ジェイ・ホワイトが愛憎入り交じる死闘を制しIWGP世界ヘビー級王座V2!オカダ・カズチカが「アントニオ猪木さんが亡くなったこれからの時代、誰が引っ張っていくか東京ドームで決めようぜ」と啖呵!

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 10日、東京都・両国国技館にて新日本プロレス『超実力派宣言』が開催され、ジェイ・ホワイトがタマ・トンガを破ってIWGP世界ヘビー級王座V2を果たした。

 ジェイがタマをBULLET CLUBから追放したことで深まっている両者の因縁。今年8月のG1 CLIMAX Bブロック最終戦で両者が対戦した際にはタマに軍配。ジェイに唯一の黒星を付けた上で自身が決勝トーナメントに駒を進めるという殊勲の勝利を挙げている。
 この勝利は復讐に燃えるタマの執念が呼び込んだと言えるものであったが、この試合を経て自らを縛っていた鎖から解き放たれたタマはさらに飛躍。タマは新日本参戦から13年目にして初めて最高峰のIWGPシングル王座へと挑戦することとなった。


 前回の試合ではゴング前から感情を剥き出しにしていたタマであったが、今回は落ち着いた様子でありジェイの挑発を受けても表情を崩さず。
ジェイがトップロープを超えて場外に投げ捨てる裏投げから鉄柵や放送用カメラケーブル、エプロンの垂れ幕を使ったラフ攻撃で追い立てて猛攻。タマのガン・スタンを空中でキャッチしてシャープセンセーションに捕らえる天才的な切り返しを見せ、ぶっこ抜きのレッグロックスープレックスホールド、クロスアーム式ブラディーサンデーと一気呵成。
 ジェイは人差し指を唇に当てて観衆を静かにさせてからタマがガン・スタンを放つ前のマットを叩く仕草で煽ってから突っ込んでいくが、一瞬の隙を突いたタマがカウンターのガン・スタン。
 タマはDSDの体勢も、ジェイがショルダースルー。タマは延髄斬り、ドラゴン・スープレックス。さらにセカンドロープからのガン・スタンを発射も、これをキャッチしたジェイがブレードランナーで叩きつけて3カウントを奪った。

 散々挑発的な言動を繰り返してきたジェイだったが、マイクを取ると「タマ・トンガ、俺は前に『お前は俺にお礼を言うべきだ』と言った。俺がBULLET CLUBを追放したおかげでお前が成功することが出来たことについてお前は礼を言った。だが、俺もお前にお礼を言うべきなんだ。ありがとう、タマ。長年BULLET CLUBを支えてくれてありがとう。リーダーというものがどういうものか学ばせてくれてありがとう。トップに立ってこのベルトを巻くために必要なものはなんなのかを学ばせてくれてありがとう。お前は素晴らしい選手だ。このベルトを巻くにも値するほどに。だが時期が悪い。お前は俺の時代のさなかにこのベルトを狙いに来たからだ。もしも俺が相手でなければお前は勝ってこのベルトのチャンピオンになっていたのだろう。俺はそう断言できる。だが、そうはならなかった。お前は運に裏切られた。だが裏切らないものが1つだけある。それがこのスイッチブレード、ジェイ・ホワイト!プロレス界でナンバーワンの存在だ!」と長らく行動をともにした兄貴分へと素直な感情を吐露。

 その後、ジェイがいつもの調子を取り戻して自らの功績をまくし立てて大会を締めようとしたところへオカダが登場。ジェイは「お前が話す時間じゃない。リングから出て行け」と追い出そうとするが、オカダは強引にジェイからマイクを奪う。

 オカダは「元気ですかーーーっ?!元気があれば何でも出来るって言ってましたけども、10月1日に日本中が元気じゃなくなりましたよ。猪木さんが亡くなったってことはさ、ジェイ、1つの時代が終わったってことだよ。これからの時代、誰が引っ張っていくかって、それを来年の東京ドームで決めようぜ!まっ、IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして頑張ってくれ。俺が、G1 CLIMAX32覇者の方がレェ~~ベルが違うんだよってことをお前に教えてやるよ!」と啖呵を切り、ジェイと睨み合った。

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