【試合詳細】11・13 全日本プロレス後楽園ホール大会 諏訪魔&KONOvs宮原健斗&野村卓矢 ジェイク・リー&青柳優馬vs石川修司&サイラス 斉藤ジュン&斉藤レイvs土肥こうじ&羆嵐
『2022 世界最強タッグ決定リーグ戦【開幕戦】』
日程:2022年11月13日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:794人
▼6人タッグマッチ 10分1本勝負
大森隆男/●ヨシタツ/TAJIRI
3分31秒 仙人の首固め
○イザナギ/ブラックめんそーれ/椎葉おうじ(フリー)
▼「2022 世界最強タッグ決定リーグ戦」入場式
▼2022 Jr. BATTLE OF GLORY公式戦 10分1本勝負
○田村男児【1勝0敗=2点】
5分32秒 ダンロック
●井上凌【0勝1敗=0点】
▼2022 Jr. BATTLE OF GLORY公式戦 10分1本勝負
●大森北斗【0勝1敗=0点】
6分8秒 ライオンサルト→片エビ固め
○ライジングHAYATO【1勝0敗=2点】
▼2022 Jr. BATTLE OF GLORY公式戦 10分1本勝負
●青柳亮生【0勝1敗=0点】
9分54秒 脇固め
○佐藤光留(パンクラスMISSION)【1勝0敗=2点】
▼2022 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負
[VOODOO-MURDERS/SAITO BROTHERS]斉藤ジュン/●斉藤レイ【0勝1敗=0点】
8分59秒 反則
[土肥羆]土肥こうじ(フリー)/○羆嵐(フリー)【1勝0敗=2点】
▼2022 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負
[GUNGNIR OF ANARCHY]芦野祥太郎/●本田竜輝【0勝1敗=0点】
12分47秒 ナガタロック54
○永田裕志(新日本)/安齊勇馬【1勝0敗=2点】
▼2022 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負
ジェイク・リー/●青柳優馬【0勝1敗=0点】
10分53秒 合体パワーボム→体固め
○石川修司/サイラス【1勝0敗=2点】
▼2022 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負
[VOODOO-MURDERS]○諏訪魔/KONO(フリー)【1勝0敗=2点】
16分43秒 バックドロップ→体固め
●宮原健斗/野村卓矢(大日本)【0勝1敗=0点】
世界最強タッグ&ジュニアリーグ戦が同時開幕!世界タッグ王者の諏訪魔&KONOが宮原&野村を地獄へ落とす!光留が世界ジュニア王者の亮生から勝利の好発進!
2022 Jr. BATTLE OF GLORY入場式
大会開始20分前、第0試合の前に2022 Jr. BATTLE OF GLORYの入場式が実施。
全6選手が入場し、ザ・リーヴの佐藤和弘社長による開会宣言が行われた。
今リーグ戦は本日開幕し、12月7日の後楽園ホールにて優勝決定戦が行われる。
第0試合
TAJIRIとめんそーれの対面でゴング。ロックアップからバックの取り合い、ショルダータックルでTAJIRIが倒すとめんそーれが場外へ退避。めんそーれがリングに戻ると、手4つの力比べから首の取り合い。TAJIRIがコーナーに振って突っ込んでいくが、めんそーれがブートで止め、セカンドコーナーから飛びついてのアームドラッグと見せかけた飛び込み前転。両者タッチ。
大森と椎葉の対面となり、大森がショルダータックルでなぎ倒すも、椎葉がドロップキック。大森は倒れず耐えて再びショルダータックル。大森がロープに飛ぶと椎葉がカウンターのドロップキックを見舞いイザナギにタッチ。
