【試合詳細】9・12 タカタイチデスぺマニア代々木第二体育館大会 エル・デスペラードvs葛西純 タイチ&ヨシタツvs後藤洋央紀&田口隆祐 

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『TAKAみちのく30周年記念大会~タカタイチデスぺマニア~』
日程:2022年9月12日(月)
開始:18:00
会場:東京・国立代々木競技場 第二体育館
観衆:1940人・超満員

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[鈴木軍]○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/金丸義信(フリー)/DOUKI(フリー)/TAKAみちのく
10分47秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/関根“シュレック”秀樹(フリー)/夕張源太/●十文字アキラ

▼女子6人タッグマッチ 30分1本勝負
○神姫楽ミサ/柳川澄樺/rhythm
6分55秒 ミサボム→エビ固め
山縣優(フリー)/●ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴン)/YuuRI(ガンプロ)

▼中京後援会 Presents 6人タッグマッチ 30分1本勝負
●武蔵龍也/イーグルマスク/ファイヤー勝巳
10分36秒 逆さ押さえ込み
火野裕士(ONLY WE)/木高イサミ(BASARA)/○ヤス・ウラノ(フリー)

▼女子スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○舞華(スターダム)/MIRAI(スターダム)
19分12秒 みちのくドライバーII→エビ固め
稲葉ともか/●Aoi

▼株式会社村上製作所 Presents TAKAみちのくデビュー30周年記念スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
●TAKAみちのく/CIMA(GLEAT)/カズ・ハヤシ(GLEAT)
9分26秒 外道クラッチ
ザ・グレート・サスケ(みちのく)/ディック東郷(みちのく)/○外道(新日本)

▼株式会社エスケーワン Presents タイチ20周年記念 同期集結スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
●ヨシタツ(全日本)/タイチ(新日本)
18分20秒 消灯→片エビ固め
○後藤洋央紀(新日本)/田口隆祐(新日本)

▼ローリングクレイドル Presents スペシャルシングルノーDQデスマッチ 時間無制限1本勝負
○エル・デスペラード(新日本)
28分30秒 ピンチェ・ロコ→エビ固め
●葛西純(FREEDOMS)

葛西とデスペラードが大流血デスマッチで極上の刺激!タイチがヨシタツを裏切り同期の絆で消灯に参加!?BULLET CLUBとサスケが共闘し30周年のTAKAから勝利!舞華とYuuRIが古巣JTOに参戦

オープニング

 オープニングパフォーマンスとして『紅桜剣舞会』が登場。
 続いてダンスユニットの『Run&Gun』と、現在はガールズ・ラッパー・ユニットとして活動している『hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)』がコラボステージを展開した。

第1試合

 先発は鈴木とシュレック。リング中央で睨み合い、シュレックが胸を張ると、鈴木もこれに応じて胸を張る。エルボーの打ち合いとなり、鈴木がエルボー連発も関根が巻き込んで一本背負い。
 鈴木が立ち上がるとガットショットからフロントネックで捕らえ取っ組み合いになるが、光留が関根の背中にタッチ。
 だが関根がダブルチョップを叩き込んで睨み合い。鈴木は左右の掌底からボディブロー。続けてチョークでコーナーに押し込んでいき、鈴木の背中に金丸がタッチ。
 だが鈴木と関根はチョークの応酬を続ける。これはTAKAが関根を引き剥がし場外へ投げ捨てる。

 光留の蹴りをことごとく金丸が避け、エルボーを落としていくとエルボーの打ち合いへ。金丸が足を連続で踏みつけ、コーナーに振ろうとするが光留が耐えると延髄斬り。
 光留は水車落としからフォールも2で返されると腕ひしぎ。これはTAKAがストンピング連打。さらにDOUKIがミサイルキックを投下してカット。
 金丸が光留に走りこむが、光留は足を伸ばしてカット。光留がロープに飛ぶと金丸が低空ドロップキックから、光留の膝をリングに叩き込み足4の字を狙う。だが下から蹴り上げた光留がロープに飛ぶが、エプロンからDOUKIが蹴りつけ金丸がドロップキック。金丸はDOUKIにタッチ。

 DOUKIはミサイルキック。光留がロープに振るが、DOUKIはフライングクロスチョップからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
 DOUKIは土遁の術を狙うが、耐えた光留がエルボー連打。DOUKIは地獄突きも、光留は延髄斬りで返し十文字にタッチ。

 十文字はミドルキック連打。ロープに振ってドロップキックから河津落としを狙うが、耐えたDOUKIがロープに飛ぼうとする。これを捕まえた十文字にDOUKIは延髄斬りを叩き込み鈴木にタッチ。

 鈴木と夕張が睨み合い、夕張が逆水平チョップ連発。さらにガットショットからロープに飛びショルダータックル連発で倒し、鈴木をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。さらに関根が串刺しボディスプラッシュで追撃し、十文字がPK。フォールも2。
 十文字は鈴木に走り込み、避けた鈴木にガットショットからロープに飛ぶ。ラリアットを狙うが、避けた鈴木はスリーパー。これを離すとエルボーからゴッチ式パイルドライバーで突き刺し3カウントを奪った。

<試合後コメント>
※両チームノーコメント

第2試合

 先発は柳川と山縣。ロックアップからバックの取り合いとなりリストの取り合いへ。山縣が首投げからフロントネックで捕らえるが、柳川が切り返して首投げからフルネルソン。さらにダブルニードロップも、避けた山縣がサッカーボールキックからロープに飛ぶが、柳川はドロップキックで迎撃。柳川はrythemにタッチ。

 rythemはチョップを打ち込むが、山縣は動じずにチョップで返す。チョップの打ち合いからrythemがロープに飛ぶが、みぃがエプロンから蹴りつけるとコーナーに叩き込み、トレイン攻撃からトリプルサンドイッチ低空ドロップキック。
 山縣はYuuRIにタッチ。

