かつてアイドルレスラーだった志田光が若手アイドルレスラーに圧勝!
19日、両国国技館にて東京女子プロレス『GRAND PRINCESS '22』が開催。AEWの志田光が初参戦し、乃蒼ヒカリとシングルマッチを行った。
志田は2008年にアイドルレスラーとしてアイスリボンでデビューし、2014年に同団体を退団。その後フリーとして自主興行を中心に活動していたが、2017年にMAKAIに所属すると舞台活動とプロレスを両立させていく。2019年からはAEWに所属し、主戦場をアメリカに移していた。
志田の東女初参戦の相手は、デスマッチファイターを志しているアイドルレスラーの乃蒼ヒカリ。
堂々とした立ち振舞いで攻撃を受けきっていく志田に、がむしゃらにエルボーやドロップキックを連打し立ち向かうヒカリ。志田はキャメルクラッチで捕らえ、これを離すと場外戦へ。イスを踏み台に飛び込んだ志田だったが、ヒカリはこれを避けるとイスを奪い殴りつける。剣道をバックボーンに持つ志田は竹刀攻撃をお見舞いし、リングに戻るとヒカリがブルーレーサーで捕らえるが逃れた志田が延髄斬り。さらにバーティカル・スープレックスで投げ捨て膝蹴りを叩き込むと、トドメのファルコンアローで叩きつけ3カウントを奪った。
圧勝と言える試合を終えた志田は「私AEWのベルト取ったときノーDQ戦だったんですよ。そんな私に『ハードコアやりたい』?いやあ、危険な発言なんじゃないのかなって最初は思ったんですけどね。ただ今日試合してみてその心意気、いいじゃないですか。乃蒼ヒカリ、かっけーじゃないですか。今日日本で久々に試合させていただいて、この両国っていう大きな舞台で日本復帰させていただいたこと本当に感謝してます。これだけでなく、これから志田光は、世界中で活躍していきますので。アメリカ、日本、どこでも飛んでいきますよ。いつか乃蒼ヒカリが私を捕まえて、またもう1回試合するときは今度こそハードコアルールでやりましょう」と余裕のコメント。
対するヒカリは「なにも出せなかったなっていうのが一番ですかね。自分の想像してたよりホントに怖いくらい強くて。ただただ悔しいなっていうのが大きいです。最初から全然相手にされてないなっていうのを感じて、だからこそ自分の好きなものでアピールしたいなっていうのは少しあったんですけど、志田さんがハードコアな試合をしてくれたのはすごく嬉しくて、1回闘ったからこそもっともっと志田さんを研究してハードコアしてほしいです」とハードコアへの思いを語った。
約2年半ぶりの日本凱旋試合を終えた志田は、翌日となる20日のアイスリボン後楽園ホール大会に参戦を予定。藤本つかさとのマッスルビーナスを復活させる。