「猪木さんの名前を出すのは釈迦になりたいとかキリストになりたいみたいなこと」関根“シュレック”秀樹が令和猪木軍のプロレスラーとしてアントニオ猪木に捧げる勝利!
28日、両国国技館にて『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』が開催。第4試合では関根“シュレック”秀樹vsヤン・ソウクップの試合が行われた。
現在RIZINヘビー級で活躍中の関根だが、巌流島にも出場経験がありプロレスラーとしても活躍中。今回は令和猪木軍として参戦することに。
試合は関根がヤンのリーチに苦戦する場面もあったが、定期的にテイクダウンを奪い体力をそいでいく。踏ん張れなくなったヤンを3Rに関根が場外に3回叩き出し1本勝利となった。
勝利した関根は「勝って言いたかったことがあるんですよ今年も!俺はね、もう雲の上の存在として名前は出さなかったけど、小学校の頃のヒーローはやっぱりアントニオ猪木。今だから言えるけど、俺の人生、全てアントニオ猪木の言葉によって動かされてきました。ほんとはプロレスラーになりたかった大学時代、Uインターが潰れて、行き先がなくなって、仕方なく受けた警察試験。おばあちゃんが泣いてなってくれと言われたから警察官になりました。その時もアントニオ猪木の言葉、この道を行けばどうなるものか。それで警察官になって約20年やってきました。でも俺が一番やりたいことをやってない。そんなカッコ悪い自分が嫌だったから、43歳で警察をやめ、プロ格闘家、そして4年前からプロレスに参戦させてもらってます。その時も、危ぶむなかれ、踏み出せばその一歩が道となり道となる。皆さんに一番言いたいこと!元気だして、コロナだし毎日つらいよね?だけどね、猪木さんの言葉、元気があれば何でもできる!それで頑張っていきましょう!」と絶叫。
バックステージでは涙を流しながら「猪木さんの名前を出すのは、例えば釈迦になりたいとか、キリストになりたいみたいなことであって、そういった意味で名前を出してなかったです。でも常にアントニオ猪木さんの言葉が……『道』そして『元気があれば何でも出来る』この言葉を胸の中で朗読して、新しい道に挑戦してきました。猪木さんがね、生きてるときに……自分の、ファイトを、見せたかったけど、この追悼試合に選んでいただいて、ホントに、良かったし、猪木さんは必ず見ていてくれると思います。ありがとうございます」と言葉を紡いだ。