 YuuRIは首投げからサッカーボールキック。さらに619からロープに飛んでドロップキック。YuuRIはみぃにタッチ。

 みぃはケンカキック連発。rythemは膝立ちエルボーを打ち込んでいくが、みぃはサミングでコーナーに押し込み、逆コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。だがrythemは足を伸ばしてカットしブルドッキングヘッドロック。rythemは神姫楽にタッチ。

 神姫楽はショルダータックルでなぎ倒すが、背後からYuuRIが蹴りつけロープに飛んで走り込む。だが神姫楽はカウンターのボディスラムでみぃに叩き込み、走り込んで来た山縣もカニバサミでみぃに叩き込むと3人まとめてセントーン。
 起き上がったみぃがガットショットからコーナーに振って串刺しラリアットからブレーンバスター。コーナーに上りミサイルキックからフォールも2。
 神姫楽がエルボー連打でロープに押し込んでいくが、みぃが脇固めで捕らえる。カットに来たrythemをYuuRIがフロントネック、山縣が柳川をスリーパーで捕らえるが、柳川が逃れてカット。
 みぃはフルネルソンで捕らえ、山縣が走り込んでビッグブーツも神姫楽が避けて誤爆。神姫楽はロープに飛んでみぃにラリアットからフォールも2。
 柳川がみぃに開脚フェイスバスターからrythemが大外刈り。さらにrythemと柳川がみぃをリング中央に振ると、神姫楽がミサボムで叩きつけフォールし3カウント。

<試合後コメント>

神姫楽ミサ&柳川澄樺&Rhythm
神姫楽「2人のおかげで勝てたけど、まだまだ青の先輩たちに学ぶことはたくさんあると感じた試合でした」
Rhythm「今日TAKAみちのく代表の30周年、そしていろいろな方の20周年がある。こんな記念的な大会で勝利を、このミサが飾ってくれたこと、とても嬉しく思います。ただ、青の道を継ぐ姉妹弟子、特に山縣優さん、ハイビスカスみぃさん、あの2人の攻撃の数々、自分の身にとてつもなく染み込みました。ただ、この青の純血の3人もこれからどんどん成長して、1人でも多く青の先輩方を倒していきます。でもかならず勝つのはこのリ・ズ・ム♪」
柳川「私も今日、みぃさんとは初めて対戦したんですけど、やっぱり青の大先輩で苦しいこともあったんですけど、最後は今のJTOの青のメンバーでうまく連携を取って、最後はミサが。最近すごく勢いに乗ってるんで、ミサがその勢いで3獲ってくれたんで」
神姫楽「そうだよね。私頭打ってるからアレなんだけどさ、私たちが勝ったんだよね?!私たちが勝ったんだよ!私たちが!純血の青が勝ったんだよ!そうだよな。ありがとうございました!これからも先輩たちから学んでいきたいと思います!よっしゃー!」

第3試合

 先発はファイヤーとイサミ。ロックアップからリストの取り合いとなり、イサミが潰すがすぐにファイヤーが立ち上がり切り返すとヘッドロック。イサミはロープを掴みブレイク。
 再度ロックアップからイサミが腕を捻り、そのままコーナーに押し込みヤスにタッチ。

 ヤスは背中にエルボーから首投げで倒しスリーパー。ファイヤーはボディへのエルボーで逃れ、そのままエルボー連打からロープに振ろうとするが、逆にヤスが振るもファイヤーはジャンピングバックエルボーで倒す。ファイヤーはイーグルにタッチ。

 イーグルはエプロンのイサミと火野にエルボーを打ち込んでいくが、動じない火野に動揺しているところをヤスが背中にエルボーからロープに振る。だがイーグルがアームホイップからロープに飛んでコルバタ式アームホイップ。再度火野に走り込んでエルボーも、火野はエプロンでピクリとも動かない。ヤスがイーグルを場外に投げ捨てると、火野が目の前まで歩き強烈なチョップ。
 火野がリングに投げ入れると、ヤスがシルバーブレッド。ヤスは火野にタッチ。

 火野は軽々とイーグルを担ぎ、そのまま背後に無造作に投げ捨てる。
 火野はセントーンを投下しフォールも2。
 火野はコーナーに叩きつけイサミにタッチ。

 イサミとヤスはイーグルをロープに振ってダブルのバックエルボー。フォールも2。
 イサミがチョップを打ち込みエルボーの打ち合いへ。イーグルがエルボー連打からソバット。さらにエルボースマッシュも、イサミはソバットからロープに飛ぶがイーグルはドロップキックで迎撃。両者タッチ。

 武蔵と火野がショルダータックルのぶつかり合い。武蔵がロープに飛ぶが、火野がジャンピングショルダータックルで迎撃。
 立ち上がった武蔵がチョップの打ち合いを要求し、これに火野がTシャツを脱いで応じていく。ふらつく武蔵に火野がチョップを連発し、ロープに振って逆水平チョップ。耐えた武蔵がロープに飛んでショルダータックルも、火野がフロントスープレックスで投げ捨てる。雄叫びを上げて立ち上がった武蔵をショートレンジラリっとでなぎ倒しイサミにタッチ。

 イサミはダイビングクロスボディから勇脚・斬。フォールも2。
 イサミはヤスにタッチ。

 ヤスはロープに飛んで顔面に低空ドロップキックからフォールも2。
 立ち上がった武蔵がエルボーも、ヤスは延髄斬りからロープに飛ぶが、武蔵はブラックホールスラムで迎撃。
 武蔵はツアー・オブ・ジ・アイランドでヤスを叩きつけフォールも2。

 武蔵はぶっこ抜いて立たせるとベアハッグ。これはイサミがトラースキックでカット。
 イーグルがイサミにコードブレイカー、火野がイーグルを場外に力任せに投げ捨て武蔵にチョップ。火野がロープに飛ぶも、武蔵はドロップキックで迎撃しエルボー。さらにロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒し、場外のイサミたちへファイヤーがコーナーからのプランチャを投下。
 武蔵はヤスにチョークスラムを狙うも、耐えたヤスがバックエルボーからラリアットを巻き込んで逆さ押さえ込みを狙うが、耐えた武蔵が強引に担いでアバランシュホールド。
 武蔵はチョークスラムを狙うが、切り返したヤスが逆さ押さえ込みで3カウント。