イザナギは大森にパワーボムを狙うが、大森がショルダースルー。ヨシタツにタッチ。
ヨシタツはロープに飛んでビッグブート。さらにドラゴンスクリュー、マンハッタンドロップ、ラリアットと連撃しヨシタツ狂想曲を狙うが、イザナギが回避。ヨシタツはフィッシャーマンの体勢も、めんそーれがカットしハブクローでの目潰し。すかさずイザナギが仙人の首固めで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
イザナギ&ブラックめんそーれ&椎葉おうじ
イザナギ「サンキュー!最高だよ、プリンス!・・・全日本はなぁ、第0試合だからって手は抜かないんだよ!わざわざ俺たちはプリンスを擁した。俺たちガアジアタッグを取った後はプリンスと3人で第0試合革命軍を興そうじゃないか!第0試合しか出ねぇぞ、俺たちは!」
椎葉「それはちょっと(苦笑)。」
イザナギ「それでは最後に次のアジアタッグチャンピオン、王者となる新チームを予言しよう。・・・どうぞ!」
めんそーれ(口でドラムロールをしてから)「ブラックめんそーれ、イザナギ組だ、シャー!」
2022 世界最強タッグ決定リーグ戦入場式
全8チーム中7チームがリングに上がり、ザ・リーヴの佐藤和弘社長による開会宣言が行われた。
(※SAITO BROTHERSはTARUとともに登場するも、TARUが2人のタスキをリング内に投げ込んで威嚇。リングインすること無く去った)
第1試合
ゴングが鳴ると互いに身を低くしながら組み合い、首の取り合い、バックの取り合い、リストの取り合いとスピーディな攻防を展開。
一旦離れてから井上がミドルキック連打から水面蹴り、ジャンピングバックエルボーと連撃。さらにローキック、サッカーボールキック、ミドルキックと連撃していくが、蹴り足を取った男児が逆片エビ固め。井上はすぐにロープブレイク。
男児はヒザへエルボードロップを落としてからレッグロック。これも井上がロープに逃れる。
男児はボディスラムを狙うが、振り払った井上がエルボーバッド。足を止めてのエルボー合戦となり、井上がソバットから延髄斬り。さらにハーフハッチ・スープレックスで叩きつけ、ランニング・ソバットを狙うが、これをかわした男児がラリアット。さらにダンロックで絞り上げると井上がたまらずギブアップ。
<試合後コメント>
井上凌
「やられましたね。だけどこれで終わったわけじゃない。まだあと4選手残ってるわけだから、そいつら全員ぶっ潰してやる。」
――キックスタイルに変えたのは?
「川田選手(の影響)ですね。この戦いの3日前に川田さんに直接アドバイスをいただいて、それが大きなモチベーションになったんで。これからはキックの使い手としてやっていきます。ありがとうございました。」
田村男児
――終始自信満々で試合に臨んでいた印象でしたが?
「初戦ということもあり、大事な・・・。試合は全部大事なんですけど、初戦というのが一番これからにつながると思うんで。リーグ戦が始まった時が。自信満々というかそういう顔付きになっていただけですね。でも相手の井上凌選手、レガースをつけて蹴りを狙ってきていて怖さと言うか何をしてくるんだろうというのはあったんですけど、初戦を突破できてよかったです。」
――相手がレガースを履いてキックで攻めてきたという点についてはいかがでしょうか?
「序盤の展開というか、何してくるんだろうと思って。ボクもタックルに入って足を止めたんですけど、途中で入った蹴りが強烈でしたね、ジャンピング・ハイキックが。彼は川田さんのことが好きでよく言っていて。そういうジャンピング・ハイとか。強かったですね。これから脅威になるんじゃないかと思いました。いつもの井上凌とは違いましたね。これからも頑張っていきます。」
第2試合
ロックアップから北斗が押し込み、離れ際に投げキッス。
