“電流爆破アイドルレスラー”乃蒼ヒカリがアップアップガールズ最強となり東京女子へデスマッチ王座の創設を要求!
25日、東京都・後楽園ホールにて東京女子プロレス『ALL RISE '21』が開催され、乃蒼ヒカリが渡辺未詩を破ってインターナショナル・プリンセス王座(IP王座)の4度目の防衛に成功した。
モーニング娘。などが所属するアップフロントのアイドルとして2011年に結成されたアップアップガールズ(仮)。そのアップアップガールズ第3のブランドとしてDDTプロレスリングとの新プロジェクト『アップアップガールズ(プロレス)』が誕生し、2018年1月に4人がデビュー。
現在は乃蒼ヒカリ、渡辺未詩、らくの3人がプロレスラーとしての活動を継続しており、約4年間で団体の中核を担う選手として定着。アプガ同士でシングル王座戦を行う機会も増え、ヒカリの持つIP王座へ7月にはらくが、この日は未詩が挑戦した。
試合が始まると、序盤から互いの歩んできた道を確かめ合うかのような真っ向勝負の肉弾戦を展開。
未詩がショルダータックルの連打から旋回式ワンハンド・バックブリーカーとパワーファイトで押していけば、ヒカリは未詩の攻撃を絡め取ってのコブラツイストなどサブミッションで反撃するという一進一退の攻防を展開。
互いにダメージが深くなった中盤戦には両者雄叫びを上げながらのエルボー合戦が展開され、未詩がヒカリのレッグロールクラッチを下から持ち上げてカナディアンバックブリーカーに捕らえるという荒業を見せる。
ヒカリも顔面へのトラースキック連打から雪崩式ブリザードスープレックス、未詩のレーザービームチョップを読み切ってのブリザードスープレックス・ホールドで3カウントを奪った。
らくに続き未詩も破ってIP王座を防衛しアプガ最強となったヒカリは、同王座の最多防衛記録も更新したことに喜びのコメントを発しつつ、怖いものはないのでこのまま東京女子全員倒してこのベルトともう1つ、デスマッチが出来るベルトが私はほしいです。これを言ったら大人はどう言うかわからないですけど、そういうのも認めてもらえるように私はどんどん防衛していきたいと思っています」と東京女子プロレスへデスマッチ王座の創設を要求した。
ヒカリは今年4月には女子プロ界のデスマッチの猛者として知られる山下りなを相手にハードコアマッチを行い、8月には大仁田厚と電流爆破マッチで対戦するなどハードコア&デスマッチファイターとしても覚醒しつつある。ヒカリの掲げる東京女子の新路線が実現するのかどうか、今後の東京女子マットの動向に注目していきたい。