鷹木信悟が全日本の未来のエース・安齊勇馬と王座をかけての再戦を熱望!新日本プロレスと全日本プロレスの交流は活性化の一途!
19日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpwエキサイトシリーズ2023~#ajpwプロレスの日MANIAx~』が開催され、鷹木信悟が安齊勇馬と対戦し、そのポテンシャルを高く評価した。
全日本プロレスと新日本プロレスはともに昨年に旗揚げ50周年を迎え、団体間の交流が活発化。新日本の選手が全日本のリングに登場する機会も増え、タイガーマスクが世界ジュニア王座を戴冠したり、今大会では永田裕志が三冠ヘビー級王座戴冠を果たしたりと王座戦線に積極的に関わる機会も増えてきた。
この日の大会でも、田口隆祐、マスター・ワト、オスカー・ロイベ、矢野通、中島佑斗、大岩陵平、藤田晃生、鷹木信悟、永田裕志と9名の新日本所属選手が出場。
第5試合では、安齊勇馬vs鷹木信悟のシングルマッチが実施。
安齊は、ジャンボ鶴田さんや諏訪魔ら数々の名プロレスラーを輩出してきた名門・中央大学レスリング部出身であり、東日本学生レスリング選手権大会春季大会優勝、全日本大学グレコローマン選手権5位という経歴を残し2022年の卒業後に全日本へ入門、同年9月にデビューを果たした。端正な顔立ちに188cm 105kgという恵まれた体格を持ち、将来の全日本プロレスのヘビー級エースとしての期待を集めている選手だ。
鷹木はIWGP世界ヘビー級王座の戴冠歴もあり、現在もKOPWを保持するなど常に新日本の最前線で活躍中。2018年のチャンピオン・カーニバルに出場しており、全日本の闘いも知っている鷹木との試合は安齊にとって大きな試練と言えた。
安齊は気後れすること無く突貫ファイトを展開し、鷹木も真っ向から攻撃を受けきってからさらにその上を行くという男気を見せる。安齊がフロントスープレックスやミサイルキックなど得意技を放っていくと、鷹木はパンピングボンバー2連発で痛烈な返礼。それでも安齊が肩を上げて見せると、最後は新人殺しの逆エビ固めでギブアップを奪った。
試合後、鷹木は安齊に歩み寄って二言三言語りかけてから退場。
バックステージでは、「試合後に言ったよな?『是非また次やろう』と。近い将来、お前が三冠を獲ったら、是非俺を指名してくれ。いや!あるいは俺が三冠を獲った暁にはお前を指名してやろうか?」とニヤリ。鷹木の思うような形で両者の再戦が実現することを願いたい。
第3試合では石川修司&綾部蓮&オスカー・ロイベvs大森隆男&矢野通&ブラックめんそーれの6人タッグマッチで行われた交流戦が実施。
195cmの石川、200cmの綾部、201cmのオスカーが並び、石川が一番小柄という衝撃的なタッグが大暴れ。矢野が逃げ惑いながら試合を引っ掻き回すも、最後は石川が大森にランニングニーを叩き込んで3カウント。全日本の“明るく楽しいプロレス”に触れたロイベは試合後に少年のような明るい笑みを浮かべながらこの3人でのタッグ再会を願った。
第4試合では、【VOODOO-MURDERS】諏訪魔&斉藤ジュン&斉藤レイvs中島佑斗&大岩陵平&藤田晃生の対抗戦が実施。
かつてプロレス界を股にかけて暴れまわった悪逆非道のヒールユニット“VOODOO-MURDERS”にヤングライオンたちが立ち向かう構図となったこの試合では、闘志むき出しのヤングライオンたちの攻撃をVMの面々が圧倒的な体格差を活かしたパワーファイトで制圧し、諏訪魔が中島をバックドロップで沈めて決着。
ジュンは「あと20kg増やしてから出直してこい!」と勝ち誇るも、TARUのオジキが「お前ら、なかなか良かったと思うけど、それはまだお前らがデカいからや。相手はすぐ変わってくるぞ。もっと仕上げてくるからの。今日はようやったけど次は分からん。まあ、そういうこっちゃ」と兜の緒を締めさせた。
第2試合では、芦野祥太郎&本田竜輝&花畑正男vsヨシタツ&田口隆祐&マスター・ワトの6人タッグマッチが実施。
新日本の同期である田口とヨシタツの奇妙なタッグワークと、田口&ワトの師弟タッグの連携が光り、最後はワトがレシエントメンテからのジャーマン・スープレックス・ホールドで花畑正から勝利。全日本ファンも田口の“明るく楽しいプロレス”に大声援を送って歓迎した。