“JTOの女王”稲葉ともかが9・12代々木でのスターダムとの全面対抗戦に必勝宣言! 「アオトモで舞華&MIRAIの同期2人に絶対勝つ!」
- 2022-9-6
- コラム, ニュース
- JUST TAP OUT
QUEEN of JTOの座に君臨するジャスト・タップ・アウト(JTO)の“女王”稲葉ともかが「TAKAみちのく30周年記念大会~タカタイチデスペマニア」(9月12日、東京・国立代々木競技場第二体育館)でのスターダムとの全面対抗戦(稲葉、Aoi組VS舞華、MIRAI組)に向け燃えている。
稲葉は父親が空手道場を営んでいた影響で3歳から空手を始め、先ごろ亡くなった誠心会館館長・青柳政司さんの道場にも出げい古に出向くなど修練を積んだ。2018年3月、KAIENTAI DOJOの門をたたいたが、そのときに一緒に入門テストを受けたのがMIRAIだった。稲葉は同期のMIRAIとともにデビューを目指して汗を流したが、同11月に左足首を負傷し、治療ため、いったん愛知の実家に帰った。その間にMIRAIは同団体を退団してしまった。
そんな折の2019年初頭、師匠のTAKAが新たにJTOの設立を決め、稲葉はK-DOJOを正式に辞めてJTOに入門。そこで同期となったのが舞華だった。ところが、同3月に交通事故に遭ってケガをしてしまい入寮が遅れた。その影響もあってか、同期の舞華は先にデビューを果たし、稲葉は悔し涙を流した。東京女子プロレスに移ったMIRAIも、ほぼ同時期にデビューした。同期2人から遅れること2ヵ月。同7月8日、東京・後楽園ホールでのJTO旗揚げ戦で稲葉はようやくデビューした。
将来を嘱望されていた舞華はスターダムにも参戦するようになったが、2020年2月12日、東京・新木場1stRINGでの「JTOトーナメント」1回戦で、稲葉は舞華と初シングル戦を行うも敗退。その後、舞華はアーティスト・オブ・スターダム、フューチャー・オブ・スターダム王座を戴冠して活躍。同7月20日、新木場でのJTO旗揚げ1周年記念大会で舞華と2度目の一騎打ちを行って勝利したものの、稲葉は「勝ったのに認めてもらえてない。結果は勝ったけど、いろいろ負けていた」と当時を振り返る。その直後に舞華はスターダムに移籍し、2人の関係は途絶えることになった。
同12月6日、埼玉・蕨のアイスリボン道場で初代QUEEN of JTOを決める1dayトーナメントが行われたが、稲葉は決勝で雫有希に敗退。2021年5月29日、後楽園でプロレス入りのきっかけとなった“あこがれの人”鈴木みのるとタッグマッチ(TAKA、稲葉組VS鈴木、雫組)ながら初対決。同6月6日、蕨では鈴木との初シングルが実現するも91秒で秒殺された。2021年7月7日、後楽園で雫を破り、第2代QUEEN of JTOの座に就くも、同11月18日、後楽園で山縣優に敗れて陥落。今年2月27日には新潟・アオーレ長岡で岡優里佳を破り、センダイガールズワールドジュニア王座を戴冠。3月にはスターダムの新世代ブランド「New Blood」、スターダム本戦にも参戦し、同期の舞華、スターダムに移籍したMIRAIを再び意識するようになった。
7月9日、後楽園でのJTO旗揚げ3周年記念興行で、「JTO GIRLSトーナメント決勝戦」を保持するセンダイガールズワールドジュニアも懸けたダブルタイトル戦でAoiと対戦して勝利を飾り、2冠王となり、新設されたQUEENのベルトを初めて腰に巻く。試合後、代表のTAKAから“ご褒美”として、9・12代々木でのマッチメイクがAoiと組んで、同期の舞華、MIRAI組と対戦することが発表された。舞華とMIRAIは別ユニットに所属しているため、ここでしか見ることができない一戦となる。7月10日、センダイガールズの後楽園で、キャリア3年未満の規定によりワールドジュニア王座を返上した。
9・12代々木では、巡り巡って同期の2人と対戦することになったが、稲葉は「うれしくもあり、悔しくもありました。結果を出して舞華にたどりついたわけじゃない。でもうれしい気持ちが勝ってる。周りは100対0で舞華が勝つだろうと見てると思うけど、試合してないのにそう見られるのは悔しい。舞華も成長してるだろうけど、自分も成長してるし、シングルでは1勝1敗。すべてで舞華を上回りたい。あの頃の稲葉ともかじゃないんだよってとこを舞華に見せつけたい」と舞華へのライバル心がメラメラ。
K-DOJOで別れてから、初対戦となるMIRAIについては、「道が分かれて、リングでは再会できないと思ってた。MIRAIはスターダムで結果残してて、悔しい気持ちがあった。9・12代々木では2人に絶対に勝つ。どっちかに勝ったら、結果的に2人に勝ったことになると思う」と必勝を期した。この一戦はJTO対スターダムの全面対抗戦になるが、「だからこそ負けられない。JTOを背負って戦います。同期だからこそ負けられない。代々木ではJTOの稲葉ともかとして戦います。Aoiとのアオトモで結果を出したい」と力を込めた。
なお、稲葉は8月26日、スターダムの「New Blood 4」、東京・品川インターシティホール大会でワールド・オブ・スターダム王者・朱里率いるGod'sEye(ゴッズアイ)入りを果たし、MIRAIとは今後同じユニットで戦っていくことになった。「自分のファイトスタイルは関節、蹴りが中心。朱里さんは関節も蹴りもすごくて、スターダムに上がるようになってからあこがれていました。朱里さんの元で強くなりたいと思って行動しました。ただ、代々木はゴッズアイとは関係ない」(稲葉)と意気込んだ。