<試合後コメント>

火野裕士&木髙イサミ&ヤス・ウラノ
ヤス「いえーい♪勝った!勝ちました!」
火野「さすが」
ヤス「これ(コメント)もPPVに上がるってことですか?」
イサミ「多分後々上がると思います」
ヤス「後々上がんのか。勝ちましたよ。どうでした?」
イサミ「イーグルマスク、もうちょっとやりたいですね」
(※スタッフからイサミのユニオンMAXのベルトが手渡される)
ヤス「ベルトが戻ってきましたね。見事防衛を……」
イサミ「いやいや違う違う。ややこしくなる!」
ヤス「ウハハハハ!(笑)」
火野「良かったっすよね。昔から思ってたんですけど、TAKAみちのくの下にはなぜかいい選手が集まる」
ヤス「ホント!ホントそう!本当にそう!」
火野「最近はどうか知らないですけど、やっぱり後輩に対してちゃんとせなアカンですね」
ヤス「グヒヒヒヒ……(※意味有りげに笑う)」
イサミ「(※含み笑い)」
火野「まあでも今日は30周年っちゅうことで、ここはちゃんと、おめでとうございますと、言える、気持ちで……せーの!」
3人「おめでとうございまーす」
(※火野がコメントを締めようとするもヤスが「私も言わせてよ!」と遮る)
ヤス「ホントね、火野が言った通り、TAKAみちのくのもとにはいい選手が集まる。で、武蔵くん。ベルト持ってますね。知ってます?」
イサミ「そんなに」
ヤス「知ってた?」
火野「ベルトしてましたね」
イサミ「ランキング1位っていうのは向こうで聞いた」
ヤス「でもね、なんかプロレスルールじゃないのよ。特殊ルールなのよ」
イサミ「そうなんだ」
ヤス「プロレスルールじゃないから、綱引きで一番強い人みたいな感じよ」
イサミ「それを狙っていくんすか?」
ヤス「それは狙わないかな!無理でしょ!でもプロレスだったらあんま強くないんだったら。大きいけど、これからだから。ちょっとかわいそうかな、あの子がチャンピオンっていうのは。綱引きルールみたいので一番強いからって。よく分かんないけど、あのベルト持ってるとチャンピオンみたいだから」
火野「一応、チャンピオンはチャンピオンですから」
ヤス「綱引きのね。特殊ルール。でも頑張ってほしい。綱引きのチャンピオンでもチャンピオンらしく振る舞って出来たら良いなって思いました」
イサミ「3ヶ月後、半年後、1年後、彼らに会うのが楽しみですね」
ヤス「そうですね!」
イサミ「週1では絶対会わないと思うから」

武蔵龍也&ファイヤー勝己&イーグルマスク
武蔵「クソッ!」
勝己「最後、3ですか」
武蔵「クソ!悔しいしか出ねーよ。このデビューの地で未だ勝利なし。クソ!」
イーグル「最後返したかもしれないけどそこは俺らがカットできなかった。まだまだ俺らの実力でもあるし、俺はもともと欠場になってしまった綾部蓮の代わりとして出たわけですけど、蓮の分も闘えてたのかなと。相手のパワーで、実力で、圧倒されてしまいました。まだまだだと思いました」
勝己「この試合はKAIENTAI DOJOとJUST TAP OUTの対抗戦だと自分は思ってて、この大会に出場できなかったJUST TAP OUTの選手もたくさんいます。その分も背負って闘ってきましたけど、最後、返したかもしれないですけど、結果は負け。でも絶対プロレスを続けていければやり返すチャンスは絶対にあると思います。その次のチャンスは絶対にやり返します!」
イーグル「追い越すぞ!すぐ追いついてやるよ!」
武蔵「オイ火野裕士!まだチョップやり足りねえぞ!まだまだ行けるだろこの胸!まだまだ足りねーな。もっとやろうぜ。あと木髙イサミ、あんま絡めなかったけど、死ぬかと思った。そしてヤス。ヤス。ふざけんなよ。丸め込みも技の1つってか?そんな、俺、アイツだけはまだ足りねえぞ。火野のチョップも、木髙イサミもまだまだ足りねーけど、ヤス・ウラノ!お前とはまだまだ決着付いてねーんだよ!決着つけようぜ。こんなダセー負け方で、キングオブJTO名乗れねえよ。絶対決着付けんぞ近い内。見とけよ!」

第4試合

 先発はMIRAIと稲葉。リング中央で睨み合い、手4つからバックの取り合い。MIRAIがグラウンドに引き込み、バックの取り合いからMIRAIがフォールも2で返した稲葉をMIRAIがヘッドシザースから腕ひしぎ。そのまま潰して稲葉がフォールし、返したMIRAIに稲葉が走り込んでミドルキック。MIRAIは下がり舞華にタッチ。

 舞華が稲葉をロープに押し込むが、そのままロープ際を回転して稲葉の背中にAoiがタッチ。
 舞華がヘッドロックで捕らえ、ロープに飛んでショルダータックル。再度ロープに飛ぶが、稲葉がカニバサミで倒し、Aoiが低空ドロップキック。
 Aoiと稲葉は交互にリストを捻っていき、Aoiが腕へのビッグブーツ。Aoiが舞華の腕をロープに押し込み、稲葉とともに腕を踏みつける。さらにAoiがロープごとケンカキックからロープに飛ぶが、MIRAIはショルダータックルで迎撃し、ボディスラムで叩きつけコーナーに押し込む。舞華はMIRAIにタッチ。

 MIRAIはエルボーからロープに振ろうとするが、Aoiが逆に振るもMIRAIはエルボーを避けてショルダータックルで倒す。フォールも2。
 MIRAIは脳天にエルボーからコーナーに叩きつけ舞華にタッチ。

