初来日でロストバゲージ!コスチュームも全て失ったイギリスの女子レスラーが日本でベルト奪取!
9日、大田区総合体育館にて東京女子プロレス『SUMMER SUN PRINCESS '22』が開催。第6試合では、伊藤麻希の持つインターナショナル・プリンセス王座にアレックス・ウィンザーが挑戦した。
アレックス・ウィンザーはイギリスのEVEやレボリューションプロレスで活躍する選手。初来日となるが、全日空によるロストバゲージでコスチュームも含めて全て失った状態で試合に臨むことに。
アレックスは体格を活かした重い打撃で伊藤を追い詰めていくが、伊藤も得意のヘッドバッドや世界一可愛いナックルでペースを掴む。
伊藤がスイングDDTや雪崩式DDTで突き刺していくが、フライングビッグヘッドを避けたアレックスがランニングニーからカウンターのシットダウンパワーボムで伊藤を叩きつけ、最後はGTF(=フィッシャーマン式エメラルドフロウジョン)で3カウントを奪った。
涙目で帰ってきた伊藤は「なんで自分はいつも弱いんでしょうね。もっと強くなりたいです。久々にこの悔しさを味あわせてくれたと思うから、アレックス・ウィンザーはね。だから感謝して次のステップに進もうと思います。やっぱり今日だけ落ち込もうと思います。また明日から頑張ろうと思います。ありがとうございました」と久々に弱気なコメント。
新王者となったアレックスは「スーツケースの件はまだ腹が立っているけど、とりあえず勝ったのでそこは良しとする。アレックス・ウィンザーは世界を席巻するぞ。イギリスでトーナメントを優勝して敵なし。日本にきて一発でこのベルトを獲った。このまま世界を征服する。世界中どこでも私のやりたい相手と防衛したいと思います」と、流出したベルトを世界に持ち出すことを宣言した。