ロックアップからHAYATOがチョップを見舞い、足を払ってロープへ飛び、カサドーラ式アームドラッグからのドロップキックで場外に放り出す。続けて場外飛びのフェイントから決めポーズ……という恒例の流れにつなごうとするが、これを先読みした北斗がすぐに背後に回り込んでおり、HAYATOを場外に蹴落としてリング中央で決めポーズ。
HAYATOがリングに上ってくると、北斗がコンプリートショットからのフェイスロック。「終わりか?(笑)」と挑発しながらロープに振るが、HAYATOが高速ロープワークで翻弄してランニング・バックエルボー。
HAYATOは串刺しジャンピングエルボーからフェイスクラッシャー。さらにライオンサルトを発射も、北斗が回避してエルボー合戦へと持ち込む。北斗がカウンターのローリングエルボーからRKOを決めるがカウントは2。ならばとドラゴン・スープレックスで叩きつけるが、これもカウント2。
北斗は「終わりだ!」と叫んで必殺の無想一閃を狙うが、HAYATOが暴れて着地し側頭部へのトラースキック。さらに人でなしドライバーからトップロープを踏み台にしたムーンサルト・プレスを決めてカウント3を奪った。
<試合後コメント>
ライジングHAYATO
「なんとかみんなにカッコいいところを見せたい。今日は本当に絶対勝ちたかった、北斗にはずっと負けっぱなしだったから。今日は絶対みんなの前でカッコいい姿を見せたかった。このリーグ戦、まだまだ試合はあるけど、今日の2点は大きいと思う。俺は最近リングでは恥をさらしてばかりで。だから俺はリングではカッコよくいるよ。じゃあみんな、またね。」
第3試合
ゴングが鳴ると、互いにじりじりと距離を詰めていき光留がローキックで先制。亮生は低空タックルからバックを取っていき、リストの取り合いへと持ち込む。ロープに押し込んだ光留がローキックを連打し、亮生の延髄斬りをキャッチしてアンクルロック。暴れて脱出した亮生がドロップキックで光留を場外に蹴落とし、場外飛びのフェイントからポーズを決めるが、光留がすくにリングインしてエルボー&ローキックを連打。さらにコーナーに振っていくが、亮生がブーメランアタック式アームドラッグからドロップキック。怒涛の序盤戦を亮生が制す。
亮生は延髄斬りからその場飛びムーンサルト・プレスを発射も、光留が受け止めながら捕獲式腕十字へと捕らえる離れ業を見せ、亮生は腕に思わぬ大ダメージ。
光留は腕へミドルキックを連打し、アームブリーカー、ロープを使ってのアームロック、ロープに腕を絡めながらのサッカーボールキックと苛烈な腕への一点集中攻撃。さらに光留は水車落としから体固めに入り、カバーを返した亮生に捕獲式腕十字。亮生はなんとかロープブレイク。
亮生は無事な右腕でふらふらとエルボーを打ち込んでいくが、光留は左腕へのコードブレイカーを狙う。これを自ら倒れこんでエビ固めに捕らえる軽業を見せた亮生がトラースキック連打から旋風脚。さらにムーンサルト・プレスを発射も光留が回避して自爆。光留がサッカーボールキックを狙うが、亮生はこれをかわしてスクールボーイの形で転がしてからトラースキックを見舞い、ムーンサルト・プレス。光留はカウント2で返す意地を見せる。
残り時間が2分となる中、両者足を止めてのエルボー合戦を展開。亮生がロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで3回叩きつけ、側頭部へのトラースキックからコーナーに上ってファイヤーバードスプラッシュを発射も、光留は被弾しながらも下から腕を取って捕獲式腕十字チキンウィング・アームロック。亮生はひっくり返して体固めに捕らえるも、光留は再びひっくり返してチキンウィング・アームロック。亮生が立ち上がってロープを目指すと、光留が残り10秒という時間切れギリギリ間際でフジワラ・アームバーに捕らえ、ガッチリ絞り上げると亮生がたまらずタップ。
光留が初戦で現世界ジュニア王者から勝利する好発進を見せた。
<試合後コメント>
佐藤光留