 舞華は背中にエルボーからボディスラムで叩きつけ、再度ボディスラムからフォールも2。
 舞華はMIRAIにタッチ。

 MIRAIはボディスラム4連発からフォールも2。
 MIRAIは脇固めも稲葉がカット。
 MIRAIはコーナーに叩きつけ、顔面に膝を押し付けて挑発。これを離すとストンピング。Aoiは膝立ちでエルボーを返していき、エルボー連打もMIRAIが背中にハンマーブロー。
 Aoiは振りかぶってチョップを連打するが、受けきったMIRAIがラリアット。だが避けたAoiがダブルチョップでなぎ倒す。
 タッチしようとするが、MIRAIが足を掴んで止めるとボディスラム。ロープに飛ぶがAoiはフライングクロスチョップで迎撃し稲葉にタッチ。

 稲葉はエプロンの舞華にバイシクルキックから、MIRAIにエルボーを叩き込むもMIRAIもエルボーで返す。エルボー合戦からMIRAIがエルボー連打。再度エルボー合戦から稲葉がエルボーを連打し、ミドルキックもMIRAIがキャッチしそのまま巻き投げる。さらにMIRAIはぶっこ抜いて巻き投げ捨てると舞華にタッチ。

 舞華は串刺しラリアットからロープに飛んでショルダータックル。フォールも2。
 舞華はブレーンバスターからスリーパー。これを切り返した稲葉がアンクルホールドも、避けた舞華が走り込むが稲葉はボディへの正拳突き。
 稲葉が正拳突きからミドルキックで倒し、背中にサッカーボールキック。さらに前からサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
 稲葉はともか蹴りを狙うが、避けた舞華がスクールボーイからスライディングラリアット。避けた稲葉がバイシクルキックで倒し、ロープに飛ぶが舞華はラリアットで迎撃。
 稲葉のハイキックと舞華のラリアットの相打ち連発から、舞華がラリアットでなぎ倒しコーナー上に乗せる。正面に登った舞華がエルボー連打から雪崩式ブレーンバスター。
 雄叫びを上げて立ち上がった稲葉がハイキック。両者ダウン。稲葉がAoiにタッチ。

 Aoiが串刺しビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツ。フォールも2。
 Aoiは腕を取るが舞華はロープに足を伸ばしブレイク。
 Aoiはロープに飛ぶが、MIRAIが追走ラリアットから中央に振り、舞華が腰投げからMIRAIがキャトルミューティレーション。さらにそこへ舞華がスライディングラリアットから、ロープに飛んで正面からスライディングラリアット。フォールも稲葉がカット。
 舞華は炎華落としを狙うが、Aoiが着地して羽交い締めにすると稲葉がミドルキック2連発。だが舞華が稲葉にエルボーからAoiに走り込むが、Aoiは逆打ちから羽折り固め。カットしようとしたMIRAIを稲葉がアンクルホールドで捕らえるが、舞華はロープを掴みブレイク。
 Aoiはフロントネックで捕らえるも、切り返した舞華がショートレンジラリアットから担ごうとする。着地したAoiを見て舞華がロープに飛ぶが、Aoiが追走してスリングブレイドからフォールも2。
 Aoiはフロントネックで捕らえるが、舞華が逃れて担ぐが、稲葉がドロップキックでカット。
 MIRAIがAoiに走り込むが、稲葉はニーアッパーで迎撃し舞華にともか蹴り。
 Aoiがネックスクリューで叩きつけフォールも2。
 稲葉がMIRAIにハイキックも、避けたMIRAIがショートレンジラリアット。さらにAoiもパワースラムで叩き伏せ、舞華がロープに飛んでラリアット。
 舞華は山茶華からフォールも2。
 舞華はみちのくドライバーIIで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>

舞華&MIRAI
舞華「JUST TAP OUTvsスターダムぅ?対抗戦って言ったけど、それ以上の価値がある試合だったんじゃないかと思います。まあ、まだまだJUST TAP OUTの人たちはまだまだ。最後、誰?突っかかってきた奴?アイツ誰?(※MIRAIも首を横に振る)まあいいよ。まだデビューしてないみたいだけど、いつだって私はJUST TAP OUTの試合、そしてタカタイチデスペマニアならいつだって参戦する気アリアリなんで。また呼んでください。ありがとうございました」
MIRAI「団体対抗戦、自分はスターダムを背負って今日闘っていたので、スターダムのシンデレラのMIRAIとして勝てて嬉しいです。そして、一緒に練習生期間を過ごしていた稲葉ともかとこうしてリングで会うことが出来て、闘うことが出来て、プロレスラーとして、シンデレラのMIRAIはとても嬉しいです。ともかとは団体は違えど同じGod’s Eyeとしてこれから切磋琢磨して成長していきたいと思っているので、ともかとの思い出話は、ちょっと自分はまだここで話したりはしないかなと思っています。今日改めてリングってすごいなあ、面白いなあ、なにがあるか分からないなあって思ったのですごく楽しいなって。プロレスはすごいなって思いました。そしてAoiとやってみて、まだまだ進化しそうな選手だなと思ったので、次にリング上で会うときが楽しみだなと思います。そして舞華、今日は組んでくれてありがとう。舞華がどう思ってるかは分からないけど、自分はすごく心強くて、楽しかったなと思ってます。またスターダムに戻ったら対角に立っちゃうからさ、今日くらいはもうちょっと笑顔でプロレスについて語り合いたいと思ってます」
舞華「もう終わったから良いだろ?」
MIRAI「いやいやいや(笑)今日ぐらいは(笑)そしてそして……」
舞華「まだあるの?なげーよ」
MIRAI「TAKAみちのく30周年、魂込めて!おめでとうございます。以上です」
舞華「Aoi、いつでも待ってるよ」

