「団体を背負って俺に挑戦してこい!」世界最強タッグリーグを制した宮原健斗と大日本プロレスの野村卓矢が1・3後楽園で三冠戦!
7日、後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 世界最強タッグ決定リーグ戦 ~積田冷熱工事株式会社 presents~【優勝戦】』が開催された。
この日まで石川修司&サイラス組が勝ち点8で独走状態に。6点で最終試合に臨んだ土肥こうじ&羆嵐は優位に試合を進めるが、羆嵐が青柳優馬に丸め込みで敗北し脱落。
セミファイナルで6点同士の宮原健斗&野村卓矢vs斉藤ジュン&斉藤レイの試合が行われ、ハードなぶつかり合いを制して野村がジュンをスリーパーで絞め落とし勝利。宮原&野村も8点となったため、メインイベント後に優勝決定戦を行うことになった。
ボロボロの2戦目となった宮原の攻撃をサイラスが受けきり、場外パワーボムでエプロンに叩きつけるなどボコボコに。さらに石川も野村を場外ファイヤーサンダーで突き刺し開始数分で圧倒していく。
必死に打ち合った宮原が石川にカウンターのブラックアウトを叩き込み、最後は野村のサッカーボールキックと宮原のブラックアウトのサンドイッチ2連発から宮原がシャットダウン・スープレックス・ホールドで叩きつけ3カウント。
マイクを持った宮原は「年の瀬ということで、今日優勝してプロレス大賞MVPは俺に決定だ」と観客と野村の拍手を煽る。
だが野村はビンタを叩き込むと「ミヤケン、俺たちは優勝したよ。世界タッグのベルトだって1月2日に必ず挑戦して必ず獲ってやるよ。ただミヤケンちょっと待てよ、チャンピオンカーニバル、王道トーナメント、世界最強タッグリーグ出て、俺の一番の目的はなんだ?最強タッグか?世界タッグか?違う。あんたが持ってる三冠のベルトだ。1月3日相手は決まってないらしいな?1月2日世界タッグのベルト俺たちで獲って、1月3日は挑戦受けてくれ」とまさかの挑戦表明。
「これはありなのか!?」と動揺する宮原だったが、観客の大きな拍手を聞くと「テメーが所属する団体を背負って俺に挑戦してこい。このぬるいミヤケンと卓矢は今日で終わりだ。世界タッグを獲って、ピリピリピリピリして1月3日をむかえようじゃねーか!」と、野村に大日本プロレスを背負わせ団体対抗戦となる王座戦を決定した。
バックステージに戻った宮原は「長い長い1日を終えてこのトロフィーがあればすべて報われる。それがプロレスラーってもんだなあ。15年プロレスしててもそういうものを感じるよ。不思議だなあ。ファンの声援・拍手があれば起き上って相手に向かっていく。それを感じられただけでも優勝と同じくらい意味があった」と勝利を噛みしめる。
そして、話題は来年1月2日に行う諏訪魔&KONOとの世界タッグ戦から1月3日の三冠戦へ。野村が「今しかないよ。俺が挑戦表明するのは今しかない。疲れるけど、1月2日に世界タッグを獲って、1月3日、宮原vs野村卓矢で最高の三冠戦をしよう!その上で、悪いけど俺がベルト獲るから」と意気込むと、宮原は「お前の団体を背負ってこい!」と発破。互いのプライドがぶつかりあう三冠戦は大熱戦となりそうだ。