「おいなんだよ!青柳亮生よ!新チャンピオン!青柳亮生!チョロいんだよ。雰囲気バツグン。実力バツグン。将来性バツグン。でも42歳に負けちゃった。関係ないんだよ、年齢なんか。今までやってきた事もここばかりは関係ないんだよ。今だよ今、今なんだよ!俺たちが戦い続けているのはずっと今なんだよ。全日本はそうなんだよ。全日本のジュニアはみんないわくつきだったんだよ。関係ないんだよ。今を戦い続けたから、今の歴史があるんだよ。お前ら、自分が知らない歴史をギャーギャー言いやがって。何十周年だ、新しいだ・・・。全部新しいんだよ!全部新しい全日本なんだよ。今までもよ、その積み重ねだ。ナメてんじゃねぇぞ。何かありますか?・・・OK、試合は見たまんま。以上。」
青柳亮生
「ヤベェ。・・・残り何秒でしたか?(タイムアップ寸前だったのは)聞こえてはいましたよ。でもナメていたのはボクだったかもしれないですね、全日本ジュニアを。どの試合も見てはいたんですけど、全員が覚悟を持ってやってくれているなと。自分が情けないですね。あんなところでタップしちゃうなんてね。でもリーグ戦なんであと全部勝ってなんとか、なんとか残りますよ。今日でしっかりと覚悟が決まりました。かなり遅いですけど。次から期待してください。」
第4試合
TARUに先導されて入場してきたSAITO BROTHERSが奇襲して試合開始。土肥熊は冷静に対処してドロップキックの編隊飛行でSAITO BROTHERSを場外に蹴落として仕切り直す。怒り狂うSAITO BROTHERSをTARUがなだめすかすと、和田京平レフェリーが「お前らが仕掛けてきたくせになに言ってんだ」とまっとうなツッコミ。
土肥とレイが幾度もショルダータックルでぶつかり合うも互角。土肥がバックエルボーからロープに飛ぶが、レイがカウンターのショルダータックルでふっ飛ばし喉輪で自軍コーナーに押し込んでジュンにタッチ。
ジュンは土肥にボディスラムから喉元をグリグリと踏みつける。すぐに反則カウントを取り始める和田京平レフェリーへ、TARUが「厳しいなあ!こっちに!」と文句をつける中、ジュンが再びボディスラム。レイにタッチ。
レイはジュンとともに土肥を踏みつけてから場外に放り出すと、TARUがレフェリーの気を引く中でジュンが場外で暴行。カットに来た羆嵐をレイが撃退し、SAITO BROTHERSが土肥へ蹲踞の姿勢からのダブルショルダータックル。土肥はレイへボディブローの連打からボディスラムを狙うが、逆にレイが軽々と持ち上げてボディスラム。土肥も、どっしり腰を落とすレイを力尽くで持ち上げてボディスラムで叩きつける意地を見せ、羆嵐にタッチ。
羆嵐はレイにバックフリップからセントーン。さらにアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、ジュンが背後からカットし、レイがラリアット。ジュンへタッチが回る。
ジュンは羆嵐をコーナーに押し込んでツッパリ連打。さらにラリアットでふっ飛ばしてからレイと2人でロープに振る。羆嵐のクロスボディをキャッチしたSAITO BROTHERSだったが、土肥が羆嵐へドロップキックを見舞うことで3人まとめてなぎ倒す。土肥熊はアルゼンチン・バックブリーカーでの競演を見せ、土肥がTARUを排除している間に羆嵐がセカンドロープからのダイビング・セントーン。これを返されると羆嵐がコーナートップへと上がっていくが、ジュンが追いすがって妨害。土肥も来て2人がかりでジュンへと向かっていくが、TARUがパウダー攻撃で全員まとめて煙に巻く。
全員入り乱れた大混戦となる中、SAITO BROTHERSの反則負けがコール。試合終了を告げるゴングが鳴り響く中でも4人とTARUは乱闘を継続。勝利したはずの土肥熊がグロッキー状態となり、TARUがSAITO BROTHERSの手を掲げあげて勝利宣言を行った。
