真霜拳號が小髙イサミとの20年の因縁に決着をつけるもイサミは新たな因縁を勃発!ストロングスタイルの間下隼人が2つのベルトに挑戦表明!

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 11日、東京・後楽園ホールにて『GRAND SLAM in 後楽園ホール』が開催された。

 今大会の見所は、セミファイナルとメインイベントに行われた2大タイトルマッチだ。
 まずセミファイナルで行われた2AWタッグ選手権は、王者組の【THE RULE】吉田綾斗&エクシリオvs挑戦者組の【紅炎】花見達也&仁木琢郎。このカードは、吉田とエクシリオのコロナ感染により2度流れ、挑戦者組としてはようやく辿り着いたタイトルマッチとなる。
 紅炎とTHE RULEのユニット抗争ともなるこの試合。これまでSNSで常に舌戦を繰り広げてきた両者だが、吉田は余裕の態度を表し、挑戦者組にとっては溜まりに溜まったフラストレーションをぶつける舞台がようやくきたのだ。

 試合はTHE RULEのラフファイトに挑戦者組が苦しめられる場面が目立つ。しかし、紅炎の負けまいという気持ちが勝ち、最終的には吉田のベルトショットを回避した花見がバックロールクラッチホールドで吉田から3カウントを奪った。
 喜びもつかの間、直後にリングに現れ挑戦表明をしたのは滝澤大志と若松大樹だ。【ぶっ飛べ★ミサイルキッカーズ】としてタッグを組み始めた2人が早速動き始めた。仁木と若松は同期として意識する部分もあり、パートナーは実力者である滝澤となるとそう簡単にいく防衛戦ではないはずだ。

そしてメインイベントで行われた2AW無差別級選手権試合では、王者の真霜拳號に小髙イサミが挑んだ。紅炎として同ユニットにいる盟友・十嶋くにおを下し、20年来のライバル関係にあるイサミと対峙。イサミの挑戦に当初真霜は難色を示していたが、「20年の決着をつける」と覚悟を決めた。

試合は序盤静かな立ち上がりで、徐々にお互い相手の一点を攻める展開へ。実力は拮抗しており、両者ダウンカウントを取られる場面があったが、最終的には真霜が垂直落下式ブレーンバスターでイサミを沈め、6度目の防衛に成功した。

 試合後にマイクを握った真霜は「続いてきたこの因縁、今日で決着でいいな?」と問いかけ、イサミがマイクを握ると「20年前ろくな思い出なんかないけど。最近2AWに参戦させてもらって、すげぇ魅力的で、光ってる選手がたくさんいて、このリングでのお前とだったら握手するよ。20年間、俺とケンカしてくれてありがとうございました」と伝え、2人は握手を交わした。だが引き上げると見せかけたイサミはリングに戻り、真霜に低空ドロップキックを見舞い清算の意志がない事を体現した。

その後、この流れを見守っていた浅川が現れベルトへの挑戦を表明。さらにその後、ストロングスタイルプロレスの間下隼人が、自身の団体のベルトを保持する真霜に挑戦を表明する。さらに間下は2AW無差別級ベルトにも興味を示し、2本のベルトへ同時に挑戦表明をすることに。

真霜は10月30日の『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で防衛戦をする予定で、2人で戦い挑戦者を決めろと要求。浅川と間下の2人には一触即発の雰囲気が流れるが、それを真霜が下がらせリングを去った。

9月23日の『千葉ファイトシリーズ~ぶっ飛べ★ミサイルキッカーズ プロデュース興行~』で、2AW次期挑戦者決定戦として浅川紫悠vs間下隼人が決まった。
また、10月30日の『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』では、タッグ王座戦として花見達也&仁木琢郎vs滝澤大志&若松大樹が行われる。
今大会の2大タイトルマッチの結果、2AWの全てのベルトを紅炎が保持する形となった。様々なユニットが台頭してきているこのリングで、ベルトの行方が今後どうなっていくのか注目だ。

『GRAND SLAM in 後楽園ホール』
日程:2022年9月11日(日)
開始:11:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:347人

▼8人タッグマッチ20分1本勝負
○吉田考志(フリー)/大和ヒロシ(フリー)/ユーマ24(フリー)/チチャリート・翔暉
5分44秒 稲妻レッグラリアット→体固め
吉野コータロー/●最上九/旭志織/超人勇者Gヴァリオン(BRAVES)

▼タッグマッチ20分1本勝負
梶トマト(フリー)/○浅川紫悠
7分35秒 リベリオン→片エビ固め
条柴拓真/●ナカ・シュウマ

▼シングルマッチ20分1本勝負
○間下隼人(ストロングスタイル)
7分0秒 FSR
●十嶋くにお

▼タッグマッチ30分1本勝負
滝澤大志/○若松大樹
10分16秒 ジャーマン・スープレックスホールド
●本田アユム/CHANGO(フリー)

▼シングルマッチ30分1本勝負
○橋本千紘(センダイガールズ)
15分49秒 オブライト
●笹村あやめ

▼2AWタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/THE RULE】●吉田綾斗/エクシリオ
14分53秒 バックロールクラッチホールド
【挑戦者組/紅炎】○花見達也/仁木琢郎
※王者組が3度目の防衛に失敗。花見達也&仁木琢郎が第12代王者組へ

▼2AW無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者/紅炎】○真霜拳號
17分5秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
【挑戦者】●木髙イサミ(BASARA)
※第6代王者が6度目の防衛に成功

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