「みんなが心から笑顔になってくれるような試合がしたい」現役アイドルの夢咲あむがアイスリボンからデビューも試合後には悔し涙
19日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『アイスリボンマーチ2023』が開催され、新人の夢咲あむがデビューを果たした。
2019年10月のジュリア退団騒動に端を発し、2021年末には現プロミネンスの5人(世羅りさ、柊くるみ、宮城もち、藤田あかね、鈴季すず)とテクラ、雪妃真矢の7名の退団、2022年5月には藤本つかさの寿休業およびつくしの引退、2023年3月には石川奈青の退団、朝陽のアクトレスガールズへのレンタル移籍が発表されるなど、厳しい話題が続くアイスリボン。
しかし、新たな練習生入団の発表など明るい話題も提供しており、この日は夢咲あむがデビュー。
夢咲は、2002年1月29日生まれの東京都出身。保育士資格を有し、アイドルグループ『リアスクライブ』のメンバーとしても活躍。自身の誕生日でもある今年1月29日にデビュー予定であったものの、肩の古傷の悪化に伴いこの日までデビューが延期となっていた。
夢咲のデビュー戦の相手は、WAVEで引退後にアイスから再デビューを果たした海乃月。アイスに新たな光を灯す存在となることが期待される2人の試合には注目が集まっていた。
ステージ慣れもあるのか夢咲はデビュー戦とは思えぬ落ち着いた様子でエルボーを打ち込んでいき、見事なブレーンバスターやリバース・スプラッシュを見せるなどセンスの高さを垣間見せる。
しかし、海乃もしっかりと夢咲の攻撃を受けきった上で串刺しドロップキックや顔面へのスライディングキックを連打する厳しい攻めを見せ、逆エビ固めで拷問。最後はSTFで絞り上げてギブアップを奪った。
バックステージに戻った夢咲は、「練習の成果が全部出たとはいえないんですけど、こうやってたくさん応援してくれるみんなに少しは頑張った姿を見せられたかなと思って。悔しい気持ちはあるんですが、ちゃんと怪我なく終えられたので次に反省を活かしたいと思います。みんなの心をもっと熱くさせたり、楽しいって心から笑顔になってくれるような、そういう試合が出来たらなって思います」と語るも目には涙。涙の理由を問われると、練習でやってきたことをあまり試合で出すことが出来なかった悔し涙だと答える。
対する海乃は、「デビュー戦の相手に出す技じゃない技を大人気なく出しちゃったんで(笑)ごめんな、顔ガンガン蹴って」と苦笑いで反省しつつ、「まだまだ隠し玉持ってるんで。頑張ってもらいたいと思います」と期待を寄せた。