IWGP女子王座は初代から外敵に流出!1・4東京ドームで中野たむが奪還を宣言!「たむを信じて」
20日、新日本プロレス×STARDOM合同興行『Historic X-over(ヒストリック クロスオーバー)』が開催。メインイベントではIWGP女子初代王者決定トーナメント決勝戦として岩谷麻優vsKAIRIが行われた。
岩谷はスターダム1期生唯一の生き残りとして現在まで団体を牽引しており、その生い立ちから現在にいたるまでの自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』の実写映画化が決定している。
KAIRI(宝城カイリ)はスターダム3期生としてデビューし、岩谷&紫雷イオとのタッグや同期の翔月なつみ(現:澄川菜摘/アクトレスガールズ)との“宝翔天女”で活躍。2017年にWWEに移籍するとカイリ・セインの名で昨年まで活動していたが、今年2月にフリーとしてスターダムに復帰する。現在は高橋奈七永とのタッグ“七海里”を復活させ、OB外敵タッグとしてスターダムを荒らしている。
この二人が新設されるIWGP女子王座をかけて、約5年半ぶりにシングルで対戦することになった。
序盤から岩谷はKAIRIへ腕攻めを行っていくが、KAIRIは容赦なくカットラス(=裏拳)を乱打する。フラフラになりながらも岩谷はツームストンパイルドライバーやドラゴンスープレックスで返し、ドドンパで形勢逆転を狙うがKAIRIは無情にもバイシクルキックからカットラスを叩き込み岩谷は前のめりにダウン。腹を蹴り上げて仰向けにしたKAIRIがインセインエルボーを投下し3カウント。IWGP女子王座は初代から外敵に流出することとなった。
KAIRIは涙を流しながら「麻優さんは引きこもりと言われ、私は落ちこぼれと言われ、前半のキャリアはとても苦しい時代でした。岩谷麻優選手、ずっと尊敬する大好きな先輩です。私のことは嫌いだったの分かるけど、いろんな思いがお互いに交差し合って5年半という月日が流れて、こうしてまた麻優さんと試合ができて嬉しいです。このベルト、今日命が吹き込まれました。次、出来れば1・4東京ドームで試合をさせていただけたらと思います」と宣言すると、中野たむがリングに現れ「KAIRI、1・4で中野たむの情念地獄に溺れさせてあげるよ。私は、この歴史的なベルトが、初代王者が、スターダムの選手でなかったことすごく!悔しく思います。歴史は動き始めました。1・4東京ドームで必ずKAIRIからIWGP女子を奪って、私、中野たむが、皆さんに極上のたむロードをお見せします。たむを信じて」と挑戦表明。
スターダムの威信をかけて、たむがベルト奪還へ乗り出した。