魔裟斗と激戦を繰り広げたアルバート・クラウスがデビュー戦の喧嘩ファイター相手に敗北!「彼はスターになれる選手だ」
28日、両国国技館にて『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』が開催。第6試合ではアルバート・クラウスvs宇佐美秀メイソンの試合が行われた。
RIZINファイター・宇佐美正パトリックの弟であるメイソンは、15歳から鑑別所に入り、カナダ留学の5年間で2年も少年院・刑務所で過ごしたストリートファイター。ギャングのボスの自宅に強盗に入り、仲間が殺され自身も銃で撃たれた事から日本に帰国。兄と同様にプロ格闘家を目指していたが、この日のプロデビュー戦の相手はK-1時代に魔裟斗と幾度となく激戦を繰り広げてきたクラウスに。
試合が始まるとクラウスはコンパクトにパンチを連打していくが、リーチの長い蹴りでメイソンが有利に進め、ボデイにパンチを散らして膝でカットしクラウスは出血。そのままメイソンが圧倒し判定3-0で勝利した。
勝利したメイソンは「やっぱりレジェンドなだけあって打たれ強かったのもあったですし、とにかくやっぱり圧力がすごいと思う。どんだけ圧力かかっても前に出て自分からプレッシャーをかけるっていうのが作戦でした。自分の練習不足っていうか、倒せる場面は何回かあったと自分で感じます。KOはしたかったんですけど、相手選手の気持ちがやっぱり強かったですね。自分の格闘技人生はまだ始まったばかりで、キックは今日がデビュー戦ですし、これから自分自身もっとトップと言える選手になっていくために頑張りたいですね」とコメント。
クラウスは「早い段階でカットしてしまい、そこで戦略が狂ってペースを乱しパンチに付き合ってしまった。やり合ってしまったのが自分としては馬鹿だったと思う。気持ちが強い選手だったし、パンチも上手い、キックも出来るし、コンプリートファイターだと思った。自分もK-1 MAXでいろんな日本人選手を見てきたが、彼はスターになれる可能性がある選手だと思った」と、メイソンに太鼓判を押した。