『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で19歳の闘魂柔道ファイターがプロレスラーを倒し号泣!「猪木さんに『追悼大会で勝ちました!』っていうのは伝えたい」
28日、両国国技館にて『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』が開催。オープニングファイトでは奥田啓介vs中谷優我の試合が行われた。
現在19歳の中谷は幼少期からアントニオ猪木さんに可愛がられており、柔道をバックボーンに宮田和幸が代表を務める『BRAVE』ジムで総合格闘技を練習中。今年7月にも猪木さんと言葉をかわしており、『闘魂』を背負いこの試合に望む。
対する奥田はウルティモドラゴンの甥であり、2009年にIGFでデビュー。巌流島の16流派による異種格闘技トーナメント『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』で優勝するなどこの大会にとって一番関連が強い選手とも言える。
試合は1R早々に奥田が中谷に突き飛ばされて場外に落下。残り2回落とされると奥田の敗北となるが、奥田はタックルを切って膝を打ち込んでいく。1R終盤で中谷が巴投げから肩固めで捕らえパウンド連打。そのままマウントポジションに移行してパウンドから腕ひしぎを狙うがここで1Rが終了。
2Rが開始し、中谷が腰投げを狙うもそのままもつれて中谷が場外に落下。試合が再開すると、奥田を力任せに投げ捨てた中谷が肩固めで捕らえ、これでレフェリーが試合をとめた。
敗北した奥田は「なんもねぇ!」と控室に消え、中谷は涙を流しながら「(猪木さんには)とても良くしてもらって、まだ実感がないっていうか、信じられないっていうか……。『追悼大会で勝ちました!』っていうのは伝えたいです」と猪木さんへの思いを語った。