<試合後コメント>
土肥こうじ&羆嵐
土肥「勝ちだよ勝ち。」
羆嵐「すんげー目が痛いよ。」
土肥「でも勝ち点2をゲットしたよ。」
羆嵐「ゲットしたけど。これが全日本のやり方かよ。」
土肥「なんだアレ。しょっぱいよ。塩か?」
羆嵐「TARUかよ。ふざけんなよ。全部アイツが裏で絵を描いてるんだよ。」
土肥「絵描き師がここにもいたか。まぁリーグ戦においては勝ち点2だ。TARUにリング上で言われたぞ。「テメェ覚えとけ」って。テメェが覚えておけ、この野郎。」
羆嵐「出てこいよ、コスチューム着て。裏でこそこそして。(ここで週刊プロレスの宮尾記者を見つけて)おぉ!宮尾さん、今日は何点だ?何点だ?それを聞きにきたんじゃないの?まぁまぁ座って。いいからいいから(とインタビュースペースのイスに座らせる)。」
土肥「宮尾さんです。(黙ったままの宮尾記者に)そこは「土肥熊は0点でした」が正解だ。次も聞くからな。まだ最強タッグは始まったばかりだ。楽しみにしておけ。」
斉藤ジュン&斉藤レイ
レイ「反則負けだ。・・・いいか?反則負けであろうと、今日の勝負は俺たちの勝ちだ!最強タッグ、これから盛り上げてやるぜ!」
ジュン「ネクストタイム!」
第5試合
芦野と安齊でゴングが鳴ると、手4つの攻防から安齊が低空タックル、芦野が冷静に上から潰してあしらうというアマレス出身者同士の堅実なグラウンドの攻防を見せる。さらにリストの取り合いから芦野がヘッドロックに捕らえるが、安齊がショルダータックルでふっ飛ばしコーナーに押し込んでのエルボー連打。芦野はこれを受けきってエルボースマッシュからジャーマン・スープレックス。本田にタッチしつつマウントエルボーを連打してやり返すが、永田が怒りのビッグブートでカット。安齊も永田にタッチ。
永田と本田がエルボーで激しく打ち合い、GOAの2人が永田をロープに振ってダブルショルダータックル。本田が永田の首をロープに引っ掛けながら踏みつけ、レフェリーと反則カウントを一緒に数えながら4で手を離し芦野にタッチ。
永田と芦野が雄叫びを上げながらエルボーで打ち合っていき、芦野が優勢の状態で本田へタッチ。
本田も永田の頭を撫でて「どうした?」と挑発しながらエルボーを連打。ランニング・バックエルボーでなぎ倒してから芦野にタッチ。
芦野は永田に「久々に逆エビしてやるよ!」と逆エビ固めを狙うが、ひっくり返す前に永田がロープを掴む。芦野はスリーパーホールドに捕らえるが、永田がクラッチを切ってショルダーアームブリーカーを狙う。芦野は足を払って倒し、そのままアンクルロックへと持ち込むも、永田がロープブレイク。芦野がジャーマン・スープレックスを狙うと永田が振り払って延髄斬り。カットに来た本田もキチンシンクで撃退し安齊にタッチ。
安齊はGOAにそれぞれドロップキック。芦野をコーナーに降って串刺しジャンピングバックエルボーからフロント・スープレックス。さらにダブルアーム・スープレックスで叩きつけるもカウントは2。安齊はジャーマン・スープレックスを狙うが、芦野が足を取ってアンクルロック。安齊は下から蹴り上げて脱出し、ロープへ飛んでいくが芦野がカウンターのエルボースマッシュからラリアットでなぎ倒し、本田にタッチ。
本田は安齊に串刺しラリアットからブレーンバスターを狙うが、安齊が振り払いエルボー合戦へと持ち込む。ロープへ飛んだ本田をカウンターのドロップキックでふっ飛ばした安齊が永田にタッチ。
永田は「立てコラ!」と叫びながら本田にミドルキック連打。さらに串刺しビッグブートからエクスプロイダーを狙うが、本田が暴れて脱出。永田はミドルキックのフェイントから低空ドロップキック。ロープに飛ぶが本田がカウンターのスパインバスター。
GOAの2人でのトレイン攻撃から本田がスピアー。本田が「終わりだ!」とラリアットを狙うが、永田が耐えてエクスプロイダー。本田も即座に起き上がってラリアット。先に起き上がった本田がファイナルベントを狙うが、永田が暴れて着地しブレーンバスター。芦野がカットして永田へジャーマン・スープレックスを狙うが、永田が芦野を押さえたところへ安齊がミサイルキック。
