奪取寸前まで追い込むなど、巻き返しをみせると、最後は朝陽がいぶきのダイビングボディアタックを自爆させると、あかねが豪快なショルダーアタックを決め、POMジュースでフィニッシュした。
試合後、優勝してディズニーに行けなかったことを悔しがるいぶき。「ディズニー~ディズニー~」と繰り返すいぶきに「こういう場合、どうしたらいいんだろう…負けたら願い事が叶わないってことを知らしめたほうがいいのか、それとも…ディズニーなんてぶっちゃけいつでもいけるじゃない?頑張ったから手を差し伸べた方がいいのか。子育てって難しい。」と藤本。しかしいぶきは「行けないです!自分のお金じゃ払えないです~」と嘆く。ハム子が「おこずかいあげてないみたいじゃないかー!」とあせる。「この悔しさを誰かにぶつけたい…一番、あいつにぶつけたい~」とハム子を指差すいぶき。藤本は「そうだよね。いぶき、わかった。その悔しい気持ち理解したよ。じゃあ仙台で親子対決どうかな?」と打診すると、いぶきが了承。そこで藤本は「じゃあ、いぶきが勝ったら、いっしょにディズニーランド行こう」と改めていぶきを誘う。「絶対にハム子に勝って、つっかさんとディズニーランド行くぞ!」と勢いづくいぶきだった。
一方、勝った『オレンジサンライズ』は「世羅さんとすずね。ジャーマンで投げるんですか、わしのことを。お前のジャーマンを何百発、何千発、何万発、何億発食らっても潰れたみかんにはなりません。(「べちゃべちゃみかんにしてやる!」というすずに)やめろ!宮崎ってなんや、マンゴーか。お前をぐっちゃぐちゃのマンゴーにしてやる。それと仙台。(もちに向かって)お父さんがやられたところ見たくないって言っているのに、よくハードコアを選んだなと。あなた、いままで何回、ハードコアやりましたっけ?大してやってないですよね?しかもわし、勝ってますよ。そして思ったことはこないだ初めてハードコア戦ったくるみさんの適応能力はなんだと。よくもまあ、この2人を相手に選びましたね。くるみさんのフットスタンプon theレゴブロックで潰れてもらいましょう」(あかね)
「自分は仙台でのすずとのシングル。自分は何回だっていうよ、同じこと。すずに負けて悔しいとか、すずには練習中でかなわないことがあるとか、何回だって言うよ。勝ったことないんだからさあ。二輪走にはそういう気持ちわからないと思うし、気持ち強いほうが勝つと思うんです。実力だって大切だけど、絆だって大切だと思うから仙台、覚えとけよ。」(朝陽)と語った。
また、この日、座談会の進行役を務めた藤本が「私もトーナメント負けて本当に悔しくて、勝たせてあげたかったなっていう気持ちもある。でも絆トーナメントをやることによって若手が成長していって、悔しさや嬉しさを爆発させるきっかけになったなって感動してしまいました。若手の成長が自分のやりがいになってる。もちろんいぶきが悔しかったのもわかるんですけど…。」と話始めると、その話をさえぎって山下が藤本に対し「今日、試合見てたんですけど、直接、取られてないけど負けましたよね。負けたのにやりがいとか感動とか言って、感動することと負けたことは別でしょ?」というと藤本は「負けたことは悔しいけど、若手の成長が私のやりがいになっているなっていうのをトーナメントを通して感じましたって話してるんだけど、聞いてんの、あなた?」と言い返すが、山下は「聞いてるけど、よくわかんねえよ。私は打倒、藤本つかさでここに来てますからね。去年の藤本つかさはもっとガツガツしてましたよ、違います?人の心の踏み込んで欲しくないところに土足でズカズカ上がり込んでくるのが藤本つかさでしょ。」と言うと、「(苦笑)まあね、私は言われて嫌なこと、思いつくタイプなんで。今、言ってあげようか、メンタル弱い山下さん。メンタル強そうな風貌だけど、ガラスのハートですぐ壊れちゃうこと知ってるよ…。」と藤本。
「わかりました。藤本つかさは女子プロレス大賞取って、面白くなくなった。つまんない。トゲがなくなった。違います?」という山下に「去年は10周年ということもあって、すべてを注ぎ込みました。今は雪妃が四冠チャンピオンになったことが嬉しい。それがやりがい。何が悪いの?」と藤本が言うと「悪くはないけど、私が好きな藤本つかさはいない。倒しがいがないですね。秒でいけますよ。メンタル弱い私でも秒でスリー取れるなって思っちゃいました。」と山下。これには藤本も「はぁ?そうですか?秒殺でいけますか?じゃあ、試合しようよ。シングルやりますか?メンタル弱い山下に最高の舞台を用意します。藤本つかさ、宮城もち凱旋興行、仙台リボンのメインイベントで藤本つかさ対山下りな、どうですか?あーでも大丈夫かな、メンタル弱い山下のことだから、私の凱旋でメインは無理かなぁ。」とし、山下が涙目になりながらこれを了承し、2人のシングルマッチが決定した。