第5試合

 サスケがBULLET CLUBの外道&東郷とトゥースイートポーズ。
 先発はサスケとTAKA。組み合ってグラウンドの攻防から、TAKAがロープに飛んでショルダータックル。座禅を組んで耐えたサスケにTAKAが走り込むが、サスケがアームホイップで投げて走り込むとTAKAもアームホイップで迎撃。だが東郷と外道がTAKAを背後から襲撃し、そのまま場外乱闘へ。
 リングに戻り、サスケはTAKAにストンピング連打から外道にタッチ。

 外道はTAKAを場外に投げ捨てると、東郷が痛めつけてからリングに投げ入れる。外道がフォールも2。
 外道はチョーク攻撃。レフェリーに注意されると東郷にタッチ。

 東郷はナックルを連続で叩き込み、ロープに振るとドロップキック。フォールもCIMAがカット。
 東郷はサスケにタッチ。

 サスケはストンピングからフェイスロック。これを離すとエルボー連打からロープに飛ぶが、TAKAはスカすとバイシクルキック。TAKAはCIMAにタッチ。

 CIMAはバッククラッカーからエプロンの東郷と外道にエルボーも、避けた外道がロープを使ったネックブリーカーからリングに上がる。だがCIMAは同士討ちさせると、外道をインディアンデスロックで捕らえ、そのまま東郷をブレーンバスターで投げ捨てる。CIMAはカズにタッチ。

 カズとCIMAがサスケをロープに振り、TAKAとともにトリプルドロップキック。
 カズはマスクを掴んで引き起こすが、サスケは脳天にエルボー。サスケは東郷にタッチ。

 東郷はナックルからコーナーに振ろうとするが、逆に振ったカズがシーソーホイップで投げ捨てると。さらに串刺しエルボーからロープに飛ぶが、東郷がバックを取ると首投げから横入り式エビ固め。2で返されるとクリップラー・クロスフェイスで捕らえるが、カズがロープに足を伸ばしブレイク。
 東郷はカズをロープに振ろうとするが、耐えたカズにサミングからロープに飛ぶ。追走したカズがハンドスプリングオーバーヘッドキックを叩き込みTAKAにタッチ。東郷も外道にタッチ。

 TAKAは殴ろうとするが、外道が止まるように指示しトゥースイートポーズ。動揺したTAKAにサミングも、TAKAも痛がりながらサミング。お互いエルボーを避けてからサミングの相打ち。走り込んできたTAKAに外道がチンクラッシャーからトラースキックを叩き込みフォールも2。

 外道は足へのトラースキックから外道クラッチを狙うが、切り返したTAKAがランニングニーからトラースキック。フォールも2。
 TAKAはみちのくドライバーIIからフォールも東郷がカット。
 TAKAは外道にジャストフェイスロックも、サスケがそこへサスケ・スペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)を投下しカット。
 CIMAがサスケに走り込むが、サスケはエルボーで迎撃し、走り込んできたカズにソバット。サスケはTAKAにぶっこ抜きパワーボムから、東郷がダイビングセントーンを投下。そこを外道が外道クラッチで3カウント。

<試合後コメント>

ザ・グレート・サスケ
「外道とディック東郷を呼び止めたんですが、『俺たちは喋れねーよ』ということです。私がすべてを代弁致しましょう!我々チームが勝ちましたぁ~!しかしTAKAみちのくデビュー30周年、これからも輝けるTAKAみちのくの未来に、神のご加護をォ~ッ!でぇいっ!これが運命です!」

TAKAみちのく&カズ・ハヤシ&CIMA
TAKA「ヴェーッ、オエーッ、あー、クソ~っ!」
CIMA「もっと頼ってよ、俺らを!いるよ俺らが!」
TAKA「また負けた!せっかく、せっかくよ、2人に来てもらってよ、25周年の借りを5年越しに返そうと思ったのによ、なんだアイツらよ、ジジイのフリしてよ!外道さんよぉ、大将、ディック東郷、サスケ会長よぉ、ジジイのフリしてんじゃねーよ!アンタらまだ全然出来んじゃねーのオイ!久々に見たよ、ディック東郷のセントーン。外道クラッチもよ、返せるわけねえあんなのよぉ。俺はこれが見たかったんだよオイ!まだまだ諦めねえぞ。30周年なんてよ、ゴールでもなんでもねえ。スタートだよ!(※CIMAへ)エルマノ!今日はせっかく来てもらったのに。(※カズへ)同期~♪」
カズ「同期~♪」
TAKA「30周年、俺は絶対この人に負けたくなくて、この人の前でカッコつけようと思ったのにつけらんなかったよ」
カズ「だけど羨ましいよ。最高の舞台でこういうふうにやってるアンタが羨ましいよ。なあ!」
TAKA「でもホント、こういう舞台でやれたのも、この2人のおかげ。そしてみんなのおかげだと思うから。ユニバーサルの先輩……敢えて言わせてもらうよ。サスケ会長!高山さん!佐藤さん!ありがとうございました!」
CIMA「いや、スゴかった!俺はもう、大阪の臨海スポーツセンターで見てた人ばっかりやったから。35周年は俺が全部もらう!楽しみにしとけよ!」

第6試合

 戦前にTwitterでは全員ヤングライオンスタイルでやろうと盛り上がっており、ヨシタツだけ悩んでいた。
 入場したヨシタツは黒パンツのヤングライオンスタイルをアピールするが、他の3人は今のコスチュームで普通に入場する。

 先発は田口とタイチ。声援ありの状況でアピール合戦から、田口がコスチュームを脱ぐ。タイチがビッグブーツからフォールも2。
 タイチがバズソーキックも、避けた田口がロープを往復するが、足に引っかかったコスチュームで転んでしまい、タイチは容赦なく逆エビ固め。田口はなんとかロープを掴みブレイク。
 タイチはストンピングからヨシタツにタッチ。

