プリプリ王者・坂崎ユカが東京女子最強戦士を決める「プリンセスカップ」で1回戦を突破し初優勝宣言!
東京女子プロレスの最強戦士を決める真夏の祭典「第7回東京プリンセスカップ」が8日に東京・神田明神ホールで開幕。プリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカが1回戦で、“難敵”天満のどかを破り、同トーナメント初制覇を宣言した。
坂崎は同団体きってのパワーファイターである天満の重爆ボディプレス、ボディアタック、ブロックバスターなどに苦しんだものの、冷静に対応。エルボー連打、ローリングエルボーをたたき込み、マジカルメリーゴーランドを決めるも、カウント2。ならばと、エルボーから魔法少女にわとり野郎(トップロープを利したファイアーバード・スプラッシュ)をさく裂させて、見事に3カウントを奪取。金星を狙いにきた天満を退けて、1回戦を突破した。
マイクを持った坂崎は「勝ちました! のどかの番狂わせかなって気がした人もいたかと思うんですけど、私が勝ちました。トーナメントってなると推してる選手が負けることとか、勝つこととか、勝負なのであると思うんですけど。皆さん、そのときそのときで、すごく感情が高ぶったり沈んだりしているので。また声を掛けていただけると、2回戦、3回戦、決勝とテンションも上げて切り替えていけるので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。
7月23日(東京・後楽園ホール)のプリプリ王座防衛戦では、天満の妹・愛野ユキを下している坂崎は、バックステージで、「前回の愛野からのどかって、すごい因果を感じるんですけど。体重乗せてくるし、一発一発が重くて、結構ダメージが蓄積していたんですけど。トーナメントで優勝して獲れたことないんですね。いつもギリギリで負けちゃってたんで。今年こそはベルトがあるから、ベルトとカップと2冠をどうしても獲りたい。もう負けるわけにはいかないと思っていたから、ギリギリで勝てたかなと思います。みんな目をギラギラさせながらきてるんで、それに負けないように私もギラギラしないと。ウカウカしてると、すぐに足元をすくわれて負けちゃうんで。今日はガッチリ、にわとり野郎で決めました」とトーナメント制覇に向け、不退転の気持ちを吐露。
2回戦は、10日(神田明神ホール)に曲者のハイパーミサヲと対戦するが、坂崎は「最近闘っていなかったんですけど、よりクセが強くなってますね。ちょっと研究します。早々に飛ぼうかなとも思います。すぐに仕留めないと危ないんで」と先を見据えていた。
敗れた天満は「ダテじゃないですね。チャンピオンは。やれることはきっともっとあったし、これから先ももっとやれることはあるはずなんで。見つけないといけないことが、まだたくさんあるなって、トーナメントのときに気付かされる。1回戦で終わったけど、もっといっぱい試合したかった。東京女子は壁だらけで、ふだんあの人たちは壁って感じさせないわけです。すぐそばに壁があるってことを突きつけてくるのが、このトーナメントで、このままじゃいけないって思います」と悔しさいっぱいだった。
また、8日の1回戦では、優勝候補の山下実優、万喜なつみを始め、伊藤麻希、鈴芽が勝ち上がり、2回戦に進出した。