ジュリアと鈴季すずのシングルマッチがついに実現!姉貴分と妹分のドロドロ因縁戦は涙の死闘となり最後は笑顔!

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 1日、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザにて、スターダム『LEC ふわるんマスク Presents 5★STAR GP 2022~優勝決定戦~』が開催され、

 『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦であり、今年は7月末~10月頭までの長期戦で過去最多の26選手がエントリー。過去最大となる21大会に渡ってのシリーズで全156試合を行うリーグ戦となり、今年新日本プロレスが開催した『G1 CLIMAX 32』の20大会を上回る規模のシリーズとなった。

 ジュリアとすずの因縁を深く知るには、テキーラ沙弥という選手の存在を知る必要がある。
 ジュリアと沙弥はかつてアイスリボンで“Burning Raw”というチームを組み、タッグ王座を戴冠するなど活躍してきた。そして沙弥は2019年10月12日に引退予定であったが、この日の大会は台風19号の影響で中止となり沙弥の引退は延期に。その2日後に突如ジュリアはSNS上でアイスリボンからの退団を発表し、その数時間後にスターダムのリングへ登場した。
 すずは、パートナーから突然裏切られて傷付いた沙弥を支え、沙弥の引退前には彼女の代名詞的必殺技である“グラン・マエストロ・デ・テキーラ”(※変形キドクラッチ)を継承。ジュリアに対するすずの怒りの中には、沙弥のことも含まれていると思われる。

 すずは、昨年末にアイスリボンを退団した同志たちと“プロミネンス”を結成し、今年1月にスターダムに乗り込んできてジュリアへ自身の怒りと悲しみをストレートにぶつけて抗争を展開。
 過去にタッグマッチで直接対決が実現した際には、すずがテキーラ・ショット(※変形グラン・マエストロ・デ・テキーラ)を見舞えばジュリアもグラン・マエストロ・デ・テキーラで切り返すなど、2人の過去を知るものにとっては深い意味のある攻防を展開してきた。

 この日は、5★STAR GP最終戦にてジュリアとすずのシングルマッチが実現。
 両者は入場後にリング上で対峙した際には既に目に涙を浮かべており、試合は両者泣きながらのビンタ合戦に始まる。


 互いにマウントを取りながらのエルボー、ゴツリと音が響くヘッドバッドの応酬、すずのジャーマン・スープレックスとジュリアのバックドロップが交互に放たれる壮絶な意地と想いのぶつけ合いが展開されていき、ジュリアが雪崩式グロリアス・バスターを放つなど優勢をつかむ。
 しかし、ジュリアがグロリアス・ドライバーでの決着を狙うと、すずはグラン・マエストロ・デ・テキーラで切り返し、バズソーキック連打からテキーラショット。さらにロコモーション式ジャーマン・スープレックス・ホールドを3連発見舞うもジュリアが必死のキックアウト。
 すずは号泣しながらジュリアにエルボーを連打していき、ジュリアは歯を食いしばってその想いを真っ向から受け止める。そのさなかで15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴ると、ジュリアはすずをギュッと抱きしめた。

 試合後、ジュリアが握手を求めるとすずはその手をはたき落とす。しかし、すずは直後にジュリアの眼前へ人差し指を突きつけ笑顔で再戦要求。ジュリアも微笑みながら人差し指を突き立て、両者は額を突き合わせながら笑いあった。

 試合後、バックステージに戻ったすずは「ジュリアをぶっ潰すためにこのスターダムのリングに上がったけど、アイツが背負ってきた3年間、アイツがスターダムにいた3年間、とってもデケーもんなんだと、今日改めて思ったよ。5★STARだけど、ジュリアとの闘いに関しては勝ちも負けも関係ない。ただ、ただ、ただ!ジュリアに3年間の想いを伝えたかった。それがちょっとは伝わったかな。だけど、まだまだ!鈴季すずはおわらねー!ジュリアをぶっ潰して、これからもジュリアと最強のライバルでいられるようにまだまだスターダムを引っ掻き回してやるよ!覚悟しとけよ!」と叫び、ジュリアとの前向きなライバルストーリー継続を宣言。

 一方、ジュリアはすずからの勝利によって5★STAR GP決勝戦に駒を進め、かつて死闘を展開した強敵・中野たむを撃破して初優勝。「今日という日に鈴季すずとシングルで闘えたこと、決勝で中野たむとまた会えたこと、すごい感慨深い」と振り返りつつ、12月29日の両国国技館大会でのスターダムの至宝・赤いベルト奪取を誓った。

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