angelaが引退直前のレスラーの夢を叶えるため両国国技館で熱唱!姉妹のラストマッチに涙
19日、両国国技館にて東京女子プロレス『GRAND PRINCESS '22』が開催。引退を7日後に控えた天満のどかが、実の妹である愛野ユキとシングルマッチを行った。
天満のどかは2015年にのどかおねえさんのリングネームでプロレスデビュー。2018年に改名すると、実の妹である愛野ユキとのタッグチーム『爆れつシスターズ』を結成した。
タッグ王者としても活躍した2人だったが、天満が「岡山に戻って農業をやっていきたい」と引退を発表。3月26日の引退を前に両国国技館で姉妹でのシングルマッチが決定したが、その2人が敬愛する同郷出身のアーティストであるangelaにタッグ入場曲『BAKURETSU POWER』を生歌唱してもらう事となった。
入場前の煽りVでは『Shangri-La』が流れる中「僕等が目指したBAKURETSU POWER」「angelaはそこにいますか?」と名セリフになぞらえて意気込みが語られ、angelaが入場曲を熱唱すると「お前たち負けるんじゃねーぞ!」と爆れつシスターズを送り出す。
試合はまさに一進一退。お互い悔いのないようにお互いを殴り合い、ダブルダウンから最後はユキがUBV(=ダブルアームサイドバスター)で3カウントを奪った。
涙を流しながらリングで抱き合う2人。
天満は「試合したのは今日が初めてで、うちの妹は子供の頃からねーちゃんに比べて病弱って言われててすごい控えめな子だったけど、メチャクチャ負けん気はあるんだなって思って。これからも彼女にはプロレス続けてもらいたいし、私がいなくなるからって私の代わりみたいになる必要もないと思ってるので、絶対に同じ人にはならないし同じ選手にはなれないから、ユキが私と違うってことを確認できて今日は良かったです。この両国国技館っていう東京女子プロレスみんなにとって大切な日に妹とシングル出来たっていうのは悔いがあるとは決して言えません。ありがとうございます!」と残していく妹にメッセージ。
愛野は「結局一番私の気持ちは、一番の憧れの存在であるおねーちゃんに勝ちたい、勝たなきゃいけない。辞める奴に負けてらんねーっていう気持ちでした。ひしひしと、ひしひしと、闘ってるときの一発一発すべてに感じました。なんかずっと、ユキ、ユキって言ってる感じでした。その気持ちを、今までずっと私の前に立っててくれたことへの感謝の気持ちを全部ぶつけられたんじゃないかと思います。おねーちゃんにホント今一番言いたいのは、戦おうって言ってくれてありがとうって思ってます。勝てて嬉しいです。あと!あと!angelaさん、ありがとうございました!」と、涙ながらに語った。
天満のラストマッチとなる大会は、3月26日に東京・大手町三井ホールで13時より開始される。