永田は本田にバックドロップを狙うが、振り払った本田が左右のエルボー猛連打。永田が怯んだところで本田がブレーンバスターを狙うが、永田が脇固めで切り返し、そのままナガタロックIIへと移行。続けてナガタロック54に切り替えて絞り上げると本田がたまらずタップ。
<試合後コメント>
永田裕志&安齊勇馬
永田「おい安齋、勝ったぞ。お前を若造だと思ってナメくさったんだろうな、前チャンピオンチームは。まぁさすがに強いけど、安齋も簡単にやられるヤツじゃなかった。思いのたけを好きなようにぶつけてみろ!」
安齋「さんざんぶっ壊すとか言ってたけど、勝ったのは俺と永田さんだ。次は新木場。大阪で負けた斉藤ブラザース。絶対に借りは返します。ありがとうございました。」
永田「はい、どうもありがとう。まぁ芦野がいいファイターだってのは知ってたけど、本田竜輝はいかがなものかと。いつもヘラヘラした顔して人を見るからどんなもんかと思ってたけど。まぁなかなかいい感じの選手だなと思いました。あれでまだキャリア数年だろう?もっとフィジカルを鍛えないといけないとか、細かい注文はあるけれど、でもスピリットはいいものを持ってるなと。やっぱり恩師がいいね。自由が丘学園レスリング部OB。あそこの総合監督奥山恵二先生の厳しい指導があったから、本田はああやってプロになってからもしっかり羽ばたけている。紆余曲折はあったみたいだけど、全日本プロレスのタッグ王者にもなり。あれはやっぱり恩師のおかげだな。奥山恵二先生にしっかりとお歳暮をもって挨拶に行かないとダメだよ。
それはさておき安齋はただの若手じゃないですよ。まさにスーパールーキーですよ。こういうスーパールーキーとは過去にも一回くらいあったかな。吸収する能力が非常に高いんでね。この一戦一戦で、次の試合ではまた違った安齋が見れるだろうし、どんどん前に行ってほしいです。彼は幸せですよ。なぜならこの新日本プロレスの永田裕志の傍で帝王学を学べるんだから。俺は特にスーパールーキーではなかったけれど、スーパールーキーを傍で見る立場だった。そういう中で安齋が死に物狂いで戦っている姿を見ると、非常に後押ししたくなりますね。まずは1勝。次も勝つぞ!」
安齋「はい!」
芦野祥太郎&本田竜輝
芦野「大丈夫かお前、スゲー血が出てたけど。まぁまぁまぁこれから1か月間。まだまだ長いから。ここで気を落とさずにいきましょう。リング上で俺たちは、試合で示すしかないから。」
本田「そういうことだよ。」
芦野「よ~し、次は誰だ?」
本田「次は諏訪魔、KONOだよ。」
芦野「おうそうだな。TARU、セコンドついてもいいぞ?粉でも鉄の棒でもパイプでも、なんでも持ってこい。お前ごと終わらせてやるよ、ブードゥー・マーダーズ。」
第6試合
ゴングを待たずに石川&サイラスが奇襲し、場外乱闘となる中で試合開始。
ジェイク&青柳が石川&サイラスをハンマースローでぶつけようとするが、回避した石川&サイラスがそれぞれショルダータックルで吹っ飛ばす。
サイラスと青柳の対面となると、サイラスが青柳を軽々とリフトアップしてから放つバックフリップ。石川にタッチ。
石川は青柳をロープ際へボディスラムで叩きつけ、サイラスと一緒に青柳に乗っかる圧殺攻撃。エルボー連打で反撃する青柳を石川が強烈なエルボー一発で黙らせサイラスにタッチ。
サイラスは、ジェイクへタッチしようとする青柳を応援する仕草で挑発しつつ腰投げ。青柳はドロップキック4連発もサイラスはびくともせず「ウガー!」と雄叫び。ならばと青柳はヒザを低空ドロップキックで撃ち抜いてジェイクにタッチ。
