「たまたまそれぞれ行く道が一緒だっただけ」元・鈴木軍のタイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのくが新ユニットを結成しUNITED EMPIRE狩りを宣言!
5日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』が開催され、タイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのくが再集結し、新ユニット結成を宣言した。
例年、新日本プロレスでは1月4日の東京ドーム大会が1年の総決算的大会となり、翌5日の大会から“新年度”に突入。1月5日の大会ではその年の新たな展開を予感させる“事件”が起こることで知られており、【何かが起こるイッテンゴ】と呼ばれてきた。
中でも、昨年12月を以て解散した鈴木軍の面々は、4日にTMDK入りを果たしたザック・セイバーJr.を除いては無所属となっており、その後の去就に注目が集まっていた。
この日は全カードが事前に未発表であり、会場で入場曲が鳴った瞬間に出場選手が判明するという形式で大会が実施。
第2試合では、ブランド物のスーツに身を包んだTAKAみちのくに先導されてタイチが登場。さらにDOUKI、金丸義信が登場し、旧鈴木軍のメンバーが同じコーナーに立つ。
マイクを取ったTAKAは、「タイチ、金丸義信、DOUKI、TAKAみちのく。俺たちが、2023年、新日本プロレスを大きく変える。『大した実績もねえのに何デカいこと言ってんだ?』と思ってんだろ?So what!! We're gonna change from now!!(だからなんだよ!俺達は今から変わるんだ!)ここから数年、いや、数ヶ月で大きな変化が見られるだろう。俺たちは誰がボスでもねえ。誰がリーダーでもねえ。現時点で、ただの4人組。Just 4 guys。俺たちの最初の標的は、お前らだ!You already DIE!!」と演説。
TAKAのマイクに応える形で“UNITED EMPIRE”のウィル・オスプレイ&TJP&フランシスコ・アキラが登場し、そのまま6人タッグ戦が行われることに。
金丸&DOUKIは、ジュニアタッグ王者であるTJP&アキラに照準を定めて猛攻。前日のケニー・オメガとの死闘で凶暴化しているオスプレイはヘビー級のタイチが抑え、アックスボンバーでなぎ倒す。
最後はDOUKIとアキラの対面となり、アキラがTJPとザ・リーニングタワーを狙ったところを金丸が巧みなカット。勝負を焦るアキラをDOUKIがホルヘ・リベラ・スペシャルで丸め込み、電光石火のカウント3を奪った。
収まりがつかないUNITED EMPIREの面々は試合後も暴行を続け、怒り狂ったオスプレイはTAKAにまで暴行を働く。TJP&アキラがDOUKI&金丸にIWGPジュニアタッグ王座ベルトを掲げて挑発し、オスプレイとタイチが激しい挑発合戦をつかみ合いを展開した。
この4人でのチーム結成に対し、バックステージに戻ったタイチは「たまたまそれぞれ行く道が一緒だっただけ」と語るものの、鈴木軍時代にともに過ごした仲間たちとはユニットメンバーという関係以上の絆を築いていた様子で、仲睦まじく歓談。
そして、タイチは「このバラけた4人がまたくっついた以上、俺だって手土産が一つ必要なんだよ。昨日ベルトを失ったかもしんねえけど、アイツはユニットのリーダーなんだろ?なんとかエンパイアのリーダーなんだろ?だったらそのリーダーの首、差し出してもらおうか。オスプレイ、その手土産にテメエの首貰うぞ」とオスプレイに照準を合わせた。
なお、この日は鈴木みのる&エル・デスペラードが再合体し、成田蓮を勧誘して新ユニット結成に向けた動きを見せた。2023年の開幕戦とも呼べるこの日、旧鈴木軍メンバーはそれぞれの道を歩みだした。