秋山準が彰人を退けEXTREME王座V3に成功し、3・21後楽園で鈴木鼓太郎と師弟対決へ! 若手リーグ戦決勝は高鹿佑也VS正田壮史に
DDTプロレスが2月18日、名古屋国際会議場イベントホールで「友情、努力、勝利 in NAGOYA 2023」を開催。DDT EXTREME王者の秋山準が「環境利用闘法マッチ」で彰人を退け、3度目の防衛に成功。3月21日、東京・後楽園ホールでのV4戦は、鈴木鼓太郎と通常ルールで師弟対決に臨むことになった。
挑戦者の彰人が要望した変則ルールは、4つのコーナーのマットを外し、セカンドロープとサードロープに2本のロープを十字にクロスする形で張った中で戦うもの。そのほかは通常のプロレスルールと同等。
序盤、彰人が金具むき出しのターンバックルに秋山をぶつければ、秋山は張られたロープで首を絞めて反撃。レフェリーが昏倒して不在の隙に、彰人はトップロープにもロープを張り、3本のロープに秋山の両腕を絡めて足攻撃。さらに彰人はロープを使って、秋山の急所に打ち付けて丸め込むも、カウントは2。怒りの秋山は彰人の背中にヒザ連打。エクスプロイダーから、ロープを利したリストクラッチ式首固めでピンフォール。
今林久弥GMから次期防衛戦が3月21日、後楽園ホールになることを告げられ、「戦いたい相手」を問われると、秋山は鼓太郎を呼び出した。秋山が「オマエ、フリーだろ? このベルトあったら動きやすいだろ? だからオマエ、俺とガチガチのプロレスやれ。勝ったら、DDTでも生きていけるぞ!」と発言。鼓太郎は「純粋なプロレスルールで勝負してください」と応じ、師弟による王座戦が決まった。
秋山は「俺のほうが環境をうまく使ってただろ? よく考えた彰人選手らしい試合だった。次、鼓太郎、今回はガチガチのプロレスルール。痛いエルボー叩き込んで来い。俺も叩き込むから」とコメント。
挑戦が決まった鼓太郎は「俺はフリーだからシングルのベルトが必要。秋山準を超えて、あのベルトを巻きたい。通常のプロレスルール以外考えてない。通常のプロレスルールでやるからこそ超える意味があるし、あのベルトを巻く意味がある」と意欲。
王座奪取ならなかった彰人は「ロープに裏切られた。秋山準に負けたんじゃなく、ロープに負けたんだよ。もうこんなルールやらねぇ。次だ。何度でもEXTREME挑戦してやるよ。俺がDDTで一番好きなベルトだから」とあきらめない姿勢を見せた。
また、今大会ではハリウッド大会への出場権をかけた若手リーグ戦「「D GENERATIONS CUP」の最終公式戦が行われた。Aブロックでは高鹿佑也が先輩・岡谷英樹の攻撃に劣勢に回る場面もあったが、起死回生のランニング・エルボーバットを叩き込んで逆転勝利。高鹿は3戦全勝で決勝進出を決めた。Bブロックでは昨年8月にデビューしたばかりの正田壮史が、小嶋斗偉のコジマワンダーランドで追い込まれるも、ハイキックから侍ドライバー'01連発で殊勲の星。両者ともに2勝1敗となったが、直接対決の結果により正田が決勝にコマを進めた。これにより、2月26日、後楽園での優勝決定戦は高鹿VS正田の組み合わせとなった。高鹿は「正田みたいなエリートみたいなヤツ、うらやましく思う。でも俺は俺で負けない自信もある」、正田は「岡谷さんが来るかなと思ったけど、高鹿さん、負けず嫌いやなと感じた。その負けず嫌いな気持ちをへし折って、優勝してハリウッドに行きます」とコメント。