第4試合
四冠女王・雪妃のトライアングルリボン王座の初防衛戦。5月2日P’s Party横浜大会でつくし、バニーとのトライアングル戦を制して挑戦権をゲットしたうのと、「私、11周年すぎて、そのベルトだけ巻いたことがないの。去年の文体はタッグチャンピオンとして出場して、今年の文体はそのベルト巻いて出場したいなと思って。」と挑戦に名乗り出たハム子を相手に、王者・雪妃はじっくりと戦況を見ながら冷静に試合を進めていく。トライアングルベルトへの執着心の強いうのが中盤、粘りをみせ、さらに雪妃、ハム子を相手にあと一歩と迫る攻撃を仕掛けていった。最後もハム子を場外に蹴散らし、雪妃にタイマン勝負を挑んだうのは得意のスクールボーイの連発からエビ固めの切り返しで、あわやカウント3のシーンを生むが、最後はキックアウトした雪妃が間髪入れずにウィール・ウィンドで押さえ込みトライアングル王座初防衛を果たした。
敗れたハム子は「ユキ、久々に今日、対戦して思ったのはベルトと共に成長しているなって体で感じました。だからトライアングルのベルトをあなたから剥がすのは私だと思っています。私はあきらめません。何度でもそのベルトに挑戦したいと思います。」と再挑戦をアピール。またフォール負けを喫したうのも「直接、負けてしまってショックであまり言葉も出てこないです。その黄色いベルト、獲れなかったたびに尊いものになってきているんじゃないかなと思います。自分はそのトライアングルのベルト、自分が巻くまで挑戦し続けたいと思っています。次の挑戦者、決まってないんですよね?自分が立候補します。」とこちらも再挑戦をアピールした。これに対して雪妃は「正直、トライアングルのシュミレーションを何度しても守れる気がしてなかったです。なので、黄色いベルト守れて、本当に良かったなと思っています。飾りのために何本も巻いているんじゃないので、私は強さの証明のために、ベルトを1本1本増やしていった。これからはベルトを守っていくことが私の強さの証明だと思っているので、そう簡単に渡すわけにはいかないと思っています。そして巻きたいと本気で考えてくれる人が現れてくれたこと、本当にすごい嬉しいなって思うし、ただ(うのは)今日、直接負けているから、すぐにまた受けますというわけにはいかないかな。もしかして他にも挑戦したいっていう人が出て…こなければ何度でもやろう。私たちの間で獲り合ってましょうよ。ハムさん、永遠にこの3人でやっているかもしれないですよ。私たちでトライアングル、誰が1番強いかをずっと決めていてもいいんじゃないですか。そして沙弥とのシングルの防衛戦が決まっています。さっき沙弥が言っていた“沙弥の顔を見るといじめたくなっちゃうんだよね”っていうのが私が沙弥と戦いたい理由として思い当たると。私、そんなこと言ったの覚えてないんですよね。ほら、いじめっ子ってやったほう、覚えてないじゃん。いじめられたほうは覚えているものだから。たぶん、私、それ本気で言っていると思う。でも、それ忘れてた。けど、思い出した。そういえばそうだったなって。だからタイトルマッチはいじめるの楽しみだなって思っています。でもね、私が沙弥とやりたい理由って、そんなことじゃないんですよ。思い当たることが沙弥の中に他にないんだとしたら、私の中ではすごく寂しいことかな。私にとってはすごく身近な後輩が沙弥で、沙弥のデビュー当時から近くで見ているつもりだし、沙弥の新人時代、散々、ぼこぼこにしたのは私だっただろうなと思うし、いろいろ私の中にはあるんですよ、感情が。でも、沙弥の中に雪妃真矢に対する思いがないっていうんだったら、潰すだけなので、楽しくいじめたいなと思っています。あとね、美人が嫌いってね、可愛い子が言うと嫌味だから言わないほうがいいよ。私は小柄な子が憎いし、顔が小さい子が憎いし、色白な子が憎い。あと美人って消耗品だからそういうところに突っかかってくるんだったら、ほっときゃ朽ちるよ。今やる理由って他にあるんじゃないの?以上です。」と語った。