ジェイクは左右のローキック連打から膝裏へのサッカーボールキックを放ち、DDTで突き刺してから「おっしゃ行くぞ!」と右拳を天に突き上げてからバックドロップを狙う。サイラスが腰を落として耐えると、ジェイクはアトミックドロップへと切り替えるが、サイラスはさしてダメージを受けた様子も無くジェイクへジャーマン・スープレックス。両者タッチ。
石川と青柳の対面となると、青柳がフライング・フォアアームでなぎ倒し、コーナートップからフライング・クロスボディ。そのままエンドゲームを狙いに行き、カットに来たサイラスをジェイクが押さえてアキレス腱固め。
青柳は「おっしゃ!次こそ2人でいこう!」と叫び、ジェイクのアトミックドロップから青柳が尻へのドロップキック。2人でポーズを決めてからジェイクのキチンシンク→青柳の回転エビ固め+ジェイクのレッグラリアートの合体攻撃。青柳はジャーマン・スープレックスを狙うが、石川が振り払ってエルボー。足を止めてのエルボー合戦となり、青柳がロープへ振ろうとするも、石川が振り返し際に担ぎ上げてファイヤーサンダー。ジェイクがカットに来るが、石川&サイラスがジェイクへロケット・ブロッサム。石川の串刺しニーからサイラスがキャノンボールを見舞い、リバース・スプラッシュ。なんとかジェイクのカットが間に合うが、サイラスはジェイクをスクラップバスターで叩きつけ、石川がランニングニーで追撃してKO。
石川がコーナーに上がり、サイラスのパワーボムに石川が雪崩式チョークスラムを合わせる形の超強力合体技で3カウントを奪った。
<試合後コメント>
石川修司&サイラス
石川「よーし!サイラスの攻撃、強いのはわかっていたけど組んだら。もう最強タッグっていうか、こいつは日本人じゃないからなんとも言えないけど、日本じゃ敵なしでしょ?誰が勝てるんだっていう。圧倒的な破壊力だよ。バラバラになっちゃう、みんな。今日のジェイク、青柳。優勝候補って話もあったけどお客さんもわかったでしょう。どっちが強いかは。なぁサイラス?」
サイラス「向かって来るヤツのすべてを破壊する。俺たちのタッグでふたつのトロフィーを獲得する。そのために日本に来た!お前ら準備しておけ!」
石川「優勝するって言ってます。よし行くぞ!」
第7試合
現世界タッグ王者の諏訪魔&KONOはTARUのオジキとともに登場。TARUは観客席から空いていたイスをリングサイドに持ち込み、当然の権利のように座って観戦。
KONOと野村の対面でゴングが鳴ると、差し合いから野村がコーナーに押し込んでクリーンブレイク。手4つで組み合っての力比べでKONOが圧倒しヘッドロックに捕らえるが、野村は振り払ってドロップキック。宮原にタッチ。
宮原は野村と2人でKONOをロープに振り、宮原がビッグブート。さらに野村がビンタを放つもこれが宮原に誤爆。宮原&野村のチグハグさを見落とさなかったTARUが司令をかけ、VOODOO-MURDERSが場外乱闘へと持ち込んで暴行を加えていく。
諏訪魔と宮原の対面となると、互いにビッグブートで顔面を蹴り合っていくが、諏訪魔が顔面をかきむしりながらコーナーへと押し込み、「顔が気持ち悪い」と暴言。怒った宮原が
諏訪魔に掴みかかるも、KONO&TARUも介入してきたため多勢に無勢。
代わるKONOは宮原の顔面をロープにこすりつけ、場内から宮原を応援する三三七拍子が起きるとKONOは不快感をあらわにしつつロープに振ってバックエルボー。両手を広げて余裕を見せながら宮原に好きなようにエルボーを撃たせていくが、宮原が得意のドロップキックコンビネーションでの打開を狙う。KONOは最後の一発をかわして自爆させエルボードロップ。続けてネックハンギングツリーからランニングニーを発射も、宮原がキャッチしてブレーンバスター。野村にタッチ。
