山下実優がリオを破ってEVE王座V2に成功し、プリプリとの2冠獲り宣言!「イッテンヨンで坂崎ユカに勝って、2冠で英国に行きたい!」

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 東京女子プロレスが12月10日、静岡・浜松市えんてつホールで『TJPW CITY CIRCUIT AUTUMN~浜松公演~』を開催。プロレスリングEVE王者の山下実優が英国からの“刺客”リオを破って、2度目の防衛に成功。2023年イッテンヨン(1月4日、後楽園ホール)で坂崎ユカからプリンセス・オブ・プリンセス王座を奪還して、2冠で英国に再度乗り込むことを宣言した。

 挑戦者のリオは今年5月に初来日し、6月4日の浜松大会でインターナショナル・プリンセス王座(当時の王者は伊藤麻希)に挑み、伊藤をあと一歩まで追い込んだ実力者で、山下も侮れない相手だった。

 序盤、山下は蹴りを連打するも、リオはスープレックス、トップロープから山下を場外に投げ捨てる荒技を敢行。山下がリングに戻ると、リオは低空ドロップキック、フルネルソンで攻め立て、山下とエルボーの応酬に。山下は走り込んでのラリアット、コブラクラッチで反撃。雪崩式アティュード・アジャストメントを阻止されるも、ハイキックを叩き込んでリオは場外に転落。リオをリングに引っ張り上げた山下はハイキック、投げ捨てジャーマン、リターンクラッシュと怒涛の攻め。それでもリオは牛殺しでやり返すも、山下はハイキック、アティュード・アジャストメントを決めてカバーするもカウントは2。山下のSkull Kickを交わしたリオはドロップキック、ニールキック、ストレッチボムを叩き込むも山下はカウント2でクリア。リオはパッケージドライバーを狙うも、回避した山下はハイキック、Skull Kickを見舞って3カウントを奪取した。

 リオと抱擁した山下は英語で「また日本に戻ってくることを希望します。次は英国でまた会いましょう」とエールを送った。

 バックステージで山下は「外に投げ飛ばされて、あそこから結構きて、動けなくなるのは自分の弱さでもあるし。意表を突かれるのが、海外の選手とやると多いので。ダメージが大きいかなってところだったけど、最後は相手が予想できないところで蹴りを出せたのが勝ちにつながったのかなと思いました」と振り返った。そして、「年内の防衛戦が終わって、EVEのベルトを持ったまま、イッテンヨンで挑戦できる。2冠に王手をかけられて、おそらく(来年)1月7日に英国の大会に出ると思うので、イッテンヨンでユカちゃん(坂崎)に勝って、2冠で英国に行きたいと思います」と2冠獲りを宣言。

 さらに、山下は「2回目の(プリプリ王者の)ときに、米国でSHINEのベルトを獲って2冠になって。そのときにしか広がらなかった景色があって。また米国でもベルトを獲りに行きたいですし、どんどんベルトを増やしていけるのが楽しい。自分が今まで見せてきたチャンピオン像ではなく、新しいチャンピオン像を見せられるんじゃないかと。そこにおいて、私にとって、今プリプリのベルトがすごく必要だと思ってます」と話した。

 一方、英国にベルトを持ち帰ることができなかったリオは「すごく楽しい試合だった。ヤマシタはとんでもないチャンピオンだわ。ベルトを英国に持って帰ることができないのは残念だけど、今日がその日ではなかったってことね。でもヤマシタとはタイトルがかかっていようがいまいが、もう1度英国で闘いたい、いや闘うわ」とコメント。

 なお、来年5月13日にアクトシティ浜松展示イベントホールに進出することが決まった。

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