姉の卒業で決意の愛野ユキが4・9後楽園でプリプリ王座獲り宣言!「先輩たちが高め続けてきたこのベルトを巻きたい」
東京女子プロレスが4月2日、東京・両国KFCホールで「TJPW SPRING TOUR '22」を開催。姉・天満のどかの卒業でひとり立ちを決意した愛野ユキが同9日、東京・後楽園ホールでの王者・中島翔子とのプリンセス・オブ・プリンセス選手権に向けベルト獲りを宣言した。
オープニングで行われた同王座戦の公開調印式で、愛野は「先週(3月27日、東京・大手町三井ホール)、挑戦表明したときに、“東京女子を引っ張る人になりたい”と言いました。ありのままの私は団体行動が苦手で、できるだけ家にいたいタイプのただのオタクです。なのに団体に所属して、こんなアクティブでしかないプロレスをやってるというのは、東京女子に出会って大好きになったからです。その好きって気持ちが結果につながる姿を見せられたら、誰かに希望を与えるんじゃないかなって。私は先輩たちのようにはなれないけど、そういう形で東京女子を引っ張ることもできるんじゃないかと。中島さんのことをメッチャ尊敬してるし、メッチャ大好きです。だからこそ力ずくで持ってる武器を全部ぶつけて、ぶっ倒して先輩たちが高め続けてきたこのベルトを巻きたいです」とキッパリ言い切った。
王者の中島は「愛野ユキはタッグ屋として強い印象があったんですが、パートナーが引退して、一人での再スタートになると思ってます。私にとっては10代目チャンピオンとしてのスタート。今回のタイトルマッチ、2人でいいスタートを切ることが東京女子の第二章の始まりになると思ってます。だからもってるものをすべてぶつけてほしいし、このベルトを獲ったとき以上の力で迎え撃つ準備はできてます」と臨戦態勢を整えていた。
この日、試合では愛野は鈴芽、遠藤有栖とトリオを組み、中島、坂崎ユカ、瑞希の王者チームと対戦。愛野は中島を豪快にデッドリードライブで投げ捨てると、中島はウラカンラナ、619で反撃。愛野もサイドスープレックスを決めるなど、王者相手に一歩も引かず。最後は中島が超高速のトペを見舞って愛野を排除すると、瑞希が鈴芽にキューティースペシャルを決めて3カウントを奪取し、前哨戦は王者組が制した。
愛野は「中島さんはどんどんレベルアップしていってるので、それに食らいついていかなきゃいけないと肌でより感じました」と気を引き締めた。
中島は「ユキの戦い方次第によっては、もう“ドラえもんは未来に帰ったんだよ”とか言ってやろうかと思ってたんですけど、すごくかっこいい目をしてた。4・9後楽園が楽しみです」と余裕を見せていた。