野村は、KONOをコーナーに叩きつけてからマシンガンエルボー。KONOがサミングで脱出してお返しのマシンガンエルボーを見舞うと、野村はさらにお返しのマシンガンミドルキック。さらに野村が串刺しランニングエルボーからブレーンバスターを見舞い、PKを発射。KONOがこれをキャッチすると野村がエルボーで振り払い「ヤっちゃっていいスか?」とエルボー合戦へと持ち込む。野村は体格差で不利となるも強烈な張り手を見舞う。KONOはふらつきながらもジャンピングニーを叩き込み、両者タッチ。
諏訪魔と宮原の対面となると、諏訪魔のラリアットをかわした宮原がドロップキックコンビネーションを見舞い、野村と2人でトレイン攻撃。さらに宮原のブラックアウト+野村のサッカーボールキックの合体攻撃を狙うが、諏訪魔にかわされ足同士がぶつかる大惨事。足に大ダメージを負った宮原を諏訪魔がラリアットでなぎ倒し、万力スリーパーで絞り上げて試合を決めに行くが、宮原がなんとか自力でロープブレイク。
諏訪魔はグロッキー状態の宮原を無理やり引き起こし、串刺しラリアット、ダブルチョップ、ジャーマン・スープレックスと連撃、宮原が雄叫びを上げて立ち上がりジャーマン・スープレックスからブラックアウトを発射。諏訪魔はこれをキャッチしてラリアットで叩き伏せる無情な攻撃。野村がこれをカットし、KONOをジャーマン・スープレックスで叩きつけるアシストで宮原を鼓舞。
宮原のブラックアウト+野村のサッカーボールキックの連携を今度こそ決め、宮原がシャットダウン・スープレックスを狙うが、諏訪魔が暴れて脱出しショートレンジラリアット4連撃も、宮原は倒れず耐えてブラックアウト。さらにブラックアウトを狙ってロープに飛ぶが、KONOが飛び込んできネックハンギングボムからダイビングニードロップ。さらに諏訪魔がバックドロップで叩きつけるもカウントは2。
諏訪魔はバックドロップ、助走をつけてのラリアット、バックドロップと畳み掛けて3カウントを奪った。
諏訪魔「(※TARUに半ば強引にマイクを握らされて)オジキ!無茶振りすんなよオイ!(笑)俺が勝ったよオイ!言わせてもらうよオイ。お前、宮原、野村っていうのかお前。あぁお前。お前らは気持ち悪いんだよお前。男同士で愛し合ってんじゃねーぞお前オイ!ただ、宮原、野村卓矢?アイツら今地獄に落としてやったよ。あぁん?これからも俺らチャンピオンとして全員地獄へ落としてやる。そして!後楽園ホールに来たテメェら!地獄へ落ちろッ!」
<試合後コメント>
宮原健斗&野村卓矢
野村「クッソー!言いたい放題言いやがって、あの野郎!マジで悔しい!マジで悔しいですよ!絶対やり返してやる!」
宮原「スマン!」
野村「いや謝らないでください。」
宮原「ただ今日がスタートだ!」
野村「今日がスタート。今日は合わなかった息も、二戦目三戦目、どんどん息を合わせていくから。」
宮原「任せておけ、絶対優勝するぞ!」
野村「絶対優勝するぞ!」
宮原「ミヤケンと卓矢が優勝する。行くぞ!」
野村「絶対優勝してやる!」
諏訪魔&KONO
諏訪魔「ウォー!見ただろう!俺たちがチャンピオンだ!見ただろう、お前。チャンピオンらしい試合だよな!完勝だよ!なんの文句のつけようもないよ!なんなんだ、アイツらは。気持ち悪いな!なんなんだよ!まぁいいよ。これでまず勝ち点を取ったんだ。」
KONO「幸先いいよ。」
諏訪魔「完全制覇に向けていい発進したんじゃないか。生ぬるいことやってんじゃねえぞ。(KONOに)助けられたからね!悪い。あれは本当にありがたい。」
KONO「まぁ言っても俺が最初に戻ってきた時の(最強タッグでの)パートナーだから。昔をさかのぼれば。」
諏訪魔「記憶にないなぁ。」
KONO「実績としては準優勝まで。今回は優勝しかないな。優勝して、チャンピオンが優勝したら全日本プロレス、俺たちの要求飲んでくれよ。発言権あるだろう?チャンピオンが優勝すれば。そこだけだよ。」
諏訪魔「いいよいいよいいよ。どんどん言った方がいいよ。自由なんだ、全日本プロレスは。好き勝手やった方がいい。やったもん勝ちなんだ、全日本プロレスは。そうだろう?」
KONO「よし、やろう!」