 ヨシタツは尻へのローキック連発からコーナー上に載せ、尻へのエルボースマッシュ連発から担ぐとアトミックドロップ。フォールも2。
 ヨシタツはタイチにタッチ。

 タイチは首投げからヨシタツとサンドイッチサッカーボールキック。フォールも2。
 タイチはチョーク攻撃。レフェリーに注意されると、一度離してから「これがチョークだ」とチョーク攻撃。レフェリーが慌ててこれを引き剥がす。
 タイチはストンピングからヨシタツとともにロープに振るが、田口は避けると同士討ちさせ、ヨシタツにランニングエルボー。田口は後藤にタッチ。

 後藤は走り込みバックエルボー連発からアームホイップ。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 後藤は逆エビ固めで捕らえ、これを離すとキャメルクラッチ。ヨシタツはロープを掴みブレイク。
 後藤はストンピングからコーナーに叩きつけて田口にタッチ。

 田口と後藤はヨシタツをロープに振ってダブルのショルダータックルで倒す。田口はフォールも2。
 田口はケツバット連発。立ち上がったヨシタツとエルボー合戦から、田口がスネ蹴り。田口はカラ・パリダもヨシタツはロープを掴みブレイク。

 田口はフロントネックで捕らえ、その背中に後藤がダイビングハンマーブロー。田口と後藤は太鼓の乱れ打ちから田口が投げようとするが、ヨシタツは耐えるとソバットから延髄斬り。ヨシタツはタイチにタッチ。

 タイチはサミング。カットに来た後藤にガットショットからチョーク攻撃。カットに来た田口にチョーク攻撃も、後藤が背中にエルボー。ロープに振ろうとする後藤にタイチがトラースキックを叩き込み、タイチが田口に相撲を要求し田口が走り込むとガップリと組み合う。これをタイチが上手投げからロープに飛んでランニングエルボーも、避けた田口が延髄斬り。田口はロープに飛ぶが、タイチはビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶが、田口はその場飛びヒップアタックで迎撃し後藤にタッチ。

 後藤はコーナーに振って村正からブルドッキングヘッドロック。フォールも2。
 後藤は担ぐも、着地したタイチがバックドロップを狙うが、耐えた後藤がエルボー。タイチはローキックで返し、エルボーとローの打ち合いへ。後藤がエルボー連打もタイチがソバット。後藤が再度エルボーもタイチは延髄斬り。
 タイチはパンタロンを脱ぎ捨て天翔十字鳳も、キャッチした後藤がバックをとる。逃れたタイチがロープに飛ぶが、追走した後藤がラリアット。すぐに立ち上がったタイチがアックスボンバーも、後藤もすぐに立ち上がりラリアットとアックスボンバーの相打ち連発。タイチのアックスボンバーを避けた後藤がロープに飛ぶが、タイチはドロップキックで迎撃。両者ダウン。
 タイチはヨシタツにタッチ。

 ヨシタツはロープに飛んでビッグブーツからミドルキック連打。コーナに振ろうとするが、後藤が逆に振って走り込むも、避けたヨシタツがガットショットからスイングDDT。フォールも2。

 ヨシタツが走り込むも、後藤が担ぐが着地したヨシタツがスリーパー。そのまま胴締めスリーパーになるも、後藤はロープに足を伸ばしブレイク。
 後藤をコーナに振ってタイチが走り込むが、後藤が避けてエルボー。タイチが羽交い締めにし、ヨシタツがトラースキックも後藤が避けてタイチに誤爆し、田口がヨシタツをロープに振ってヒップアタックからケツイェ。さらにタイチに串刺しヒップアタックを狙うが、避けたタイチが延髄斬りから後藤に走りこむが、後藤は牛殺しで迎撃しヨシタツに走り込む。だがヨシタツはラリアットを避けてバックドロップで叩きつける。全員ダウン。
 ヨシタツがコーナーに上り、後藤に飛び込むが後藤は避ける。後藤が走り込むが、ヨシタツはヨシタツ幻想で捕らえ、タイチは田口を聖帝十字陵で捕らえる。これを逃れた田口がヨシタツをカット。
 ヨシタツはロープに飛ぶが、後藤が避けると背後でロープによりかかっていたタイチにラリアットが誤爆。
 田口がタイチにガットショットから、ヨシタツのラリアットを避けて後藤に突き飛ばすと、後藤は牛殺しから田口がヨシタツにどどん。 
 後藤がGTRの体勢になり、田口がヨシタツの足を持つ。タイチがカットするかと思いきやなぜかヨシタツの足を持つと、3人で合体技の消灯を叩き込み3カウントを奪った。

 試合後に3人はヨシタツの健闘を称え、4人で手を繋ぎ腕を上げた。

<試合後コメント>

後藤洋央紀&田口隆祐&タイチ&ヨシタツ
後藤「まあ闘いながら、あのとき2002年に入門して、みんなで競い合って命すり減らして頑張っていた時期を闘いの中から思い出しましたね。まあでも、今日俺が本当に見せたかったのは、2002年当時の俺たちじゃなくて、今現在の俺たち。それを見せたかったんで。俺たちまだまだやっていける。まだまだトップ戦線、食らいついていけるっていうのを、やっぱりリングで1番表現したかったですね」

――ヨシタツ選手とは久しぶりだったと思います
後藤「何年ぶりだろう。まあでも当時とあんまり変わってないというか、ウン。もちろん技だったりオーラっていうのは、やっぱり彼も修羅場を幾度と経験してきて、そういったものは感じましたけど、やっぱり中身はね、あのときのままですよ。リング上で感じたのは、『懐かしい』。もうそれしかなかったっすね」

(※タイチ&ヨシタツがコメント会場に合流。2人と少し離れた位置にヨシタツが立ち、さらに離れた位置からタイチが3人を見守る)

