“現役JC空手戦士”稲葉あずさが3・3後楽園で姉・稲葉ともかとの姉妹対決でプロレスデビュー!「姉をヒザ蹴りで倒してクイーン戦につなげたい!」

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 元WWF(現WWE)のスーパースターで、現在は新日本プロレスでも活躍するTAKAみちのく率いるJUST TAP OUT(JTO)の3月3日、東京・後楽園ホール大会「格」で、現役中学生で空手戦士の稲葉あずさ(15)が実姉で「QUEEN of JTO」の座に君臨する稲葉ともかを相手に衝撃のプロレスデビューを果たす。

 愛知県豊川市出身のあずさは父親が空手指導者で、ともかの影響もあり、4歳で空手を始め、全国大会に出場するなど実績を積んだ。母や姉がプロレスファンだったことから、幼少期からプロレスを見始め、小4のときにはプロレスラーになることを意識。小5のときにともかがプロレス入りして、デビューすると、「プロレスラーになりたい」との夢が明確になった。その夢に向かって、中学生になってからは、より一層、空手の稽古に励んだ。

 中1の秋から、夏休みなどの大型連休を生かして、JTO道場で汗を流すようになる。そして、中3になった昨年夏に正式にJTOに練習生として入門して、本格的にプロレスの練習を始めた。2月13日の東京・新宿FACE大会では、ともかとエキシビションマッチを行い、師匠のTAKAが認めてデビューが決まった。その対戦相手は自身の希望が叶い、ともかに決定。姉妹対決でプロレスデビューを果たす。

 あずさは「空手も姉が強いし、空手の成績も姉が上なので、負けたくないと思って、中学から本気で空手を頑張ってきました。姉が16歳でデビューしてて、負けたくなくて、中学生の15歳のうちにデビューしたかった」と話す。

 対戦相手は姉になるが、「空手で姉を超えたかったけど超えられなかったんで、プロレスで超えてやろうと思ってます。超えたいという気持ちが姉に伝わったら。それで勝ちたい」と意欲。さらに、「姉はJTOクイーンですけど、勝ってクイーン戦につなげられたらと思います。JTOにいるからには、クイーンのベルトはほしいです。獲れるものならすぐにでも」と早くもベルト獲りを意識。

 姉を倒すために、必殺技も習得済みだ。「姉の得意技は蹴りですけど、私は姉にはないヒザ蹴り(稲葉あずさのアネゴエと命名)を最強のものにしたい。試合まで練習で磨いて、デビュー戦では右ヒザで倒してやろうと思っています」と力を込めた。

 一方、妹の挑戦を受けて立つともかは「小さいときから私のマネをするのが大好きだった。空手も私がやってるから、やるみたいな感じで。自分がプロレスラーになると決めたとき、妹も“なりたい”って言い始めるんじゃないかと思っていたので想像通り。空手を習ってたときから、姉妹とか関係なくボコボコにしてきました。今練習でも実の妹だからこそ、ほかの後輩の誰よりも、厳しく指導してボコボコにしてます。デビュー戦はボコボコに潰す気でいます。ただ、妹が勝ちたいという意地を見せてくれるんじゃないかなと期待はしています」と迎撃態勢。

 また、将来的にともかは「姉妹でプロレスラーになるということで、いろんな夢を話しました。対角にも、隣りにも立ちたい。姉妹でプロレスラーになる夢と、妹のデビュー戦の相手をしたいという夢があったので、2つの夢がデビュー戦で同時に叶います。自分自身、女子プロレス界のトップに立ちたいし、姉妹で女子プロレス界のトップに立ちたい。妹が自分の位置まで追いついて来て、よきライバルになったらいい。いつかは姉妹タッグでベルトもほしい。でも、まずは妹がデビューしないと話が進まない」と妹とのタッグ結成も視野に入れていた。

 日本プロレス界ではイヨ・スカイ(WWE)と紫雷美央(引退)、DASH・チサコと仙台幸子(引退)、羽南と吏南と妃南、天満のどか(引退)と愛野ユキなど数例の姉妹プロレスラーが誕生しているが、稲葉姉妹がどこまでやれるか注目されるところだ。

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