大怪我を乗り越え復帰したKENTAが大ブーム中のアレックス・ゼインに嫉妬!「俺がWWEで死ぬほど使った『Respect me』は全然流行んなかった」
3日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が開催され、KENTAが約5ヶ月ぶりの復帰を果たした。
KENTAは1・5東京ドーム大会で棚橋弘至を相手に『IWGP USヘビー級選手権ノーDQマッチ』を行い、竹刀、アタッシュケース、イス、机などの凶器攻撃が飛び交う反則裁定ナシの試合を実施。
試合終盤、KENTAは約5mのギガラダー上から棚橋に突き落とされる形で落下。その先にはアルミバケツが転がっており、そこへ顔面から落下したKENTAは大流血。動けなくなったKENTAは、そのまま棚橋のギガラダーからのハイフライフローを被弾して敗北を喫した。
病院での検査の結果、鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷縫合術、左環指腱性槌指と診断され全治未定と発表。選手生命を脅かしかねない大怪我であったものの、KENTAは驚異的な回復力を見せ、SNSや6月3日の日本武道館大会でBULLET CLUBのセコンドとしてサプライズ登場するなど欠場期間中もエンターテイナーとしてファンを楽しませ続けてきた。
そんなKENTAもついに主治医から復帰のGOサインを受けて前線復帰が決定。言行の全てが“悪者”なのにファンからブーイングではなく歓声しか浴びない大ヒール・KENTAがついに帰ってきた。
この日のメインイベントでは、KENTAの復帰戦として、棚橋弘至&KUSHIDA&アレックス・ゼインvsKENTA&石森太二&外道の6人タッグマッチが実施。
KENTAと棚橋の因縁の再戦に注目が集まるが、場外戦ではKENTAが棚橋を痛めつける場面があったものの終盤まで2人のマッチアップは無し。しかし、ゼインとの元WWE対決となる対面では、KENTAが放ったミドルキックの威力に会場からどよめきが起きるなど、半年のブランクを感じさせないキレを見せつけた。
終盤にKENTAと棚橋対面が実現すると、棚橋はフライングフォアアームや太陽ブローの連打、サンセットフリップと猛攻をかけてスリングブレイドを狙うが、KENTAは強烈な顔面蹴りでカウンターしパワースラム。さらにgo 2 sleepを狙うも棚橋がなんとかツイスト・アンド・シャウトで切り返し両者タッチ。その後はKUSHIDAが外道をハンマーロック・スープレックス・ホールドで仕留めて勝利を飾った。
バックステージに戻ったKENTAは「久しぶりじゃねえか。背伸びた!?伸びるわけねぇだろう!親戚の子かよ」と久々にカメラマンいじりを楽しみ、リングから聞こえてくるKUSHIDAのマイクが長いことに不満を述べる。
そして、ゼインの『イタダキマス!』が大ブームになっていることを受け、「俺がアメリカのWWEっていう所に行っていたときに言ってた『Respect me』っていうやつ、死ぬほど使ったけど、ぜんぜん流行んなかったからね。どうなってんの、これ!?日本人、優し過ぎるだろう」とぼやきながら去っていった。