ヨシタツ「2人ともありがとう!ありがとう!正直ね、この何年間かで、差が開いたと思ったよ。また新たな目標が出来たよ。お前ら同期、全員ぶっ倒すまで俺プロレス辞めねえから」
タイチ「ぼーさん、全然出来んじゃない。なんでそんな位置にいるんだよ。そんなんでいいのかよ。全日本のあんなポジションで満足してんのか?そうじゃねえだろ、ぼーさん。俺ら20年だけど、まだまだオヤジたちお前ら頑張れよ。まだまだ動けんだろ?」
後藤「もちろん!今日で終わりじゃねーから。この先、10年後か、5年後か、1年後か分からないけど、そのときまた確かめあったらいいんじゃない?」
タイチ「ぼーさん、次は50周年で会おう。じゃあなぼーさん!元気でな!」
ヨシタツ「……何年やらすんだよ。30じゃねーのかよ!50かよ!」

(※3人が去っていき田口だけが残る)

田口「(※なぜか蝶野正洋のモノマネで)オラ!ガタガタ言ってるからなんも言えねえだろうが!おういいかよく聞けよ!ガタガタ言ってんじゃねーぞ!おういいかよく聞けよ!20年?!ガタガタあいつらが言ってっからなに言うか忘れただろうが!ガッデム!」

第7試合

 握手せずにお互い中指を立てて試合開始。
 ロックアップからバックの取り合い。リストの取り合いからデスペがヘッドロックで捕らえグラウンドの攻防に。これは一度距離をとる。

 デスペがイスを取り出し、葛西もイスを持つとチャンバラ。打ち勝った葛西が振りかぶるが、デスペが走り込みイスへのコンプリートショット。葛西を起き上がらせると有刺鉄線ボードに振るが、耐えた葛西が走り込んで来たデスペを突っ込ませようとする。デスペも耐えて葛西に走り込むが、葛西は腕をつかんで振り回すと、デスペを有刺鉄線ボードに叩き込む。
 倒れたデスペの背中に有刺鉄線ボードを倒し、その上からイス攻撃を連打。
 葛西は有刺鉄線をデスペの額に刺してこすり、破れたマスクを剥いでいく。
 流血するデスペが場外に降りると、額にカミソリをこすりつけ、傷口を擦りつけてからリングに投げ入れる。
 デスペの顔面を鉄の板に叩きつける。デスペは逆水平チョップを連発するが、受けきった葛西がエルボー。
 葛西はパイドライバーで突き刺しフォールも2。
 葛西はカミソリでデスペの額をこすり、カミソリボードをリング中央においてブレーンバスターを狙う。だがデスペが耐え着地しバックをとるが、エルボーで逃れた葛西がロープに飛んで走り込むも、デスペはカウンターのボディスラムでカミソリボードに叩き込む。
 デスペは串刺しラリアットからブレーンバスターで叩きつけ、バックドロップからフォールも2。

 デスペはギターを持ち出すが、葛西が避けるとソバットからギターを奪い、かき鳴らしてから殴りかかる。避けたデスペに葛西がガットショットから頭頂部にギターショット。ふらつくデスペをコーナーに振り串刺しラリアットからコーナーに乗せて肩車すると、コーナー上に乗せられた有刺鉄線バリケードに叩き込む。葛西はロープに飛んでラリアットからフォールも2。

 葛西はリバースタイガードライバーの体勢も、耐えたデスペがコーナーの有刺鉄線鉄板に叩き込み、さらに顔面を有刺鉄線バリケードに叩き込んでコーナー上に乗せる。デスペは正面に登り、雪崩式ブレーンバスター。両者ダウン。

 デスペは葛西に走り込むが、足を伸ばしてカットした葛西がイスをデスペの顔面に投げつけると、貫通して首にイスが引っかかる。ふらつくデスペを葛西がパイルドライバーで突き刺し、リバースタイガードライバー。フォールも2。

 葛西はボディスラムから、空き缶ボードをデスペの上にのせ、コーナーに登るもデスペが立ち上がりロコ・モノ。正面に上り、空き缶ボードに投げようとするが葛西がヘッドバッド。葛西はそのままリングに前方回転してデスペにパワーボムを狙うが、耐えたデスペに急所攻撃から空き缶ボードへパワーボム。
 葛西はコーナーに上り、パールハーバースプラッシュを投下しフォールも2。

 葛西は釘ボードを持ち出しコーナーに立てかけると、デスペを投げようとするがデスペはカミソリボードに河津落とし。
 自らも大ダメージを受けたデスペだが、葛西の顔面を連続でカミソリボードに突っ込み、ロープに振ってラリアット。
 さらに担いでバックドロップで叩きつけフォールも2。

 デスペは場外に机をセットし、葛西をそこに寝かせるとコーナーから場外へのダイビングボディプレス。
 リングに戻るが、葛西はボディブロー。さらに竹串を脳転に突き刺し、さらにブレーンバスター。
 葛西は自らの頭にカミソリボードを叩きつけてからコーナーに立てかけると、デスペをそこへ叩き込む。
 悶絶するデスペをよそに、葛西はイスを足にしてフォークボードを乗せる。
 葛西はデスペをコーナー上にのせると、雪崩式リバースタイガーデストロイヤーでフォークボードに叩き込みフォールも2。

 葛西は自らの額にフォークを突き刺し、そのままロープを往復してラリアットからフォールも2。
 葛西はボディスラムからカミソリボードをデスペの上にのせてコーナーに登り、パールハーバースプラッシュ。フォールも1。

 葛西はパイルドライバーからフォールも2。
 
 葛西はカミソリボードへのクロスアームドライバーを狙うが、切り返したデスペがカミソリボードへのインプラント。
 両者走り込みラリアットの相打ち連発から、ラリアットの受け合い。エルボーの打ち合いからデスペがヘッドバッド連発。さらにロコ・モノも、葛西はヘッドバッド。デスペがロコ・モノ連発も、避けた葛西が「デスペラード」と叫んでナックル。だが避けたデセペがロコ・モノからピンチェ・ロコ。フォールも1。

 デスペがピンチェ・ロコからフォールも2。

 デスペが引き起こすも、葛西はヘッドバッドからソバット。さらに延髄斬りから走り込むが、ナックルの相打ち連発からデスペがパイルドライバー。さらにピンチェ・ロコで叩きつけフォール。これで3カウント。

エンディング


デスペ「葛西さん、ありがとうございました(座礼)」
葛西「デスペよ、こちらこそ、ありがとうございました。お前みてーなよ、すげーつえー奴と、この会場で、メインはれて、オレっちは嬉しいよ。しかしな!お前に、最高にいい男のお前に、一つだけ言いたいことがある。お前よ、オレっちと試合する前に、こう言ってたな?燃え尽きて、死んでもいい覚悟でリングに上がるってよ。馬鹿野郎。世の中にはな、死にたくて死ぬやつなんていねーんだよお前。生きていてーのに、死ななきゃいけねーやつ、生きていたいのに、死んじまう奴がごまんといるんだよ。お前みたいによ、最高の仲間に囲まれて、沢山のファンに応援されて、夢だった新日本プロレスに入門して、プロレスラーとしてデビューして、新日ジュニアのトップ取って、最高の人生を送ってるやつがよ、死んでもいい覚悟でリングに上がるなんて言うなよお前!俺たちはよ、死んでもおかしくねー、大怪我してもおかしくねーリングに上がって、生きて生きて、生きてリングをおりなきゃいけねーんだろうが!死んでもいい覚悟なんて、捨ててしまえ。死んでもいい覚悟なんていらねーんだよ!そうすれば、お前はもっと強くなる」
デスペ「(涙声で)ありがとうございます。(大デスペコールに)ありがとうございます。二度と、死んでも言いなんてとか、死ぬ気でとか、死ぬ覚悟とか、軽々しく口にしません。自分は、また、必ずリングに上がって、その時も必ず生きながらえて、何試合も重ねて、こないだ一回約束破っちまったけど、スーパジュニアも必ず優勝して、ベルト持ったまんま、葛西さんともう一回やります。ちょっと、今出すと、こないだみたいにチープに写っちまうかもしれないけど、これ、こないだいただいた薔薇なんすよ。初めて作ったドライフラワーなんで、下手っぴかもしんないですけど、もらってやってください。また必ずシングルやってください」
葛西「デスペ、このドライフラワー大切にするぜ。お互い、明日からも生き続けて、お互い、もっと強くなって、またリングで会おうよ(リングサイドにいた子どもを抱いて会場を後にする)」

デスペ「(破れたマスクを被り直す)一応週プロで記事になるんだから、顔隠れてないとおかしいだろ。ほんとはさ、ここで、かっこいいこと言って、デ・ハ・ポンとか言えりゃ、いんだろうけどさ、俺そう言うの、小っ恥ずかしくてできないんで・・・でも、30周年とか、20周年の記念興行なのに、メインあずからせていただいて、ありがとうございました。タカタイチ興行が、新宿FACEでやってたり、飯塚とシングルマッチで負けたら鈴木軍追放とかさ、俺そういう過去があったんですけど・・・追放されなくてよかった。最高に楽しいっす。で、次はいつですか?(TAKAを見つめて)早く!」
(TAKAがリングへ)
TAKA「レック株式会社PresentsTAKAみちのく30周年記念、タカタイチデスペマニア、1940人超満員ありがとうございました!まあ自分の30周年で絶対勝つって言いながら今日も負けちまったけれども、でもタカタイチから始まって、ここまで大きい舞台に俺たち上がってきました!次、まあタカタイチは俺とタイチが好き勝手やって、新日本プロレスでできないこと、その他やりたい事が浮かんだ時にやってきた。まただからそのうち、俺たちの中でやりたいことができた時に突然やるかもしれないし、やらないかもしれない。その時を楽しみに待っててください」
(タイチもリングへ)
タイチ「(デスペに)見事だ、弟よ」
デスペ「あと、あとね、メイン、これだけ見てくれてわかるとおり、ロリクレさんがキャンパスまで作ってくれました。ありがとうございました。もう、喋ってたらひっくり返りそう」
TAKA「ということでじゃあ今日最後は、僭越ながら私がしめさせていただきたいと思います。今日!皆さんが見た、最高のプロレス、この大会の名前はなんですかー!?(客が思い思いの言葉を叫ぶ!)バラバラだな、OK、タカタイチデスペマニアでいきましょうか。もう一回聞きますよ?今日皆さんが見た最高のプロレス、この大会名はなんですか~!?(会場のファンと一緒に)タカ、タイチ、デスペーマニア―!!」

<試合後コメント>

葛西純
(※娘さんと一緒に現れて抱きしめながらコメント)
「パパ負けちゃった。ゴメンね。齢48歳になった男が、負けて悔し泣きしてるってことはよ、この涙の意味、分かるかお前ら。デスペっていう最高の男とやれて感極まって泣いてんじゃねえぞ。負けて悔しくて泣いてんだよ!この涙がな、この涙があればもっと強くなれるってことだよ。葛西純は48歳になってもまだまだ強くなるぞ!葛西純の全盛期は、10年後だ!まだまだ強くなって、まだまだ強くなって、生き抜いて、生きて生きて生き抜いて!強くなって!またデスペラードとやるよ。今日が終わりじゃねえ。今日が始まりだ!」

エル・デスペラード
(※リングからそのまま素顔で現れるも「今更かも知れませんがこれが私の顔なんで」とマスクを被ってコメント開始)
「葛西さんのおっしゃるとおりでした。自分、保育園のニュースのやつとかで結構ここ最近結構やられて精神的にキちゃってて、もう家で1人でいてもなんかぶっ壊れそうだったんすよ。それでも、やっぱこう、試合に向かうモチベーションと、趣味のゲームとかやってるときだけ自分が保てて、なんとか。ホントにこの試合が無かったら、俺……(※涙で言葉を詰まらせる)ホントに頭おかしくなるぐらい心やられてて。それなのにコメントで軽々しく『死んでもいい』とか、まだ……『まだ俺そんなレベルだったか』と驚きました。自分の幼稚さに驚きました。また必ずちゃんと成長して、ちゃんと身体も心も鍛えて、もう1回必ず強くなってまた必ず葛西さんとやらせていただきます。ありがとうございました」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る